配達用にチェーンスリングを買いました

もうすっかり春ですね。
庭に植えてあるスモモの花が咲きました。
こっちはソルダム。
奥には大石早生が植えてあるんですが、ソルダムしか成りません。
今年は大石早生の方は収穫できるんでしょうか。
今から収穫が楽しみです。

今日は特に何かしないという予定がなかったので、昼からのんびり、今度の焼き鳥会の買い出しに出かけました。
ついでにワイヤーブラシが行方不明だったので買って帰って、午後は溶接の練習をしました。
先達はあらまほしきことなりではあるんですが、そういえば、午前中 M さんから電話があったので、色々と話を聞いたんですけど、やっぱりノズルやチップは、スパッタ付着防止剤があった方がいいようでしたので、スパブロックP-564 をポチしておきました。

それともう今シーズンもほぼほぼ終了しかけているわけですが、今更ながら注文したチェンスリングが届いたので使ってみました。
微妙に長いような、でもまあ、こんなものかなと思います。
つくりはそれなりにしっかりとしているように見えます。
耐久性などは、使ってみないことには分かりませんが。

品物自体はヤフオクで 4,800 円、送料がなんと 2,000 円も取られました。
大阪から愛媛で、箱のサイズは 60 未満、重さは 9kg でしたから、容積重量でも 80 サイズだと思うんですけどね。
ゆうパックなら 500 円程度の送料です。(うちの契約の場合)
ヤフオクのルール的には、実費以上は請求できないことになっているので、揉めたら返してはもらえるんでしょうけど、もともと 2,000 円と明記されていたので、騙され感はありますが、総額で考えると安いので仕方ないかなというところですね。
クーポンで 500 円割引がありました。

夕方 Facebook をみていると薪割り機の相談がありました。
そこに書いた内容と重複しますが、春になって、薪づくりを始める人が少なくないと思うし、薪割り機の購入を検討し始める方も出てくると思いますので、こちらでも書いておきます。
詳細は別エントリーでまとめた方がいいのかなと思いますが。
油圧式、エンジンを動力とするものを前提として記載します。

まず、油圧式の場合、15 トンか、サイクルタイム X 秒とか、ホンダ 5.5 馬力エンジン搭載、というような商品説明があるかと思いますが、サイクルタイムはさておき、トン数とか、馬力数とかは初めてだとピンとこないと思うので、簡単に表にまとめてみました。
エンジンは、ホンダエンジンを前提としています。

クラス エンジン 排気量 馬力 ポンプ
エントリー(小型) GC160, GX160 160cc 5 HP 程度 11GPM
中級 GC190, GX200 200cc 前後 6 HP 程度 13GPM
上級 GX270 270cc 8 HP 程度 16GPM

米国製薪割り機の一般的な組み合わせの例です。
大体 1HP(HP = 馬力) あたり 2GPM 程度の流量となります。
GPM というのは Gallons Per Minutes のことで、1 分あたり何ガロンの圧油を生み出せるか、という数字なります。
薪割り機のポンプはツーステージポンプでないといけない という考えを持っているため、ツーステージポンプを前提とした数字になります。

いきなりツーステージといわれても、訳がわからないよ、ってごもっともです。

この辺りでも触れているのですが、端的にいうと、薪割りの状況に合わせて、供給する圧油の圧力と流量を変化させて、作業を効率化できるポンプ、ということです。

薪割り機による薪割りを想像してもらいたいのですが、圧油で油圧シリンダーを伸ばし、その力で薪割りをしますね。
刃物(ウエッジ)が動くタイプ、押し棒(ラム)が動くタイプ、いろいろあるんですが、原理としては、油圧シリンダを伸縮させて薪割りをすることになります。
たとえば、ラムが動く場合、割ろうとする薪に当たるまでは、ラムを動かせるだけの力があればいいことになりますよね?
空気を押しているだけですから。
つまりほとんど力は要りません。

圧油というものは、電気と同じで、圧力と流量の積が仕事量になります。
つまり、その力の源のエンジンが同じであれば、圧力を高くすると流量が減り、流量を増やすと圧力が減るのです。
これが原理原則です。

強い力の薪割り機というのは、エンジンを大きくする必要など微塵もなくて、10t ではなくて 100t の馬鹿げた薪割り機をエントリークラス用の GC160 で作ることだってできるのですが、100t の薪割り機は 10t のものに比べて単純に考えると 10 倍の作業に時間がかかってしまう、ということになります。
それで、上の表のような、一定の組み合わせが生まれました。

その上で、力が必要のない時は圧力を下げて流量を増やせる、薪割りというアプリケーションに特化したツーステージポンプというものが生まれました。
負荷が軽いときには、4 倍早く動き、薪を割る瞬間は速度が 1/4 になる代わりに 4 倍の力を出すことができる、そういうポンプです。

仕掛けってのは極めて単純で、2 つの性能のポンプが一つに組み合わされただけのものです。
低圧用のギアポンプと高圧用のギアポンプがあり、普段は両方のポンプが作動しています。
負荷がかかると、高圧用のポンプのみが作動する、種を明かすシンプルです。

これが油圧ポンプです。
黒い部分から伸びている軸はエンジンに直結されて、アルミの部分に組み込まれているギアでポンプを組む仕組みです。
アルミ部分が二階建てになっているでしょう?
そして、片方(黒い部分に近い方、こちらを 1 階とします)にはホースをつなぐ用のニップルがあると思いますが、そこから油を吸います。
ですが、その反対側の口はボルトで塞がれています。
代わりに 2 回部分に蓋のされてない口が空いていると思いますが、そこから 1, 2 階の油がまとめて出てくる仕組みです。

2 連ポンプってのもあるんですが、それは、二つ組み合わされているものの、吸入口も吐出口も、それぞれにあります。

まあ、理屈はわからなくてもいいんですが、とにかく、ツーステージポンプが搭載されていないなら、非常に作業効率の薪割り機になり、時間も燃料もものすごく無駄にする、ということです。
油圧式の薪割り機で絶対に押さえておかなければならいポイントです。

ユンボやフォークリフト、トラクタ等の油圧機械があり、そこから圧油を取り出して薪割りをすることもできます。
この場合、作動油等の管理が不要になるメリットがありますが、求められているポンプの特性が全く異なる ため、非常にエネルギーに無駄が生じています。
たくさん薪を作る場合、ランニングコストで問題が生じるケースがあり、注意が必要です。

次に油圧シリンダについてです。

この辺りにゴソゴソ書いていますが、まあ、圧油で伸び縮みする棒状の装置、です。
シリンダには、大きく分けると単動と複動があります。
まあ、読んで字の通りで、単動は一つの動き、複動は二つの動きができるもののことですが、単動は基本的に伸びることしかできない(あるいは縮むことしかできない)ものとなります。
伸びるばっかりで、縮められないと使い物にならないだろうと思われるかもしれませんが、伸び縮みはできるんですが、圧油でということです。

たとえば、ダルマジャッキは典型的な単動でして、圧油で伸びることはできます。
でも、縮むことはできませんので、持ち上げている荷物の重さ、要するに重量ですが、外部からの力により縮む動作を行うわけです。
ダルマジャッキと同じ構造の手動の薪割り機の場合、横向きにシリンダが設置されているので、重力で縮めることができないため、バネの力を利用します。

構造的にはこうなっています。

そうそう、手動薪割り機の動画にレバーが二つありますよね。
最初、手前側のレバーをコキコキしていて、薪が刃物に当たったら、奥側のレバーをコキコキしているのが見て取れると思います。
これがツーステージポンプの仕組みでして、手前は低圧で流量が多いポンプで速く動けますが、割るときには力が足りないので、奥の高圧で流量が少ないポンプを使うわけです。
もし、ツーステージでないなら、奥のゆっくりとしか動かないレバーだけを使う必要があるということです。

続いてエンジン式の薪割り機で通常用いられている複動シリンダについてです。
構造ですが、上図のように、シリンダの両側に作動油の出入口があり、コントロールバルブによって圧油の流れる方向を変えて伸縮させることができます。

シリンダを伸ばす時(あるいは縮める時)は、コントロールバルブにより、右(縮めるときは左)の部屋に油を送ります。
シリンダチューブの内径・ピストンの直径のことをボアといいます。
また、伸縮できる量のことをストロークといいます。

注目して欲しいのですが、右の部屋は、送り込まれた油の圧力を受ける面積は、シリンダチューブの内側の面積=ピストンの面積となります。この面積が大きくなると、より大きな力を受けることになりますので、力の強いシリンダ、ということになります。

つまり。。。

面積 x 圧力 = 力(トン数)

という計算が成り立つわけです。
これこそが、油圧機械の根幹をなす理屈=パスカルの原理なので、まずは、シリンダが太い=力が強い、ということを覚えておいてください。
と同時に、トン数というのは、エンジンの出力とは全く無関係 だということです。
パルカルの原理、これこそが先に書いた 5HP のエンジンでも 100 トンの薪割り機が作れる原理になります。

あと、シリンダにはロッド、伸び縮みする棒がついています。
伸びるときに対して、縮む時は、この棒の断面積分、力が弱くなります。
力が弱くなる=早く動く、ということでもあります。

以下に一般的なシリンダとポンプを組み合わせた場合、どれくらいの力が出て、どれくらいの速さで動くのかまとめておきます。
運転圧力は 3,000 PSI とします。PSI = Pounds Per square Inch、1 平方インチあたり、何ポンドかという米国式の圧力単位です。日本で言うと 20.7Mpa です。
エントリーモデルで一般的な 11GPM のポンプを使った場合のサイクルタイムも記載しておきます。
また「”」はインチを表す記号です。1″ = 1 インチ = 2.54cm です。

シリンダ仕様 押す力 引く力 24″ ストローク時(伸 + 縮 = サイクル)
ボア 4″, シャフト径 2″ 37699 lbs.
(18.9 US ton)
28274 lbs.
(14.1 US ton)
7.1 + 5.3 = 12.4
ボア 3.5″, シャフト径 2″ 28863 lbs.
(14.4 US ton)
19439 lbs.
(9.7 US ton)
5.5 + 3.7 = 9.2

※ 1 US ton(short ton(s), 米トン) = 2,000 lbs. = 0.89 ton(long ton(s), 英トン)= 893kgf

もし、エンジンを一回り大きくしてポンプが 13GPM になったら、力はシリンダで決まるので、変化はありませんが、サイクルはポンプで決まり、13GPM / 11GPM = 1.18 なので、18% 早く動作することになります。
つまり、4″ のサイクル 12.4 秒は、10.5 秒に短縮される、ということです。
現実には油圧回路のホースのサイズ等の制約を受けるので、単純計算のようにはなりません。

次にコントロトールバルブについてです。

コントロールバルブはシリンダを伸ばしたり縮めたりするために圧油を制御する弁ですが、薪割り機の場合には、一般的に、リリーフバルブといって圧力が上昇しすぎないように調整する安全弁と、デテントと呼ばれるシリンダの半自動収縮機能が組み合わさったものが使われます。

ごくごく稀に、このうちデテント機能がないものが売られていることがあり、使用感が大きく劣化しますので、注意が必要です。
さらにごくごく稀に、伸長操作のみで、手を離すとシリンダを保持できず、バネで勝手に戻るタイプも、昔売られているのを見たことがあるので、本当に注が必要です。

デテントとか、オートリターンと日本語では表示されていると思いますが、英語だと denet, auto-return function とか記述されています。denet は、ディーテントというような発音になると思うんですが。。。
理屈は極めてシンプルで、戻り側でレバーが引っかかったままになっていて、圧力が一定を超えると中立に復帰するだけなんです。

世の中には面白いことを考える人もいますね。
このアイデアはとても優秀です。
まあ、これと同じように、自動で中立に復帰するのです。

同じことを実現するために、シリンダ自体の収縮をスペーサー等で制限するアイテム(アイデア)があるのですが、薪割り機のシリンダは引く力はほとんど必要ないので、引く側の構造について強度がほとんどないケース があります。
そういう想定外の力を加えると、シリンダが破損します。
ちょっと話がずれましたが。。。

なもんで、普通のバルブに対して、ほとんど変更を加えることなく実現できる機能なのですが、それでもタダではない。
だから、ユーザビリティを考慮せず、価格のみを優先すなら、これも真っ先に削られるパーツです。

薪割り機販売業者の中には、安さだけを優先したゴミ同然のもの を扱うケースが散見されます。
Facebook にも書きましたが、Amazon で 10 万円で販売したケースでは、一般的に 30% 程度の Amazon のピンハネ
経費がかかりますから、7 万円が手取りとなります。
そして 10% はお国に消費税としてカツアゲされますね。
6 万円しか残りません。
さて、いくらでチャイニーズから仕入れたら、成り立ちますか?
4 万円くらいが限界の仕入れ価格、つまり、$300 くらいでしょう。
残りの 2 万円で日本に輸入し、倉庫等で保管したりのコストも別途かかります。

壊れました、修理してください、あなたが売り手ならどこまで対応できますか?
時給 1,000 円のアルバイトの電話番を雇って成り立ちますか?
アルバイトにこのテキストに書いてあるような技術的な説明ができるまで教育をしますか?
その説明がができるように教育したとして、お客さんは理解してくれるでしょうか?
土台無理なんです。

Facebook のケースでは、7HP のエンジンを搭載したものが 10 万円だったんですが、7HP は表で言えば、中級クラスの GC190, GX200 クラスになるんですね。
GX200 って、いくらで売られているのか、ネットで検索してみてください。
エンジン単体よりも薪割り機まるごとの方が安い という異常な状態です。
まともに使えるものが届くわけがありません。

仕様を検討したところ、件ものもは 3.5 インチボアのシリンダで能力は 10t の表示、サイクルは驚きの 30 秒でした。
そう、ツーステージポンプじゃないんです。
写真だけじゃあ、そんな亀のように遅い、とても残念な薪割り機だと気づけないし、気の毒なことですが、真っ当な薪割り機をみたことがない人は、30 秒もかかる異常性に気づくことはありません。
江戸時代、自動車や新幹線、飛行機を知らない人に、自転車を見せたら感動するのと同じです。
まあ、我々もどこでもドアを使ったことがないので、のび太からしたら、なんで車なんか乗ってるの、っことになるのでしょうが。

13 GPM ツーステージポンプを搭載していたら、サイクルタイムは 7.8 秒と、4 倍早くなるわけです。
同じ時間に割れる薪の量も倍くらいになる、というよりも、半分の時間で同じ仕事ができると思います。

薪割り機は安いものではないので、最低限の動作原理などは理解した上で、ライフスタイルに合わせてチョイスしていただきたいなと思います。

最後に宣伝になりますが、うちでも薪割り機を扱っております。
うちで販売中のモデル以外を含めて、(個人情報が含まれない形で)記事にして回答いたしますので、コメント等でご質問をいただければと思います。

ホースが爆発

朝イチ M さんから電話がかかってきました。
大抵いい電話じゃないのですが。
案の定、乾燥機の故障の連絡です。
油がダダ漏れで自動停止しているということです。
材料を積んで修理に出かけました。

修理中。

原因はすぐに特定できて、ホースに穴が空いているだけでした。
設計の時点でホースは全て NPT にしてもらっているので、薪割り機等の修理のために持っているホースの在庫で対応できます。
とはいえ、こんな短いのはないので、一番短いものに交換しました。

再起動しましたが、がっつり冷えています。
しばらく安定するまで様子を見るため、一旦ご飯を食べに行って時間を潰すことにしました。

駐車場がクソ狭いのです。
5 号が当たってるというのですが、当たってません!

それで、ラーショの帰りにディックにフィルタレンチを買いに寄りましたが、欲しいものが売ってなかったのです。
結局、アストロに買いに行ったんですが、ディックはゴムベルトのものとワッカのタイプしかなかったんです。
ゴムは朽ちるし、ワッカだとフィルタの下等から潜らせないといけないと思うので、狭いと作業がしづらいし、小さくならないので工具箱にしまうときに嵩張るから嫌 by 5 号、だそうです。
車検シールを張り替えないといけないので、スクレーパーも買いたかったんですけど、これも見当たらず。

アストロに行くと余計な物を買ってしまうのが悩ましいところです。
今回買ってしまったブツがこちら。
メッシュパレットは固すぎて刻印できませんでした。。。
ハンマーで叩くタイプの方が確実で安かったですね。

それはそうと、日課の Youtube 散策で、ハイガー産業の TIG 溶接機を見てしまいました。

5 万円ほどなんですけど。
使用率も 60% です。
でも、本当にアルミ溶接ができるんでしょうか、気になります。

あと、溶接面ですが、アイボーグ 180° の動画を見てしまいました。
いやはや、すごい値段です。

でもまあ、趣味の素人なので、先ずは確かなメーカーのエントリーモデルで腕を上げてから考えようと思います。

Hay Gripper の嫁ぎ先が決まりました

今日は神社の祭日でした。
平日ですが、月初めでもあるし、暖かく天候にも恵まれ、ボチボチお参りがありました。

お宮が終わって、Hay Gripper の嫁ぎ先が決まったので、仕舞ってあったコンテナから回収してきて、テストしました。
テストといっても、シリンダが一本あるだけなんで、壊れるようなところはないんですが。

元々の梱包は結構コンパクトだったようです。
組み立てたので、かなり大きくなっているので、またバラして荷造りしないといけません。
とはいえ、ピンは簡単に外れるような構造に見えましたが。

かれこれ 2 年ほど、コンテナの肥やしになっていたようです。

テストでチップならうまくいくか、と思って試したんですが、背の低い方は挟むと力が逃げて無理でした。
やはり、サイレージの規格寸法というのがあるのでしょう、サイズが大き過ぎても、小さ過ぎてもダメなようです。
あと、手前側に突起物がり、そこも手当てしないとフレコンだと引っかかって痛む可能性が高いですね。
これが使えれば、いちいち玉掛けしなくてもいいので、かなり移動が楽になるんですけど。

あと、またまた壊したグラップルですが、これも修理のために回収しました。
オイルも漏れているような気もするので、オーバーホールも必要かなと思います。
ベースマシンも自主検査時期だから、整備しないとなんだけど、エアコンも壊れているので修理しないとだし。。。
里子に出して入ってくるお金で足りるか、ちょっと微妙なところかなと思います。

乾燥機は順調のようです。
この調子だと、水曜日くらいには仕上がりそうな感じです。
ようやく納品できそうです。

破損したと思われるリレーについて調べてみる

乾燥機の様子が気になるので確認に行きました。
とりあえず、昨日からは安定して動作しているようです。

それで問題のリレーと思われるものについて確認しました。
Automation Direct750R-3C-24A という型番で4 つ同じものがあるようです。

Technical Attributes
Brand AutomationDirect
Item Relay
Relay Type Octal control
Mounting Socket
Relay Housing Type Encapsulated push-to-test
Coil Voltage 24 VAC
Relay Configuration 3PDT
Output Type (3) N.O., (3) N.C.
Contact Rating 10A
Connector Type 11-pin
Indicator LED
Additional Information Purchase 750-3C-SKT mounting socket separately

はてさて、よく見るとこれ、24VAC と書いてあります。
たしかに 24V の電源はあるんですけど、DC(直流)じゃなかったかな?
一つ $11 のもののようです。

3DPT というのがよくわからないので、調べてみました。

略語 意味
SPST Singe Pole Single Throw 単極単投(1 極 1 投)
SPDT Singe Pole Single Throw 単極双投(1 極 2 投)
DPDT Double Pole Double Throw 双極双投(2 極 2 投)
3PDT 3 Pole Double Throw 3 極双投(3 極 2 投)

よくわかりました。
このスイッチ(群)を電気信号で切り替えるもの、ということですね。

この前、スイッチの向きって作法があるんじゃないの、書いた件ですが、やはり作法がありました。
強電の場合、電位の高い方(電流が流れてくる方)をオープンにする、そうです。
なるほどって、交流はどっちから流れるの?

それで、入手性が良さそうな国内メーカ品を調べてみたんですが。。。
細かなことは無視して、多分この手のものだと思うのです。
ただ、端子台の方が合うかまでは知りませんが。

他にも富士電機のものなんかもみたんですが、750R-3C-24A にはテスト用の押しボタンスイッチや状態の LED があるし、値段も安いです。
国内メーカのものでも納期的にもかなりかかるようなので、750R-3C-24A の予備を持っておく方が手間がかからなくていいかもしれません。
壊れやすい気がしないでもないんですが。

それで、安定しているようなので、少し買い物に出掛けて夕方戻ってくると温度が下がっていました。
スクリューコンベアの長時間停止エラーが出ていて、原因ですが、チップの残量検出をするシーソー的スイッチに、チップの量を制限するためにぶら下げて置いたおもりがずれて、チップがない状態でもチップがあると誤検出していたためです。
番線でシャックルをぶら下げるというやっつけ仕事だったので、これは取り除きました。
チップの火室への供給量の調整が現状できない構造なので、運転を休止しているタイミングで、改造をしたいと思います。
チップもそれほど高いものではないものの、無視できるほど安いわけでもないので。

とりあえず、しばらくは様子を見たいと思います。

今度こそ直ったか?

今日は午前中、薪ストーブの見学に高知からお客さんが見えられました。

かぐつちTrueNorth TN20 とがうちにはあるので、どちらも体験していただきました。
いろいろ話を伺う範囲では、TrueNorth TN20 の方が適しているように個人的には感じました。
ただまあ、他にもストーブは様々あるので、他の機種についても体験していただきたいと思いますから、そのようにお願いしました。
百聞は一見にしかず、とうやつですね。

午後からは、もはや日課になっている乾燥機の修理活動です。

Frequency drive, インバーターですが、各パラメータの値のリストが届いたので、現状の設定値との比較確認です。

スイッチが ACI でないといけない、ということなんですが AVI になっています。
これは切り替えましたが、これまで 3 年間、ずっと AVI だったと思うんですけどね。
まあ、よくわかりませんが。

それで、パラメータ的には特にクリティカルに違う、ということはなさそうに感じたのですが、一応リストを作ったのでメーカに送っておきます。
ただ、個人的な見立てでは、インバーターの問題ではない、と思っています。

Cross feeder のトラブルは安定して全く動かない、というわかりやすいものだったんですが、screw conveyor に関しては、たちが悪いことに、普通に動くように見えて、しばらくすると動かなくなることがあり、動かなくなると、それが原因で他に問題が生じしてまう、ということです。

異物を噛み込んだのかと思って掃除したり分解したときに、チップの量を検出するセンサを M さんが外してしまったので、チップの供給量が無茶苦茶になりました。
大量に供給され過ぎているので、テストをするにも適切な位置に調整しないといけないんですが、これがかなりシビアです。
なんせ、センサーの感度が悪いし、位置を上げるのは簡単なんですが、下げると検出したままになって、そうするとエラーになるので、チップがないタイミングで下げなければなりません。
それよりも昼間でも暗くて見えないし、埃っぽいし、小一時間かかりました。

あと、最近やたらチップの使用量が増えているのですが、火室への供給量の調整もかなりおかしいようです。
今までの 2 倍くらい使っているので、原因を調べているのですが、シーソーというか天秤でチップの量を計っています。
それの固定ネジが緩んでいました。
ただまあ、それはクリティカルな要素ではないと思います。
とりあえず、シャックルをおもりの代わりにぶら下げて、供給量を制限してみました。
燃焼温度が 600°C 程度で安定しているので、耐火被覆も傷みにくいのではないかと思います。
あとは、燃焼速度とのバランスで、どのような灰が出るのか、黒いなら燃焼時間が足りないので、ストーカーの摺動間隔が早すぎる、ということになりますし、その辺、しばらく運転しながら様子を見る必要がありそうです。

それで、今日の対策ですが、ドライバーで指し示している赤い突起、これを押すとインバータが起動しました。
なので、これがインバータを起動するリレーと思われます。
二つあるのですが、左右を入れ替えたら、スムーズに動くようになった気がします。
おそらく左が正転用で、右が逆転用なのだろうと思います。
壊れていた場合、逆転できなくなるわけですが、元から逆転できない気がするので、たちまちは問題ないと思います。

それと、今回のトラブルで、GS2 というインバータのパラメータのうち、P3.00 がこういうリレーからの起動・停止信号を受け取って運転するかどうか、という設定であるとわかりました。
00 の場合が手動で、01 にすると信号による運転となるわけです。

FGF, Flue Gas Fan 排煙ファンですね、これの制御ができなくなって、過去に設定を変えた記憶があります、確認したら 00 になっていて、だから手動でスタートしないといけなくなっていたわけです。
試しに 01 にしてみたんです。
そうしたところ、自動で起動したんですが、途中で screw conveyor と同じく、カチカチと音がするだけでファンが運転できない症状が出ました。
なので、これもリレーがおかしいのかなと思いました。

それ以前に、そもそもリレーが原因と断定できるほど張り付いて運転状況を中止したわけではないのです。
小一時間、様子を見たんですが、その範囲では問題なく運転できていただけです。
もし、不具合が生じたとして、燃料が供給されなくなるので、火力が落ちて停止します。

明日の朝、そういう状態になるのか、それともそれなりに動いてくれているのか、園の事情でネット接続できないので、その辺も不便で仕方ないのですが、まあ、行って確認するしかありません。
行って帰ってで 2 時間無駄になるし、燃料代もバカにならないので、ケーブルテレビの WiFi サービス を利用して、リモート監視できるようにしようと思いますが、ちょっとエリア図で見ると微妙なんですよね。。。
まあ、それでも、一度行って帰る程度のコストで一月借りられるので、試すだけ試してみようと思います。

一瞬直ったのにすぐに不調に

今日は小学校の遠足がありました。
5 年生が 100 名ほど、登山の途中に神社に立ち寄ってくれました。
月並みですが、神社の歴史的な話をしておきました。

それはそうと、この間買った IKEA の断熱ブラインド です。
やるだろうなと思ってはいたんですが、早速ですね。
裏側に入り込んでいます。
ギリギリの位置まで閉めると、持ち上げて入ったので、少し余分に下げておいたんですが。。。
敗北。
壊れるのも時間の問題でしょう。
手間をかけてピッタリのサイズに切って枠内に収めようかと思ったんですが、手間が無駄になりそうな気がします。

そして、今日も乾燥機の修理です。
ミッションは、screw conveyor を制御する frequency drive(インバータ)のプログラムを変更せよ、です。
P3.00 を 00, P4.00 を 00 に変更して、動作を確認してほしい、ということなのでやってみました。

そうしたところ、手動で問題なく運転・停止ができました。
少なくとも手動では操作できるのでインバータの問題ではなさそうです。
自動で止まるのかと思っていたので、チップを送り過ぎて、早速詰まってしまいました。

自動停止しないので、元の P3.00 を 01, P4.00 は元から 00 なので、その状態に戻して、再起動してみたら、なんと普通に動き始めたんですよ。
直ったと思って、運転を再開したんですが、運転を続けると日曜日にもチップが足りなくなるので、取りに帰ることにしました。

トレーラは車検に落ちていて、まだ修理できていないので、4t に積み込みました。
で、積み込むときにグラップルを外したんですが、失敗したようです。
積み込み終わって、またグラップルを取り付けたんですが、うんともすんとも言いません。
コネクタの付け根が曲がって、端子同士が接触しないので、信号が送れていないようです。

早速代理店さんに写真を送って部品の見積もりをお願いしたですが、すぐに返事をいただいたものの。。。
なんと、曲がっている鉄板 1 枚と、裏のクリップだけ変えれば済むものと思っていたら、アッセンになるようで、そうするとこのケーブルは税抜きで 74,500 円するんですね。
前々から思っているんですが、明らかに設計がよくないので、改造修理を試みたいと思います。
ケーブルを交換すれば治るのはわかっているのですから、失敗しても、手間以外の被害は増えません。

そして、チップを園に運んだら、何か様子がおかしくて、機能しなくなっていました。
復旧を試みたんですが、ダメそうだったので、今日はグラップルを壊しただけの 1 日になってしまいました。

とりあえず、インバータの現状の設定内容を全て書き出して、本日終了です。

明日は、高知からロケットストーブの見学のお客さんがあります。
ロケットストーブですが、宇野さんのかぐつち 2 号を作業スペースに設置している んです。

一応、かぐつち塾の塾生ということになってはいるんですが、今までのところ、1 台も注文をいただいていないので製作をしていません。もともとは、薪の乾燥のためにロケットストーブを使えないか、というところから始まっているんですが。

ロケットストーブは燃え方が普通(?)の薪ストーブとは大きく異なるため、その辺のことを含めて、丸太小屋で使っている TrueNorth TN20 と比較体験していただきたいなと思っています。