薪の価格 in 愛媛 その 2

愛媛の薪事情について調べたわけですが、より詳細に分析してみました。

単に薪 1kg といっても、未乾燥の薪、自然乾燥の薪、人工乾燥の薪では、含水率が全く違うことは、すぐに気づくことです。
このあたりのことは、四国薪販売さんがブログで書かれています。

四国薪販売さんの 1kg 70 円は数字だけ見れば、すごく高いように感じるのですが、はやしの薪屋さんや、アローフィールドさんの 1kg 70 円とは品質が全く別次元ですから、そもそも kg いくら、という部分だけをマップに表示したのでは、不正確だと思うからです。

もちろん、はやしの薪屋さんや、アローフィールドさんの単価は、束売りでの単価ですから、立米単位で買う場合その単価だとは思いませんが、そういうメニューは掲載されていないので、あくまでもサイトで公開されている単価でのみ分析していますので、汲んでいただければと思います。

恣意的ではありますが、標準の薪を次のように定義し、50 点とします。

  • クヌギなど比重が 0.8〜0.9 程度の樹種
  • 自然乾燥により含水率が概ね 25〜30% 前後になる 1 年未満の乾燥期間を経たもの
  • 概ね 30〜50 cm程度のユーザが望むサイズに整形されたもので、形状に大きなばらつきがないもの
  • 虫やカビの発生が軽微なもの

たとえば、広葉樹ミックスなどは、樹種が保証されないので、-10 点とします。
人工乾燥したものや 2 年乾燥品は更に含水率が低いので +10 点とします。
加熱殺虫・殺菌されたものは、+10 点とします。
特に形状が均一なも(ペレット)の、高密度のもの(ウバメガシなど)は +10 点とします。
逆に、ばらつきが大きなもの(コロ薪)などは、程度により -10〜-20 点とします。

graphその結果をプロットしたものが右図になり、X 軸は 1kg あたりの価格、Y 軸が点数となります。
マゼンダで表示してあるのがペレットです。
ダークブルーの表示、ラインがプロットしてあるのは、アースリー山武店の販売する 2 年乾燥薪 1kg 50 円という、自分が標準価格と思っている品質・価格です。

ペレットの安さが際立ちますが、山崎ストーブさんの 2 年乾燥 30 円のインパクトは凄まじい物がありますね。
と同時に、高く感じた四国薪販売さんの 1kg 70 円の人工乾燥薪は、衛生面・含水率がコントロールされている高品質な薪である点を考慮すると全然高くないことがに気づきます。

今回の分析で、愛媛での相場としては、未乾燥薪 1kg 33 円、乾燥薪 40 円、2 年乾燥薪 50 円、くらいが標準的(適正)な価格かなと思いました。

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