乾燥機の物理的な修理は完了

今日は朝イチ階段から落ちました。
といっても、上から下まで転げ落ちたわけじゃないんですが、滑り止めのマットがずれていて、それで滑って 4, 5 段転げ落ちたんですが、丸太のハシゴみたいな階段なので、腕が壁の丸太と桁の丸太の間にはさって引っかかって、宙吊りになってしまいました。
いやはや痛いです。
なもんで、一日、微妙な調子でした。

乾燥機の修理ですが、ポンプの交換自体は終わっていたので、オイルを抜いて清掃して、蓋をして、予備の油圧ユニットに接続してホース類を元に戻し、オイルを補充して、とりあえず完成です。

早速試験をしたんですが、しばらくは調子良く動くんです。
ただ、何らかの条件で、cross feeder がおかしな動きをして、その後、小さい方のポンプを使う油圧系統がダウンしてしまうんです。

最初はまた by-pass valve の不良かと思ったんですが、物理的には故障していませんでした。
電気的にも、LED の点灯具合を見れば、信号が送られればきちんとその通り動作しています。
なので、この線はなし。
他のシリンダをコントロールするソレノイドも LED の点灯具合と、動作を見る限り、正常です。

小さい方のポンプ周りは手付かずなのですが、圧力についても 2,000 PSI まで上がっています。
油圧計の右側についているのが圧力を読み取るセンサなんですが、これがおかしいのかなという気はします。
ただ、何もしてないのに壊れるのか、という疑問はありますが。

動作の原理を考えます。

シリンダなどがフルストロークすると、それ以上圧油が送れなくなります。
それでもポンプは回っていますから、どんどん圧力が高くなっています。
無限に圧力が高くなるわけではなくて、リリーフバルブの設定まで到達するとタンクに油が戻り、それ以上圧が上がらない仕組みです。

乾燥機の場合、まず、コンピュータがシリンダを伸長しようとする場合、ポンプを始動する信号をリレーに流します。
リレーが三相モータへの電力供給を開始し、モータが周り、圧油が供給されます。
この時、バイパスバルブは開いているので、圧油はそのままタンクに戻ります。
次に、ソレノイドに信号を送り、シリンダへ圧油を供給するポートが開き、バイパスバルブが閉じられ、シリンダに圧油が送られて、動作します。

ソレノイドは、closed center のものが並列につながっているようです。
closed center というのは、ソレノイドが中立の時、タンクに油が戻らない構造のものをいいます。
2 つのソレノイド、リリーフバルブ、圧力センサ、これらはすべて並列につなっがいるように見受けられます。

シリンダがどんどん伸びてこれ以上伸びないよ、あるいは、負荷がかかると圧力がどんどん上昇します。
そうして 2,000 PSI に到達するとリリーフバルブが機能し、回路の圧力は 2,000 PSI が上限となります。
例えば、圧力センサの読み取りが不正確で、2,000 PSI を半分の 1,000 PSI と読んでいたとします。
コンピュータは 1,800 PSI まで上昇した場合、シリンダが伸びきったと判断するようにプログラムされていると、延々シリンダを伸ばそうとするはずです。
逆に、1,000 PSI を 2,000 PSI と読む場合、少し負荷がかるとシリンダが伸びきったと判断するはずです。
実際に様子を見てみると両者の動作のどちらも見られるので、センサの不良の可能性が考えられます。
ただ、コンピュータの画面では、センサが読み取っている値を確認する方法がわからないので、アナログのメータの数字と付き合わせることができません。
これはメーカに問い合わせようと思います。

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