グリーンリボンさんを訪問して、いろいろ教えていただいたことの一つで、最も驚いたというか、意外だったことは、表題の通り、乾き過ぎの薪はよくない、ということです。
そんなことは考えたこともなかったのですが、よく乾いている=よく燃える、というわけで、何の問題もないと思うのですが、実際に「おたくの薪は乾きすぎているか要らない」、と言われて注文が継続して取れなかった、ということがあったそうです。
樹種や梱包方法、環境(気候)が異なるため、単純に教えていただいたノウハウをそのまま適用する事ができないと思うのですが、一番の懸案の乾燥については、お盆くらいまでに割れば、そのシーズンに販売できる製品となる、とおっしゃっていたので、一般的に言われている 2 年乾燥が必要、という部分については、乾燥方法の工夫で、十分天日干しだけでクリア可能、ということがわかりました。
これは大きな収穫です。
更に、天日乾燥ですから、ストックヤードに屋根もいりません。
乾燥管理については、このサイトに過去だらだら書いてきた通り、フォークリフトの荷重計でやるつもりなんですが、なんと、この方法は、グリーンリボンさんが考案されたみたいです。
乾燥機については、ほぼ使う必要がない、ということが判明したわけですが、乾燥機メーカーも訪問してきました。
価格的にかなり高額であること、もともと農業用であり、ちょうどのサイズのものがない、という問題、そして、一番の問題は、薪が使えるものは、それこそ売り物になるレベルのものしか使えない仕様でした。
乾燥機メーカーもかなりの情熱を傾けて試作したことは窺えたのですが、実用には程遠いレベルと感じました。
まあ、試作品ですから、あまり詳しいことを書いてはいけないと思うのですが、話としては、それ以前の問題として乾くのかどうか未知数、ということで、実際にテストしてみてはどうか、ということになりました。
乾燥機については、あくまでもそれで 100% 乾かすわけではなく、出荷前に乾燥機に掛けることで、乾燥ムラがあるようなものを万が一にも出荷しないため、また、虫やカビなどを殺虫・消毒するための加熱処理というスタンスでしかなく、あくまでもプラスアルファの装置として考えています。
県森連さんに電話すると OK よ、ということだったので、一度その辺りのことも、たまたま配達がそっち方面なので、配達方々行ってこようと思います。