トマトハウス式カバーを掛けて暫く経つのですが、ようやく温度センサを取り付けました。
内部ですが、写真のようにびっしりと水滴がついています。
カビないのかしら、と思って様子を見ているのですが、見える範囲はカビている様子は今のところ確認できません。
カバーをかけるのが早すぎたのか、それともテント式のように骨組みが「Π字」型のほうが湿気の抜けがよいのか、はたまた袋を角底で作ったのがよくなかったのか。
いずれにせよ、まずはセンサーで内部の温度変化を調査したいと思います。
それとは別に、平底のカバーも作って、そちらでの比較試験もしてみたいと思います。
整理すると、
- 角底+トマトハウス式
- 平底+トマトハウス式
- 平底+テント式
という組み合わせです。
それと、これは自分で確認したわけではないのですが、袋の色として「黒」にすることでより温度が上がるのではないか、という考えがあったのですが、実はそうではないようで、その理由として、袋自体が温まり、半分(以上)は袋の外に熱が逃げるから、だろうと推測しています。
括弧で以上と書いたのは、熱というのは、温度差が大きいほど逃げるわけですから、袋内部は半密閉されているため外気よりも温度が高くなるわけで、その分、熱を奪いにくくなる、これは内部の温度が高くなればなるほど顕著になるので、そういうことかなと思ったわけです。
このことからすれば、FUJISOL の真空管式の太陽熱温水器と同じ理屈ですが、暖めたいものに日光を当てる、つまり、薪に日光が当たる、そして、そこで得た熱を逃がさない、というのがキモなのかしらと思うわけです。
タイベック袋も試してみたいと思いますが、タイベック自体は光を通しませんから、北にくる 1/4 — 1/3 程度をタイベックで作るのがいいのかな、と思うわけです。
これについても早期に試作したいと思います。
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カバーを掛けたら一ヶ月くらいは朝の結露がすごいですよ。
ウッドバッグに入れて最初の一年はトップだけ雨よけをしていて
その後カバーに掛け替えた物でも、一ヶ月ほどは朝の結露はかなり有りました。
今シーズン手に入れた椚をウッドバッグに入れて1~2週間は雨ざらし
その後カバーを掛けて一ヶ月半位経った物が2つありますが、朝は未だに結露しています。
ウッドバッグの比較用に白と黒を並べて、2週間前に黒、先週白に割り木を入れて
今は野ざらしにして居ます、この2つはGW頃にカバーを掛けてみようと思っています。
少し気温も上がり、天気の良い日はカバーの上がよく膨らんでいますよ。
昨晩家の前で薪割をしていた時、けっこう風があったのですが
風向きが良くてカバーTOPの開口から風が上手く入るのか、カバーの上が膨らんでいました。
TOPの開口は通風と言う点では有効かなと思います。
カバーの色が黒だとカバーの内側に入る侵入熱が遮られるので
今の処はカバーは透明がベターでしょう。
外からは透過率が高く、内側からは鏡のように反射する物があれば理想ですが・・・
yasさん、機能はカバーがふくらんだ時に、風に煽られたようで、プローブが外れていました。今カバーをかけているのは2つだけなんですけど、他のもおいおいかけていこうと思います。今までとは異なるやり方なので、タイミングなどをどう見極めるのか、試行錯誤ですが、そういう中、情報はありがたく思います。
ヤードはそこそこ広いので、整地すれば、ある程度日当たりを考慮して並べることもできそうな雰囲気です。
ただ、ちゃんと経営が成り立つ量を作ろうと思うと狭すぎる感じですので、詰めて置く必要が出てきそうです。
強制乾燥を併用して、秋までにしっかりとしたものができればと思います。
通気性のいい高級なトン袋に薪を入れ、製作手間をかけたカバーを掛け空気を遮断する。どういう理屈なのでしょうか?全く理解出来ないのですが。。。
D さん、こんにちは。
そうなんです。
自分も、安いトン袋でいいのではないかと思うのですが、その場合どうなるのか、というのは試していません。
ただ、現実問題、通気性がないトン袋でも、品質の良い耐候土のうの価格は 2,000 円くらいしています。
それに、あれは、1.0m3 なので、ウッドバッグ(白も黒も)は 1.5m3 なので、容積と価格で考えれば、3,000 円までなら、同じことかと思ったりして、今回導入してみたわけです。
ただ、ウッドバッグはとにかく高コストなので、吊る必要の有無、また、それによりどの程度生産性が向上し、コストメリットがあるのか、このことに尽きると思います。
まだ、結果は自分の中でも出ていません。
何故、袋に入れ密封するのでしょうか?
世の中には、洗濯物・土・グランド・干物など乾燥させるものや早く乾燥させたい物は沢山ありますが、ビニールに密封して太陽に当てて温度上げて乾燥するものは無いように思いますが。
腐ったりカビたり臭くなったりしますよね。
今後の動向 薪の変化、拝見させていただきます。
この袋に入れるというアイデアは、自分が考えたものではありません。
長崎のいのり薪さんが考えられたそうで、ドライカバーと称していると聞いています。
それを、エコエコ薪ストーブというブログを書かれている広島の上野さんが、改良したテント型カバーを参考に、自分が袋の形を替えたりの実験をしている、というのが現状です。
すでに実績がある乾燥方法です。
自分も D さんと同じように思っていて、疑い深いため、自分で確かめているのです。厳密に言えば、密閉はしていません。太陽の熱を受けて暖められた空気、また、湿気た空気は軽いので、上部に空いたスリット状の換気口から排出されます。吸気口は、袋の底しかありませんので、排出された空気の分、新鮮な空気が底面から吸い上げられて、内部を空気が循環する、それによりカビたり腐ったりしない、というのが原理かなと思っています。
ビニールを掛けるのは「温室」にするためです。
一言で乾燥と言っても、洗濯物と薪との乾燥では、乾燥時間が大きく異なります。
洗濯物は数時間で乾燥しますが、薪は年単位の時間がかかります。
洗濯物は日中に天日干し、夜間そのままだと湿気ます
だから家に取り込んだり、屋根の下にいれます。
薪で同じ事は到底できません。
もうひとつ重要な理由は、一度乾燥した椚薪を極力雨に濡らさない目的もあります。
通風を重視してトップだけのカバーだと、乾燥後の薪が濡れると
その後好天で温度があがるとカビが育ちやすくなります。
カバーの内側に結露しているから濡れるだろと思うかも知れませんが
カバーをウッドバッグの間には若干隙間があるので、結露水が全てウッドバッグの内側に
侵入するわけではありません、カバーの内側を伝って下に落ちます。
又、雨に当たるとびしょ濡れですが、結露水では湿るていどです。
そういった事などを考慮して、カバーをかけて温室状態にして乾燥を促進して居るわけです。
それなら薪棚はカバーを掛けないのか?と思われるかも知れませんが
乾燥後の薪棚を農ポリでカバーをして、温室もどきにしている薪棚もあります。
応急の薪棚で屋根が小さく、薪がはみ出している薪棚にお試しでカバーを掛けて
雨よけと同時に温室もどきにして有る薪棚も比較的良好な乾燥状態です。
どちらも空気は循環するようにしています。
はじめまして。いつも楽しく拝見しております。
乾燥についてですが、ガラス温室にてやった事があります。
最初の年は、上部(地上高2m)の陽に当たる部分は大変よく乾燥しましたが、
中間から下には青かび黄かびが発生しました。その部分は乾燥している様に見えますが
含水率は高いままでした。
2年目は地面からの湿気を考慮しビニールを敷き遮断したのですが、結果は同じでした。
下部は乾かず、28%以下にはなりませんでした。
3年目は横の通風窓を開けました。かなり乾燥しましたし、かびは少なくはなりました。
4・5年目と通風窓や横のドア・壁をはづしていく毎にいい薪となりました。
ほぼ上屋状態です(笑)
かびも無くなりました。
思う事は、乾燥させるという事は、いかに湿度の低い風をどれだけ沢山に晒したかだと感じました。
空気の温度を上げて飽和水分量を上げたいとお考えなのは察しますし、私もそうしました。
しかし、空気の循環の不十分な場所では未乾燥でした。
それは絶対的な空気循環の悪さと、地上付近の湿度の高い空気を取り入れ当てても効果は出ないと断定しました。
また最後まで解消出来なかった乾燥ムラの問題と、
他のユーザーが他から仕入れたかなり乾燥した薪(ビニールハウス1年強制乾燥)が、自宅の棚に積み間もなく黒かびが繁殖したのを見て、温室乾燥は諦めました。
早く乾燥させた物は、含水率の戻りでより多くの水を吸うように感じます。(これは感覚ですが)
少し的の外れたコメントかもしれませんが、ご参考までに。
追伸:ちなみに、今はyasさんのおっしゃっていらした様に、約50トンの薪を天気のいい日は朝薪小屋から出し陽に晒し、夕方仕舞っています(春~晩秋)