ウッドバッグの引取

昨日はストーブ配達後、午後一でウッドバッグの引取をしてきました。

QUANTUM OF THE SEAS が寄港していました。

非常に大きく優雅な船で、多くの見物客が写真を撮ったりしていたのですが、リタイヤする時期が来たら、こういう船で世界を旅してみたいものだと思いますが、そもそも論として、着ていく服がない、食べられるものが出てこない、暇すぎて死んでしまうという問題がありそうです。

港の倉庫って、俺ルールみたいなのがあって、公道上に並んで順番を待たないといけないとか、書類も向こうのやり方で出さないといけないとか、初めて行くところだと本当によくわからないんですよね。

電話して確認してから行くんですが、なんとか、警備員のおじさんに教えてもらって、無事に引き取ることができました。

写真のサイズで 200 枚入りです。

まだ運賃の請求が来ていませんが、X 線検査になっていたので、検査費用を含めると結構かかったかもしれません。

仮に 20 万、税金などを含めてかかったとすると @1,000 円なので、@3,000 円ということになるかと思います。

今回は 200 枚と枚数が少ないので、そういうことになってしまっていますので、次回は枚数を取りまとめて輸入したいと思います。

いのり薪さんのものが 10,000 枚突破でセールをしているわけですが、そんなに需要があるとは思いませんでした。

日本とオーストリアとでは気候や風土が異なるわけで、おそらくオーストリア式の乾燥方法では薪は腐ると思うのですが、テント方式と強制換気方式で一夏でむらなく乾燥させる方法を模索したいと思います。

2016-03-08 13.39.40ウッドバッグは、今回、愛媛から関東にまで 1,000km ほど輸送してみたわけですが、Packfix などと違って、荷崩れの問題は生じませんでした。

一度も、吊って形を直す、というような作業もしていませんが、一番のポイントは、オーストリア製のウッドバッグには補助ストラップが付いているのですが、これで袋の口を巾着袋のように〆ることができ、その状態で固縛することができるため、バッグが変形しづらく、また、内容物が遠心力などで転がり出る心配がないことです。

吊り用のストラップも袋のコーナー部分に上から下までしっかりと縫製されていて、いのり薪さんのウッドバッグ(名前が同じなのでややこしいですね)に比べて格段に強度があるように感じます。
ストラップ自体も細く、扱いやすいのですが、時間が経った時の強度の変化は気になるところです。
かれこれ半年くらいでは、全く不安はありません。

袋自体の品質ですが、輸送の振動によって、中身と擦れたりして穴が空いたりで痛むか、と思っていたのですが、痛みがないというと嘘になりますが、大した痛みはなく、今の感覚では、経年劣化を考慮しないのであれば、数回どころか 10 回くらいは使えそうな雰囲気です。

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8 thoughts on “ウッドバッグの引取

  1. 新たな手法を参考にするのは良いことだと思いますが
    他を比較対象とした書き方はやめて下さい。

  2. ウッドバックにも興味があり、ずっと記事を追いかけてましたが
    200枚入のパックがこれだけ大きいのは以外でした。

    いろいろと苦労を払って輸入やもろもろの案件を工夫して処理されている
    そのフットワークの良さ、見習いたいものだと思っております・・・

    引き続きブログ、楽しみにしております!!

  3. 薪ストーブや雑貨などを通じて、思ったこと、感じたこと、良し悪しは主観も混ざるでしょうが、ここは、新聞でも雑誌でもなく、個人のブログです。
    良いと思う点は良い、そう思わない点はなぜそう思わないのか、ということを書いています。
    無論、嘘や誤りがあれば、謹んでお詫びし、訂正いたします。
    以前、渡辺さんとは、考え・価値観にズレを感じたことがあります。
    ただ、人には顔が違うように、生き方や考え方には違いがそもそもあって当然のと思っていますので、その溝は埋める必要はなく、こちらからわざわざ説明をさし上げることはしていませんでした。
    上にも書いたとおり、異なる意見があるのは当然ですから、そういう意見のコメントがあっても、犯罪に類するものでないかぎり、個人的なスタイルとして、自分に不都合であっても公開し、削除したりすることはしていません。
    芸能人のブログの炎上などでも、スルーするとか、反対意見をことごとく削除するという対応も一つの大人の対応なのでしょうが、まあ、そんな大層なブログでもありませんし、自分なりにお返事させていただく時間くらいは取れるところでありますから、この際、考えを書いておきたいと思います。
    まず、薪を生産する、というのは、自分自身も規模こそ違いますが、ユーザーとしてスタートし、多少、他人様にお譲りさせていただくものも作るようになり、良い物をより安定して安く作り、そのことを通じて、社会の役に立てれば、と考えています。
    今までと同じことをしていたのでは、同じ結果しか生まれず、その点でも、いのり薪組合さんの幾つもの取り組みは、先進的なものと注目させていただいています。
    後追いになっている部分もあろうかと思いますが、生産コストを下げる一環として、オーストリアからのウッドバッグの輸入、ネット梱包の試験導入なども行っている中、旧来の方法と、自分の試した方法、これを「比較検討」する必要が出てきます。
    薪の生産におけるコストの分析の結果、薪を薪棚に積んだりする作業にかなりの手間隙がかかってると考えています。
    その部分を手当することができれば、多くの薪生産に携わる人が、より付加価値の高い作業に労働力を割り振ることができ、意味のある行為だと考えます。
    逆に、お尋ねしますが、比較されて何か不都合があるのでしょうか?

  4. ウッドバッグは、中身を入れるとそれなりに重量があること、また、吊る必要が無いのなら、より安価な筒状に縫製された薪用のネットがありますので、主に業務での使用となると思います。
    価格的には、比較的高価であるので、自家用の薪の生産のようにそもそも移動しない、というようなケースにおいては、容器として吊ったりして移動できるメリットも評価されにくいものです。
    ウッドバッグの販売業者さんから、比較をするな、というクレームを頂いてしまいましたが、薪製造者として必要なのは、安くて、丈夫で、使いやすいものでしかありませんから、より良いものを探求して、良い薪を作るという結果につなげていきたいと思います。
    にしても、同じようなもので、同じ名前、ってのも困ります。

  5. 比較検討し、内容を考察する所で止めるのであれば良いのですが
    軽く褒め殺した後、自分が取り扱っている商品が
    優位性があるかの様な表現を慎んで頂ければと思います

    純粋に取り扱っている商品の良いところをアピールして下さい。

    解りやすい事例ですが、薪焚亭さんのところはいくらで販売しているが
    自分のところではそれよりいくら安い・・・などの優位性の表現は
    大企業の仁義無き戦いですよ

    私が下記に記載する内容をブログで書いたら、どう思いますか?

    「白いウッドバッグはメッシュの開口率が35%程度で通風性に欠け
    製造国はチャイナです、新品時であっても吊りフックの破断が
    5%ほど発生します。」

    こんなネガティブな表現は、相手に嫌悪感を与えるだけですよね!

  6. 渡辺さん、コメントありがとうございます。

    渡辺さんが褒め殺し、と表現しているのが具体的に何のことかは理解していませんが、良いことを良いと書いたら褒め殺し、悪いことを悪いと書いたら優位性があること表現といえるのならば、なんとでもいえてしまいます。
    そいうふうに感じているわけで、自分の表現力が不足しているからでしょう。

    渡辺さんの仁義無き戦いというご主張ですが、Amazonに照らし合わせれば、同じ品物について、複数のマーチャントを横断的に価格でソートして表示する運営形態となっています。
    それが最終的に消費者にメリットがあることかどうかはわかりませんが、好むと好まざるとにかかわらず、通販とは、そういう世界ではないかと思います。

    その上で、当然ですが、大手の老舗であるありがた屋さんであるとか、ニッチ・リッチ・キャッチさんであるとか、そういうところのセールや価格情報については、チェックし、対策をしています。
    信頼と実績があるお店とうちとが同じ値段ならどちらで買いますか、という話です。
    元々、既存の薪ストーブ店というチャンネルの価格に絶望して、自力でなんとかしてきた、なので価格と品質のバランスについては、努力をしている部分であります。

    ショールーミングという言葉がありますが、薪ストーブの場合、見積もりで煙突の部材を拾わせて図面を書かせておき、実際に通販で買ってDIYする、というようなケースがあるので、見積もりを有料にした、というようなブログ記事を読んだことがあります。

    消費者のマナーの問題もあろうかと思いますから、何でも迎合して売ればいい、というようなことをしているつもりはありません。

    さて、渡辺さんが「白いウッドバッグはメッシュの開口率が35%程度で通風性に欠け製造国はチャイナです、新品時であっても吊りフックの破断が5%ほど発生します。」と書いてくれるのは、正直大歓迎です。というか、それは聞きたいこと、知りたいことでした。渡辺さんがWittmannさんから買っていることは知っていましたので、どうして買い続けないのか、お聞きしたいと思っていたことです。
    どうしてよりコストを掛けて作るのかと。
    似たようなバッグは渡辺さんも御存知の通り山程あります。
    渡辺さんがテストをして、その後、自分が同じことをしている、実に無駄ですね。
    渡辺さんは知り得た結果をネガティブだと思い表現しなかった、その結果、自分が営業上の秘密があるのかもしれないと思い、同じものをまたテストをした、そういうことでしかありません。
    無論、事前に渡辺さんの情報があったら、それでテストをしなかったか、ということそれはわかりません。
    意外と天邪鬼なので、自分で試したい口なのですが、お金も時間も有限ですから、すべてをコストをかけ、試すことはできません。
    また、当たり前ですが、渡辺さんのウッドバッグが進化しているように、より大量に生産しているWittmannさんのものも進化していくでしょうし、進化しなくて他に良い物があり入手できれば、それに乗り換えればいいだけのことです。

    で、渡辺さんのネガティブな表現について、自分の経験を書きますと、まず、製造国に関しては、通関の際に関税(原産国の問題)がありますので、特恵なら原産国証明をお願いしようと思っていたところですが、現時点での情報(梱包に記載されているオリジン)では、チャイナではありません。過去はそうだったのかもしれません。

    フックの破断率は、うちの場合、評価用に8袋を使っており、数回使いましたが、今のところ破断率0%です。フックは一つに4つあり、8袋に1回以上は充填していますので、フックの使用数は32以上です。5%なら、すでに一つは破断していなければなりません。また、フックが破断しても、一つで完全に吊れる強度がありますので、5%程度の破断率なら問題ないと思います。

    開口率と乾燥速度の関係について科学的な知見が十分ではありませんので、強度と開口率のバランスなどもあり、35%がどのようなものであるのか、理解できませんので、幸い、いのり薪さんのバッグもありますので、バッグの色の差も含めて、乾燥速度の差について、調査したいと思います。
    重要なヒントをいただき有り難うございます。

    ちなみに、いのり薪さんのもかれこれ3年になりますが、使っていなかったこともあり、購入させていただいたものは、破断はもちろんですが、袋本体についても、大きな損傷はなく、袋本体の強度、品質については、いのり薪さんのもののほうが優れていると感じており、まあ、褒め殺し問われればそうなりますが、そのように感じましたので、過去記事でも、そのように何度も書いている部分です。

    いずれにせよ、ネガティブとは思いませんし、貴重な情報です。
    自分は嫌悪感は感じないどころか、むしろ知りたいことが知れて、そういうことを教えていただけたことは、ありがたいことだと思います。
    渡辺さんがなぜ買わずに作っているのか、今までビジネス秘密があるのかもしれないと思い聞きたくても聞けなかったことですから。

    お時間をさいて、コメントくださったことに、きちんとお答え出来たかはわかりませんが、とりあえず、以上のように考えています。

  7. 日本を好きでたまらないお二人の真摯なご意見に触れてとても感動しています。
    身を切って先進されている尊敬するお二人の相互のエールが有志の人に響いているでしょうね。
    お二人は、チンパンジー系かオランウータン系でしょう。
    http://www.team-gather.com/introduction.html

    お二人ともに飾りません。誤解されても直球です。事前説明と責任感も並はずれています。
    日本の一次産業とそれ以降の産業を融合させて、本質的な豊かさを問われています読者へ。

    ここ最近の素晴らしい事実として、性格の分類がとても科学的になりました。
    あいまいな星座占いや血液型などの宗教的なものからはっきりと区別される「性格分類学」が示されました。好き嫌いと価値観のスタート地点が様々に違いそれが当たり前だということを!
    わたしが知ったのはほんの一月ほど前です。
    これまでは意見や行動の合わない人に腹を立てて、うーん…。どうしても理解できない…、許せない!そんな思いが晴れてきています、まだ途上ですがとても楽になりました。

    重松さんは「備忘録」としてこのブログを一定の線まで広くオープンにし、渡邉さんは少し控えて、実戦に携わる人には唸るほどの情報を発信し、後からスタートする人たちに多大なプレゼントを無償で送られていることに感嘆しています。(薪を生業にされたい方々には必読です)

    渡邉さんの「いのりシート」は大いなる発明です。惜しげもなく公開されていることが画期的です。
    ウッドバックもそのような意気込みで開発育成されていると理解しています。ピノーサシステムは、これから薪生産をスタートし、本業(つまり、家族を養える)とされたい方には先行投資が極小で大規模な生産量を確保できる方法が確立されたわけです。(ピーンときた人のみ渡邉さんにご相談ください。)
    重松さんの薪製造機とアッグ的な薪割り法は難題を具体的に解決された処方となりました。

    お二人の並はずれた前進力は、「たかが薪」を生業と出来る業種へ進化させています。つまり、本業として食べてゆけるのです。
    「作るだけならだれでもできる、売れなければ生活できない。」
    そうなのですが、コスト意識は当たり前でその先とその先をを見据えた想像力と理想力が頼もしいのです。薪の正当な価格と品質が妥協せずに交わった記念すべきスタート地点です今日は。

    最後に、わたしの薪の恩人である「びわこ薪の北河さん」の手法も見事です。最初から超スリムな薪生産システムを導入されたことは驚異的で学ぶところばかりであることを記させていただきます。

    薪業界は、独立独歩で関連がとても薄いのが現状です。それも、木を使う最終手段が薪、だれでもできる業種なのです。価値のある木材は価値のある素材となるのです。だから法隆寺があるのです。そのような環境で、お二人が示す行動をわたしはとても尊敬しています。
    いつも、密かに拝読しているわたしですが、お二人のブログを拝見し、自身のブログをためらうようになり…、長い間書けていませんね…、頑張らなくては。
    薪文化 片山

  8. 片山さん、いつもお世話になっています。
    片山さん、北河さん、ご両人に現場を見学させて頂き、どこの馬の骨とも分からない自分にいろいろ実務について教えてくださったこと、いつか恩返しができればと思っておりますが、それはやはり良い薪を作る、ということではないかと思っています。
    たかが薪、されど薪、シンプルでプリミティブなエネルギー源である薪は、ご指摘にように、その良さは誰でも作れることにあると思っています。
    その結果、自分で作れるものをわざわざ買う、ということに抵抗がある人がとても多いように思いますし、家庭菜園で野菜を作る行為と同じで、薪を作るということ自体も楽しむ人が多いように思います。
    ですから、薪を生産して生計を立てていくことはとても難しいことと思っています。
    特に、今は原油が安いので、灯油が40円とか50円、という値段になっています。
    灯油1Lが持つエネルギーと同じ熱エネルギーを得るためには、2kgの薪が必要になりますが、同じコストとするためには、お客さんが薪を買う価格は灯油の半額、1kgあたり20円とか25円ということになり、ある程度のボリュームで商行為として生産する場合、非常に困難な単価ではないかと思っています。
    最近地産地消とか、輸送マイレージとか、そういうことも着目されていますが、薪については、特に輸送コストの削減が重要と考えており、自分一人の力でできることは限られているし、それぞれの地域で、個人やグループ、企業さんで、自分たちが地域で使うエネルギーを地域内で生産することが大切ではないかと思います。
    その過程で、いわゆる「車輪の再発明」をしてしまってはロスではなかろうかということで、自分が試したことについてはオープンにするようにしています。
    このブログがアクセスしてくださった方の多少なりとも役に立てばと思っていますが、表現について、より誤解を招かない、正しく伝えられるように努力をしなければならないと思っています。
    至らぬ点、時には無知や誤解から、嘘・誤りなどが含まれる可能性も多分にあるかと思いますので、ネガティブな内容であっても、お気づきの点がありましたら、ご指摘いただければ、訂正することもできますし、他人に閲覧できる形が望ましくないような内容でしたら、メールや問い合わせフォームなどの手段もありますので、今後共、ご指導いただければありがたく思う次第です。

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