薪割り機の引き取り

今日は薪割り機の引き取りがありました。
オイル等を充填して、動作確認をしておきます。

作動油ですが、小分けにしたものは園に持っていったので、ドラム缶から直接入れました。
で、入れ過ぎちゃったんですけど。。。

エンジンオイルもなかったんでイエローハットに買いに行ったんですが、なんかえらく色が濃いオイルですね。
缶のままだと使いにくいので小分けにして、早速ラベラーでラベルを印刷して貼っておきました。
オイルは 10W-30 で、0.5 — 0.6L くらい入ります。

タイヤのハブのカバーですが、他の部品も、こんなふうに厚紙にパックしてあるんです。
なもんで、欠品していることがまずない。
非常に良い工夫だと思います。

で、このカバーの取り付けにはちょっとしたコツがあって、普通に叩いてしまうとカバーが痛むので、VP50 のパイプを短く切ったものがシンデレラフィットするので、パイプの中にカバーを入れて、それでパイプを叩いてやると簡単に傷をつけずに装着できます。
VH1724GC には、取り付け時に使うパイプを短く切ったものがついてきて、それでやり方がわかったわけです。
PLCS2013GC にはついてこないんで、何度失敗したことやら。。。
まあ、VH1724GC についてくるものもショボいので、VP50 に行き着いたわけです。

引き渡しは無事に終わって、お土産のだんごをいただき、早速美味しくいただきました。

これで PREDATOR も在庫は完売です。
次回入荷は、これほどの円安なので、未定です。

Brave はまだ在庫があります。
チャイニーズ品に比べると、ちょっと高いからか、滅多に売れません。
いい薪割り機なんだけどなぁ。。。

明日は薪の配達なので、トレーラに積んだままになっている荷物を下ろして、本日終了です。
今度は山口に行ってきます。
ボチボチ頑張ります。

往復型 薪割り機 PREDATOR 組み立て

今日は父の式年祭でした。

午前中、5 号がお宮のことをやってくれている間に、済ませました。

薪割り機の注文をいただき、月曜日に引き取りがあるので、組み立てです。

PREDATOR ですが、非常にパッケージングが良くできています。
特に、ボルトやナット、そういう細かな部品が厚紙に並んで、それをパックしてあるので、不足がないことが一目瞭然なのです。

これで PREDATOR も完売です。

仕入れが $999 で、米国内の送料が $200 くらいして、それを日本に持ってくると大体、仕入れ価格の 1/3 くらいの運賃がかかります。
なもんで、$1,600 くらいが仕入れ価格ということになってしまい、今の為替レートだと、為替手数料やら保険代を加味すると、$1 = 160 円を軽く超えて 170 円に近い金額になるわけですが、仮に 160 円だったとしても、ここまでで 256,000 円かかります。
これに消費税が課税され、販売時の手数料(約 5%)が差し引かれますので、実際のところ、30 万くらいで販売しないといけないわけです。
うちの儲けが全くなくても、です。
実際には組み立ても必要だし、その時に作動油やエンジンオイルだって必要です。
そうなると、同じようなホンダウォークのものでいいじゃないの、ということになってしまうかと思うのです。
まあ、米国からの輸入にコストがかかり過ぎているし、もともと MADE IN CHINA なので、直接中国から送って貰えば、大幅にコストカットはできると思うんですよね。とはいえ、そこまで台数が出るわけでもないし、似たものがあるわけだから、わざわざうちでやる必要があるのかなというのは思うところです。

組み立てただけで、オイル等はまだなので、月曜日までに動作を確認するところまで済ませたいと思います。

在庫の薪割り機は Brave の 24t のみとなりました。
こちらも今のような酷い円安の前に仕入れてあるものなので、それなりにリーズナブルな価格になっています。
在庫がなくなると多少なりとも値上げしないといけなくなると思うので、米国製の安定した品質の薪割り機をお探しなら、おすすめのモデルです。

完成納品なので、エリア限定ですが、自分で組み立てる、引き取る、等も対応できますので、ご相談 ください。

Brave VH-9922 薪割り機のスパイダーの適合について

Brave VH-9922 薪割り機の交換部品の件で続いて別の問い合わせがありました。
エンジンとポンプのカップリングですが、Brave の場合、ジョーカップリングが用いられています。(自分が知る範囲では)

ジョーカップリングについては、過去に取り付け不良があった際に説明記事を書いています。

上の図中ではインサート(Insert)となっていますが、スパイダー(Spider)とも呼ばれます。
この部品は、ゴムやウレタン等でできており、クッションの役割を果たします。
短期間でダメになるようなものではありませんが、消耗品ですので、定期交換が必要です。
ちなみに、ゴム(NBR, buna-N)のものが安く、ウレタンだとかなり高額で 4 倍程度します。

またカップリング(Coupling)ですが、ハブ(Hug)となっていますが、Halves と記載されることもあります。

カップリングにはサイズがあります。
薪割り機の場合、大体 L-075 か、L-090, L-095 だと思われます。

型式 外径(mm) エンジン出力
L-075 45 4 HP
L-090 54 7 HP
L-095 54 10 HP

純正でなくて良いなら、MonotaRO 等でも販売されているようです。(適合は分かりません)

上の表のエンジン出力は一例であって、カップリングがアルミ製の場合、半分くらいの能力になります。
Brave の場合、高品質な LoveJoy 製品が使われている(ことが多い)ので、11GPM ポンプの場合、L-075 が組み合わせれていることが多い気がします。

今回のケースでは、念の為カップリングの外径の測定をお願いして、45mm であったので、ほぼ間違いなく L-075 であると推測されます。

また、互換パーツ屋さんのリストを確認しても、やはり間違いないと思います。

一番下の方に、1Part of Model VH9922 only と記述がありますから、(BR006002C) COUPLING – LO75 3/4″ (68514410690), L-075 と分かります。

MonotaRO だと、税込 725 円の商品です。
ただし、上のリンクの商品は、ニトリルゴム製です。

交換方法ですが、カップリングをイモネジで軸に固定してあります。
緩めてスライドさせるか、それで外れない場合、モータ側を外して交換します。
この時、イモネジを紛失しないように特に注意してください。
LoveJoy はインチ(Imperial)なので、イモネジを国内で入手するのがなかなか大変です。
紛失した場合、タップしてミリネジにした方が手っ取り早いかと思います。

Brave VH-9922 薪割り機のコントロールバルブの適合について

Brave VH-9922 薪割り機のコントロールバルブの適合について問い合わせがありました。
写真を送っていただき、こちらでも調べた内容について、回答いたします。

写真を見る限り、ネジについては IN/OUT が 3/4″ NPT-F, WORK A/B が 1/2″ NPT-F でほぼ間違いありません。

アフターパーツも合わせて調べてみます。

ここでは、S390406SC, Speeco 製を売っていますね。
結構な値段していますが、うちの仕入れ先だと $59.95 のとても安いバルブです。(ただし、ハンドル別売り)

SPECIFICATIONS
Open Center
Spools One
Flow 20 GPM max.
Pressure 3400 PSI max.
Relief Valve Adj. set at 2000 PSI
In/Out Ports 3/4″ NPT
Work Ports 1/2″ NPT
Mount Four 3/8″-16 tapped holes in base on 1″ x 2-5/8″ centers
Size 11″ x 4-1/4″ x 3-1/2″
Shpg. 10 lbs.

フィッティングでも確認して、やはりポートのサイズやネジの種類は、見立て通りで間違いはないようです。
バルブの固定については、26 番の両側 1/2″ NPT-M のストレート金物で油圧シリンダにマウントするタイプなので、固定用のネジ穴の問題も原理的に発生しません。

なので、うちで現在扱っている

のどちらでも適合するものと思われます。

一般的に、GC/GX160 クラスのエンジンだと 11GPM, GC190/GX200 クラスで 13GPM くらいの 2 ステージポンプで組まれますので、LS-3000 は 25GPM, WLS800 は 30GPM まで対応しますので、容量的にも問題がありません。

そもそもなぜコントロールバルブの交換が必要と判断されたのかがわかりませんが、オイル漏れ等であれば、パッキン等の交換で修理できることがあります。
ただまあ自分で作業できないのなら、依頼すると数万円はかかりますし、多少ヘタリはするわけですから、新品に丸ごと交換してしまう方が経済的なケースが少なくないとは思います。

細かなことですが、これらのモデルには作動油のリターンフィルタがあります。
リターンフィルタのヘッドにはバイパス機能があり、フィルタが詰まっていても濾過せず、そのままタンクに戻してしまいます。
一定期間、交換した記憶がないようでしたら、フィルタの交換をお勧めします。

また、作動油について、これも交換の記憶がないようでしたら、交換をお勧めします。
基本的には、劣化は色で判断します。
過去にまとめましたので、こちらもご確認ください。

おそらくこのモデルですと、32 番で 30L 以上、35L 程度は入ると思います。
作動油交換の際には、ブリーザーキャップ、ストレーナー、マグネティックドレンの清掃も行ってください。

写真等で判断すると、キャップについては、金属製で、フィルタ機能がないものかもしれません。
フィルタがあってもなくても、基本的にシリンダの動作に合わせてタンク内の作動油が増減し、外気をタンク内に吸ったり吐いたりします。
この際に作動油タンク内に空気と共に水分であるとか、微細な埃であるとかが混入する可能性があります。
作動油の汚れや劣化は、機械の寿命を短くするリスクがあるので、定期的なメンテナンスを行なってください。

適合等については、このように無料ででお調べして、分かる範囲で回答いたします。
同じことを個別に何度も答えるのは生産性が低いと思いますので、原則ブログで公開で回答いたします。
当店で購入いただいていない薪割り機の関しては、適合について保証することはできませんので、最終的にはご自身でご判断ください。
また、パーツについて、質問したからと言って、当店でご購入いただく必要はありません。
安くてうちよりもサービスが良いところがあれば、そちらをご利用いただいて差し障りがありません。

薪割り機の修理(部品)の問い合わせについて

時々、この部品は XXX という薪割り機につきますか、とだけ聞かれることがあります。
XXX が有名メーカーの場合、調べられることもあるんですが、そうでない場合や、古い場合は、メーカーと型式だけでは分かりません。

つい最近、油圧ホースの交換について、問い合わせがありました。

写真を送っていただいたところ、コントロールバルブ側が自在(スイベル)になっているホースでした。
純正ホースだと 2 万円以上するようで、驚いたのですが、米国でも $100 以上していました。

うちでは、安価に修理できるように、両端が NPT というアメリカで標準的なテーパーねじのホースのみ在庫しています。
そのままでは取り付けられないので、エルボを含めて交換することで対応しました。
こうすることで、次回以降(といっても、油圧ホースは通常 10 年とか、それ以上の耐久性がありますが。。。)は、ホースのみの交換ですみます。

安価なホースを使用したことで、費用は 1/3 以下に抑えることができました。
これは、元々の設計が悪い(と個人的には思う)事案で、修理代が安くなりましたが、なるべく詳細を教えていただくことで、より良い提案ができると思います。

油圧機械の場合、米国製は多くの場合、インチ規格(imperial)になっていて、中国製はミリ規格(metric)になっていますが、あくまでもそういう傾向にあるというだけです。
そのため、実際どうなっているか、調査・判別する必要があり、上記 Brave(ブレイブ)社製の薪割り機も、詳細な写真を送っていただいて、対応しました。

なお、サポート自体は無料で、趣味でやっていることなので、別にうちのお店で買う前提でなくても全然構いませんが、回答はこうやってブログ等で公開する形で行います。
同じ質問に何度も答えたくないのと、こうやって記事にしておくことで、どこかの誰かの役に立つかもしれないからです。
また、万一、嘘を書いていたら、より詳しい誰かが指摘して、訂正してくれるかもしれません。
自分が知っていることなど、特に勿体ぶって対価を求めるほどの専門的なものではないと思いますので。
ですから、素人の世話焼き程度のことですから、回答内容について、正確に答えるように努力はしますが、その結果については、完全に無保証とさせていただきます。
つまり、やってみてダメだったとしても、責任は取れないですよ、ということです。

それで、

WLS800はMTDR21LSに使えますか?

という質問をいただきました。

これだけでは分かりません、と回答はしたんですが、その後反応がないものの、乗りかかった船で気になったので調べました。

MTD の R21LS ですね。

有名メーカー品ですので、なんとかなるかもしれません。

動画を見てみると、コントロールバルブは、どうもブラケットに固定されているように見えます。
そうなると、ブラケットの固定用の穴の位置と、WLS800 の固定用の穴の位置が合致しないと、手間がかかります。

通常、WLS800 もそうなのですが、Prince の LS-3000 シリーズ などはポートマウントといって、シリンダに直接固定する方法が取られることが多いです。

マニュアルが公開されているので、調べてみました。
図を見る限り、ポートマウントですが、ブラケットでも固定しているようです。
しっかりとした作りですね。

まず、コントロールバルブ自体を調べます。

MTD 718-04739P Valve-Logsplitter
$201.95
SKU:718-04739P

純正は、大体 $200 と送料といったところのようです。
互換品は半額程度かな。
ポートサイズなどの情報は書いてありませんでした。

写真があったので、みてみたんですが、4 つネジ穴があります。

WLS800 のネジ穴の距離ですが、それぞれ 1″ (2.54cm)と、2.62″ (6.65cm) で、ネジ自体は 3/8-16UNC のようです。
WLS800 のポートは、IN/OUT が 3/4″ NPT, WORK A/B が 1/2″ NPT です。
なので、米国製の薪割り機でテーパーのねじだった場合、大抵は取り付くと思いますが。。。

流量的には、30GPM までいけます。
このクラスは、大抵 11 — 13GPM くらいのポンプなので問題なく対応できます。

太い原木を簡易的に製材するアタッチメント

TimberCat CM-24 のお客さんから、使用レポートが届きました。

最初の平面を出す時には工夫が必要なのですが、ハシゴ状のものを使ってうまく作業されています。
一旦平面が出れば、あとは挽きたい厚みにセットして、平面の上を滑らせるだけで、ある程度均一な板が取れます。

うちではもともと Alaskan Mill を扱っていたんですが、円安、資源高で、とんでもない値段になってしまいました。
そこで、低価格なプライベートブランド商品として、似たような性能で 1/3 程度の価格を実現しました。

これより大きなサイズも用意しようかと思ったんですが、やればわかるんですが、チェンソーではかなり大変な作業なんです。
より本格的に製材したい方向けには、バンドソーのエンジン式の簡易製材機を用意するほうがスマートかなと思います。
ただ、あれこれ手を出すと、収拾がつかなくなるので、薪製造機が落ち着いてから着手したいと思います。

先日からやりとりしていた薪割り機のホース交換の件ですが、送った品物が届いて、無事に交換できたと連絡をいただきました。
まあ見ての通りですが、コントロールバルブ側のエルボを両端が 1/2″ NPT-M のホースが使えるように交換したので、次回から安価なホースが使えます。

今回の費用ですが、米国だと $15 ほど(モノだけの値段)なんですが、輸入する際にうちの倉庫までは別途 UPS Graound の費用がかかったり、そこから輸入の費用がかかったり、なんだかんだで、$1 = 400 で大丈夫だろうという超絶どんぶり勘定で 6,000 円お願いしました。
純正品が 2 万円超えなので、1/3 以下だったので、お許しください。

ホースは 10 年程度持つと思います。
つまり、あと 10 年は戦える、ってどこかで聞いたようなセリフ。

それで、ほかにもいくつ書きになることがありましたので、大きなお世話かと思いますが、メールをしておきました。
長く薪割り機を使われている方にも、参考になるかもと思うので、こちらにも書いておきます。

まず、ホースですが、物理的に破損したのでないなら、基本的に経年劣化と考えられます。
多少条件の違いはそれぞれにあるとしても、1 本ダメになれば、次々ダメになる可能性があるので、予防的に交換されることをお勧めします。
ただ、米国製の薪割り機は、ネジの規格がインペリアル(インチ)です。
日本国内ではあまり流通していません。
純正品を使うのが間違いないのですが、Hearth & Home 暖炉家(だんろや)では、NPT という規格のホースを在庫 していますので、安価に修理したい場合、お問い合わせください。

また、作動油も劣化しているか確認して、必要に応じて交換する必要があります。
オイルの劣化具合の判断ですが、一番わかりやすいのは色を見ることです。

オイルの色相による劣化の判定<ASTMカラーによる簡易比色法>
オイルは劣化に伴い赤っぽく色が変わります。オイルの色相による劣化判定は新油の色相 (ASTM番号) に対し 2.5 以上濃くなった場合がおおよその酸化劣化限界となります。

最初はサラダ油みたいな色をしているのですが、古くなってくると、麦茶のような色になり、最終的にはコーヒーのような色になり、独特の匂いが出ます。

タンク内に水分が混入すると、白濁します。
この場合、錆等の発生の原因にもなるので、速やかな交換が必要です。
一度で完全に水を取り除くことは難しいので、2, 3 回、交換して水を極力除去します。
作動油を大量に無駄にするので、とても費用がかかりますので、水がタンクに入らないように、保管時には気をつける必要があります。

作動油のタンクですが、一般的にはブリーザキャップといって、フィルタのついた通気できる構造のキャップで蓋をしてあります。
どういうことかというと、薪割りをする際には、油圧シリンダを伸ばしたり縮めたりするわけですが、油圧シリンダは伸ばすと、ロッドの容積分、タンクから油を取り込みますので、その分、タンクの油面が下がります。
逆に、シリンダを縮めると、タンクの油面が元に戻るわけです。
つまり、タンク内に空気が出入りする、ということです。
そのままだと、ゴミ等が入りますから、フィルタのついた蓋がついているのです。
なので、フタのフィルタは定期的に点検・清掃が必要です。
また、フタの周りにゴミが溜まっていると吸い込んでしまったりするので、作業時にまめに清掃をしてください。

それでも作動油にはゴミが入ったりするので、いくつかのフィルタが組み込まれています。
まず、ポンプに大きな異物が噛み込まないようにするため、サクションストレーナという濾過器があります。
作動油交換のタイミングには、ストレーナーを外して洗浄することをお勧めします。

これは、PCLS2013GC のものですが、ポンプに向かうホース用を取り付けるための hose barb があり、向きを変えるためのエルボ、そして、その前に濾過器という構造です。

PCLS2013GC の大部分のモデルは、白い樹脂製の hose barb になっていてます。
ストレーナーを外す際には必然的にホースを取り外す必要がありますが、この際に、絶対に樹脂製パーツに力を加えないでください
ねじ山等が弱く、油漏れの原因となります。
万一漏れるようになった場合、金属製の対策部品を用意してありますので、交換が必要です。

また、ドレンがある場合、マグネットが仕込んであることがあります。
鉄粉等を除去するためなのですが、ここも掃除することをお勧めします。

作動油のフィルタがある場合、フィルタも一緒に交換してください。
フィルタにはバイパス機能があり、フィルタが目詰まりした場合、バイパスされる構造になっています。
そのため、濾過されていなくても、薪割り機自体は普通に機能するので、問題に気づけません。
うちでは、Zinga AE-10 を扱っています。

以前、油圧ユニットを作った時、リターンフィルタを取り付けていなかったんですが、ストレーナの掃除をする時にびっくりするほど汚れていました。
もし、リターンフィルタのない薪割り機を使っているなら、簡単に後付けできますので、フィルタは追加搭載することを強くお勧めします。
リターンフィルタは、サクションストレーナに比べて、格段に目が細かいので、汚れを取り除く性能に優れます。

初回のオイル充填時、また、オイル交換時には、回路内に空気が入っていることがあります。
空気が入ると、ガタガタと動くことがありますが、これは故障ではありません。

空気が抜けるまで、シリンダを伸ばしたり、縮めたりを繰り返します。
この時、作動油が泡立ってしまいます。

作動油を補充する際には、水平堅土上でシリンダを縮めた状態で行います。
シリンダを伸ばした状態で補充すると、縮めた際に液面が上昇しますので、タンクから噴き出すことがあります。
ゲージがある場合、最初は MAX まで入れないようにしてください。
泡立つことで容積が増えて吹き出すことがあります。
泡が消えるのには時間がかかりますので、時間をおいて、MIN, MAX の中間くらいになるように補充して下さい。

作動油は漏れない限り減ることはありませんので、減っている場合、漏れていないかを疑ってください。

また、タンクのキャップは穴が空いています。
移動の際、タンクの傾きに注意してください。
傾けすぎると、空気穴を伝って、油が漏れることがあります。

以上のことは、過去にもまとめてありますので、参考にしてください。

それと、たまにある不具合がジョーカップリングの緩みです。

この異音は、カップリングの締付け不良により発生していました。

カップリングとは、エンジンと油圧ポンプを接続する写真のような部品です。
ハブと呼ばれる爪のある部品がエンジンと油圧ポンプに向かい合って取り付けられており、その間にインサートと呼ばれる緩衝材が填っています。
ハブはエンジンやポンプの軸にキーで取り付けられていて、そのキーをイモネジで押さえてあります。

この部分に緩みやガタがないか、定期的に点検をしてください。
また、インサートと呼ばれる緩衝材は、ウレタン等の樹脂製です。
経年劣化し、脱落や、それにともなう、カップリング・ポンプ等の破損の原因になります。

そのほか、エンジンオイル、プラグ、エアフィルタ等も、点検整備をしてください。

今日も昨日の続きです。
5 号が手前の 13t でエノキの片付けをしてくれました。

カゴに並べるとそれなりに見えますね。
ただ、カゴ詰の手間も、結構かかるんですが、並べないとたくさん入りません。
並べて詰めた場合、単に落とし込んだ場合に比べて 1.5 — 2 倍程度入ります。

夕方 ECU が届きました。

これ、純正だと 100 万もするんだけど。。。
ところで、Made in UK と書いてありますね。
チャイナのどこ辺を UK というのでしょうか、ちょっと気になります。

なんせパチモンなんで、動くといいんですけどね。

Y くんも手伝いに来てくれたので、自分たちは、トレーラに積んだままの原木を下ろして、造材しました。
1/3 くらいは片付きました。

薪割りもしたんですけど、鉄カゴがなくなってしまいました。
できたものを園に運んで、代わりに空カゴを持って帰りたいと思います。