久しぶりに何もしない一日でした

昨日は久しぶりに何もしない一日でした。

休みにするぞ、と思っていても、結局、午前中で休みを切り上げて、午後から普通に仕事をするっていうパターンが多いんですが、天気もいいのに、仕事らしい仕事をせずに過ごしました。

でも、さすがに雑貨の仕事だけはそうはいかないので、出荷作業、といっても、出荷指示をだすだけなんですが、そういう細々としたことはどうしてもしなければなりません。

新しい薪具との出会いがないか、Amazon や eBay を巡回なんかも、もう日課になっているので、ブログの巡回と同じで、意識せずにしてしまっているんですが、これは、仕事なのか、趣味なのか、かなり微妙なところです。

神社の祭日は、本当に疲れるんです。
特に重労働というわけではないんですが、とにかく帰ったらお風呂に入る元気も出ないくらいに疲れます。
だから、本当に久しぶり休めてよかったです。

ぼーっとしながら、エコエコ棟梁と関心がダブった雨曝し乾燥、水中乾燥の話が出たんですが、ここは一つ神職らしい経験を書いておきたいと思います。

少し前になりますが、神宮様の式年遷宮があり、少なくない方がお参りされたことと思います。

山田工作場というのですが、外宮様の直ぐ側に、ご遷宮で使用する木材などを加工する施設があるんです。

神職としての資格を頂く過程で、神宮研修といい、伊勢の神宮様での研修を受けさせていただきます。
祭祀などの研修が主なのですが、それだけに留まらず、神宮様を支える様々な施設の見学等があり、水中乾燥などの古来からの匠の技についても、山田工作所で教えて頂いていた、というわけです。

また、式年遷宮では、伐採などの各種行事も、古式に則り行われています。

お木曳き行事にも参加しましたが、当家先代が帰幽する数日前でしたから、もう 9 年も前になりますか。
雨の中、総代さんたちと、伊勢の市中を一日神領民として、奉仕した日が思い返されます。

今も、丁寧に、幾多のお祭りを重ね、古来の技法を伝えつつ、20 年に一度、遷宮が続けられています。

さて、現在は、ご用材に木曽ひのきを利用していることは、皆が知っていることとですが、神宮さまでは、神路山・高倉山を御杣山として大正時代より、整備しています。
ヒノキの生育には最低でも 200 年かかりますから、あとまだ 100 年ですね。
なんとも、遠大な計画ではありませんか。

神宮研修では、この、神路山・高倉山の整備の実習もあり、現地で、枝打ち等の作業を習います。
また、今回の式年遷宮より、この神路山・高倉山から切り出した間伐材がご造営に利用されたと聞き及んでいます。

林業というのは、生きている間に日々の作業の成果を見ることが非常に難しい仕事です。
そういう仕事をにつく人々が、100 年先、200 年先を見据えて、安心して仕事ができるには、我々は今何をしていけばよいのでしょうか?
そのベストアンサーが薪づくりかどうかはわかりませんが、自分には製材業を営める知識も資金もないので、とりあえず、薪屋を頑張りたいと思います。

なんかとりとめのない文ですが、水中乾燥で、神宮さまでの日々を思い出した重松でした。

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