K さんから薪割り機の修理が完了したと連絡をいただき、写真も送ってくださいました。
ここまでの顛末は、以下のエントリーをご覧ください。
今回、破断したのはウエッジがくっついているインナーフレームのシリンダブラケットのブロックの溶接部位ですが、アウターフレームの取付部位も合わせて補強してくださっているようです。
もともとは、外側からしか溶接されていなかったので、格段に強度がアップして、しっかりと固定されたものと推測します。
中央部分の塗装が割れて剥がれていることからも、かなり強い力がかかり、変形していることが推測されますが、たちまち問題が生じる状態にはないと思うので、こちらについては、特に現状で対策は不要かと思います。
このように補強をすると、補強をした部位には問題が生じず、他の部位が新たに壊れる、ということになるわけですが、今回については、溶接がよろしくなくて、元々の設計通りの強度が発揮できていないことに起因するものと思われるので、フレーム自体に損傷が生じるという可能性は低いと思っています。
しばらくは、これで様子を見てもらおうと思います。
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シリンダーブラケットの塗装が割れているところは、マイクロクラックが入ってませんか?
マイクロクラックは目視ではほとんど見えないから分かりにくいですが
高負荷を掛けると、次はそこにクラックが入るかも知れません。
シリンダのマウント部(Clevis)ですが、ネジで装着し、ピンのサイズはたいてい 1″ なんです。つまり、どの薪割り機でもたいてい取り付け部は同じ構造になっているはずなんですね。
塗装の剥がれがどういう力のかかり方による変形で生じたいのか、ということはわからない、つまり、押す時か、引く時か、ということですが、仮に押す時に引っ張られての変形なら、マウント部に干渉しない形でピンを取り付けるため開けた穴での周りを補強するため、前後方向(水平方向)の寸法を増やして補強することは簡単だと思います。
ただ、引く時はその向きには寸法を増やせないので、どうしたものかと。
Clevis自体をユンボのような形状にして、保持する梁を 2 枚に増やせばいいんでしょうが。
まあ、しばらくは様子見ですね。
検査液があれば、しばらく様子を見た後、検査してもらおうと思います。