下水道の公設桝ってなんだろう

お店土地ですが、田舎なんですが、どういうことか下水道が整備される予定で、負担金を支払うと公設桝なるものを設置してくれる、ということになっているので、年度末に急いで書類を提出したわけです。

今住んでいる丸太小屋は、井戸+合併浄化槽なので、そもそも、上水道だの下水道だのに接続したことがありません。
なので、公設桝なるものが、いったいなんなのか、さっぱりわからないわけです。
で、Google 先生に聞いてみました。

出典 笠間市公式ホームページ

出典 笠間市公式ホームページ

笠間市公式ホームページが出てきたんで、見てみたんですが、なんとなくわかりました。

いろいろみていると、自治体ごとに、いろいろと違いがあって、牛久市の場合は、公設桝とよんでいますが、公共桝と呼んだり、使用する桝のサイズも牛久市は φ150mm ですが、笠間市は φ200mm です。

まあ、そこのところはあまり重要ではなくて、結論からいえば、この桝までが市の下水設備であって、市の管理下にある、でも設置は、牛久市の場合は、民地(お店土地)であって、牛久市の基準では隣地境界線より 700mm 以上離れていて、道路境界より 700mm 以上、1,000mm 以内の場所、となるわけです。

問題があるとすれば、汚水というのは、デフォルトでは圧送するわけではないので、当然、重量で流すわけですが、そのためには勾配を取ることが必要なんですが、現状のお店土地は整地するにせよ道路面よりもやや低いことです。

土地的には、一番遠いところで 20m くらいの距離になると思われるので、そうなると仮に 2% (2/100)の勾配を取るとしても 40cm の高低差が必要になります。

道路境界部分の地先ブロックの天端でで概ね、道路中央部に対して -150mm ですから、550mm 以上、パイプが下がります。

当たり前ですが、パイプは地面からある程度下げて埋設しますので、かぶり厚を最低の 200mm としても、750mm になります。
更にパイプの直径分、底部は下がります。
通常は、φ 75 — 100mmだと思うのですが、だとすると 1m 近く掘り下げた位置に接続できなければなりません。

開発許可の際の指摘事項で、茨城県の場合、50cm 以上の高さの擁壁は構造計算が必要という条例があるとかないとかで、既存の擁壁は不適格である、よって、GL を下げるか、擁壁をないものとして土羽で仕上るか、技術基準に適合した擁壁を築造せよ、ということでした。

新たに築造する場合ですが、2m 以下なので、確認は不要なんですが、間知石の練積みの場合、関東ロームの場合、安定角は 35° であって、根入れは 35cm 以上、かつ、地上部分の 15% 以上、擁壁の厚みは、上部が 40cm、3 分勾配だと角度は 73 度、4 分だと 68 度なので、下部はそれぞれ 45cm 以上、50cm 以上、となるようです。

これはこれで、かなり面倒くさいので、段切りして、50cm の制限を受けないで、既存の擁壁は擁壁で、手直しするのが現実的な解かなと思うようになりました。

いずれにせよ、整地して GL をどこに持ってくるのか、という部分と、交通量の多い土地柄、なるべく道路から離して建てたいという思惑があるので、必要な勾配がえられるか、というのは極めて重要なファクタなので、公設桝の深さなどについて、今一度役所に問い合わせをした上で、一般的なセオリーを設備屋さんからレクチャーして貰う必要がありそうです。

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