リターンラインがパンクするとの相談

5 号のインスタ経由で薪割り機の修理の相談がありました。
地元の機械屋さんで整備してもらっても、リターンラインがパンク(ホースが外れる)して、作動油が漏れてしまう、という内容です。
ほとんどのやり取りは 5 号がやったのですが、一応、詳しい説明は自分がしておこうと思います。

結論を端的に書くと、フィルターが詰まっている、それだけです。
身も蓋も無い説明で申し訳ありませんが、肝心の本体を実際に見たわけでもなく、あくまでも一般的な話です。

それで、フィルタユニットの現物をお預かりして、バラしてみました。
一応、機械屋さんは整備をしたそうですが。。。

見ての通りで、ホースがつながっている蓋的な部分があって、そこから生えているパイプ部分にフィルタカートリッジを突っ込んで、そこをネジで締め付ける、という構造です。
それで、底の大きな六角の中に樹脂のパーツがあり、そこにネジがあるんですが、これが全く意味不明でして、そもそも機能していないようです。
いずれにせよ、部品が出ないのであれば、適合するフィルタカートリッジを探すのが最も変更が少なくて済む方法です。

手元にあった WP36 のフィルタは適合せず。
まあ、適合したところで、こんな高いフィルタは使ってられないでしょうし。

というわけで、ノギスはお宮なので、持って行って計ってみました。

  • 外径 70mm
  • 内径 40mm
  • 高さ 120mm

汎用品で合うものがあればいいんですが、そもそもの問題として、通常、リターンフィルタは一定の以上の圧力になると(フィルターが詰まったら)濾過せずにパイパスするようになるのが一般的なんです。
でも、どういう理由でか、現状、そうはなってない。
なので、フィルタだけ交換したところで、またパンクして油まみれになるリスクが残ります。

となると、作動油タンクの上に取り付けるタイプをアッセンで交換するか、あるいは、現状のフィルタは取り外して、リターンラインに外付けのフィルタを挟み込むか、という二つの選択肢になるのではと思います。

一応、外付けタイプを低コストで取り付ける場合、写真のように単に AE10 をホースに挟む混むだけ、となります。
この場合のメリットは、作業が簡単で、フィルタはカートリッジのため、交換も簡単、デメリットはフィルタが邪魔、ということでしょうか。

アッセンで交換するとなると、ざっと調べたところ 大生工業の TRA シリーズが使えそうな気がしますが、これの交換用フィルタと思われる P-G-TRF-06-10U は MonotaRO で 5,000 円近くしていますし、ボディの方は 3 万円以上するもののようです。
TR だと多少安いのかもしれません。
ただ、MonotaRO では売っていないようですし、検索しても、販売サイトを特定できないです。
まあ、PDF で図面が落とせるので、既存のタンク穴に取り付けできるかは判別できるだろうし、メーカーに問い合わせて、販売店を教えて貰えば、なんとかなるかもしれません。
一応、その時の話として、フィルタについては、作動油であること、リターンライン用であって、タンクに取り付け、かつ、薪割り機なので、一般的には 10 ミクロンの紙フィルタを使う、ということを使えれば、適切なものを案内してもらえるとは思いますが、パイパス機能があるか、あるいは、圧力系やインジケータをオプションとして選択しないと、またパンクすることになりますね。

既存のフィルタボディはブリーザーの機能はなかったのですが、写真で見るとタンクの黒いキャップがブリーザーなのだと思うので、それの清掃を行ったほうがいいです。
フィルタが詰まる=コンタミが発生している、ということですから。
もう一つ、何かついているのですが、多分レベルゲージだと思います。
あと、ドレンがあれば、マグネティックドレンの可能性があるので、作動油が抜けている今、外してそこも清掃、サクションフィルタがあれば、それも清掃したほうがいいです。

というか、一度園に持ってきていただけば、整備しておきますので、そのほうが手っ取り早いので、よろしくお願いいたいします。

ようやく口金変換アダプタを注文

先月、注文しそびれていた NPT → G への変換アダプタを注文しました。
いや、清水製作所 さんのものなんで、MonotaRO だと、月に 1 回くらいしか特価日がないんですよ。
今月は 1 日だった、というわけです。

これまたかなり前に Prince Mfg のオートサイクルバルブを取り寄せていたわけでして、しかも、クソ重たいものなのに手違いで航空便で輸入してしまって、かなり高いものについています。

とりあえずはこんな感じに繋ぐようになるわけですが、とにかくパーツが高い。
バルブ自体も 10 万円ほどしますし、アダプタ類も 2 万円くらいします。
バルブ自体は輸入しないといけないので、送料がべらぼうにかかります。(下手をすると本体くらいかかる)
ホースは自分で作るとしても、それでも 1 万円くらいはかかるでしょうし。
なので、NP3 をオートサイクル化するとすると、20 万くらいは必要になる感じでしょうか。

実際に作業をしてみなと分かりませんが、少なくともオートサイクルバルブと既存のログリフトやウエッジの高さ調整用バルブとの接続をどうするのか、また、オートサイクルバルブを固定するブラケットについては、何も手当てしてないので、当面かかりそうです。
あと 3/4″ のホース用の口金もストレートはあったと思うんだけど、90° エルボがあったかどうか。。。

ぼちぼち時間を作って作業を進めたいと思います。

予想通りのトラブル発生

ボックスウェッジ薪割り機 NP3 ですが、お客さんから壊れたと連絡がありました。
割れずに残ったものを引き戻すバー(?)の部分が破断しています。
まあ、これはある意味設計通りなんですが。。。

それでどうやって直すのか聞かれたんですが、溶接して直せばいいんですが、この時注意しないといけないのは、補強をしてはいけないということなんです。
なぜかというと、ここはこのように壊れるように作ってあるから、です。

もし、補強をすると、補強により相対的にここよりも強度が低くなった箇所が壊れてしまいます。
最も壊れて困ることのない、簡単に修理ができる場所を壊れるように作ってあるので、ここが壊れるのは 正常 なのです。

自分もここはやったんですが、破断したものを溶接したり、曲がったものをガスで炙って戻したり、道具がないとできません。
皆、道具があるとは限らないので、この箇所については、設計の変更が必要です。

ただ、Wolfe Ridge のようなウエッジの形状なら、引き戻し部の強度を上げれば、こういうトラブルは起こらない(ほぼなくすことが可能)と思うのですが、NP3 のウエッジ形状の場合、構造上引っ掛かりをなくすことは不可能ですから、強度を上げて解決することは、これまた不可能だと思うのです。
NP3 のボックスウエッジは、高さ調整可能ですし、極めて詰まりにくく、詰まったとして除去作業が容易、ウエッジも通常の 4, 6 way に交換可能になるようにデザインしているので、これを Wolfe Ridge のようなハーモニカ型にするメリットは皆無に等しく、というか、根本的な設計なので、改修するとかそういうレベルの話でないので、現状、破損を許容して、パイプ部を交換式にすることで、事故時のコストを圧縮する方向で行こうと思います。
間に合えば、現在生産中の第 3 世代機から改良したいと思います。

配達は無事に終わったんですが、ちょっと話し込んでしまい、神鍋まで移動できそうにありません。
というわけで、天理です。
天理といえば、まるかつです。
道の駅のレストランの割には、遅くまで営業していて、助かります。

明日は神鍋に NP3 の納品に行きたいと思います。
ボチボチ頑張ります。

NP3 ですが、現在完売しています。
追加で生産を始めていて、予約を受け付けています。

予約(支払い完了が必要)の場合、5 月中で 10% off, 6 月中で 5% off のセール価格となります。

NP3 の不具合

先日納品した NP3 ですが、早速(?)不具合 2 件発生です。
D さん、ご迷惑をおかけしております。

まあ、見ての通りですが。

1 件目は緊急停止ボタンのケースのクラックです。
工場側に問い合わせたんですが、製造上の不良ではないと一点張り。
ネジの締め付けすぎなのか、振動で割れた、とのことですが、工場はぶつけない限り割れない、という見解です。

あとは、もともと様子が怪しかったアワーメーターで、いつまで経っても 0.0 のままです。
これも工場は確認したといっているんだけど、どうやって確認したんだろうかと。。。
0.1 になったあら、そりゃ確認したというのは事実として見えるわけですが。

(追記)
動作ですが、数字の右側に砂時計のようなマークがあり、カウントしているときはこれが点滅します。
点滅しない=信号を拾っていない、ということになるので、ワイヤーを点検・交換し、それでも解決しないなら、本体の故障です。

どちらも無料では部品を出さないといっているので、取り寄せの手配をするだけしましたが、少々釈然としません。
しかも、取り付け用のブラケットを作って、さらに取り付けの作業を行う費用と、部品代が同じってのもなんなんだろうな。
いずれにせよ、初期不良の範疇なので、うちで対応をしようと思います。

そういえば、T さんのところのボタンも壊れていて、どう壊れたかはよく確認していないのですが、ボタン自体押せなくなっているようなので、引き上げてきてこれも確認しないとですが、そうそう壊れるもんですかね、これ?
位置が悪いというような話も T さんから指摘されていますし、もし、簡単に壊れるようなら予備の在庫を持っておいたり、本当にぶつけて壊すのなら、金属の丈夫なカバーを用意したり、それなりに改良していく必要があります。

あるいは、標準装備をやめて、好きな位置に後付けしてもらうオプションにするとか。
現実問題、作業者の立ち位置も NP3 の場合、どこがいいのか、Youtube や Instagram でも、このタイプの薪割りの作業者の位置ってのは点でバラバラなんですよね。
バルブの向き、高さ、そういう部分もこれから煮詰めていく必要がありそうです。

業務用薪割り機 NP3 の試運転をしました

今日は朝イチ、チップの配達からスタートです。

乾燥はボチボチですね。
週末までには仕上がってくれるかな?

作動油が届いていたので、NP3 の動作確認をしました。

作動油がどれだけ入るのか、重さを測りましたが、40kg 入りました。
45L くらい入ったってことでしょうか。
4 台組み立てるとドラム缶 1 本無くなります。
今は 200L で 6 万円ほどしますから、作動油だけで 15,000 円ほどかかる計算です。

エンジンをかけると、シリンダがスムーズに動いて、5 号びっくり。
通常はエアを噛んでガタガタ動くんです。

もともと箱の中で油が垂れていた状態なので、試験の後、きっちり抜いてなかったんだと思います。
一応、連絡はしておいて、プラスチックの蓋じゃなくて、ちゃんと金属のプラグとキャップを使って欲しいとは伝えておいたんですが、ちゃんと抜くからとはいったものの、プラグとキャップを使うとは言いませんね。(一つがただの $1 でも 1 台分、コンテナ 1 本分となると、結構馬鹿にならない)
今まではちゃんとしていたのですが、組み立ての際に、こちらでプラグやキャップは念のために準備しておいた方がいいかもしれません。
そういえば、エンジンオイルも入ったままでした。

配線が少し取り回しが悪くて、オイルクーラーはまだ電源を繋げられていないので、それを仕上げて、あとは細々とした作業、フェンダーの取り付けや、油圧ホースをまとめるのと保護の両方の目的でスパイラルチューブの取り付け、PL ラベルの作成・貼り付けといったところでしょうか。

夕方、もう 1 台分チップを作って、ダンプごと置いて帰って本日終了です。

それはそうと、ようやく UN 規格に対応した軽油タンクを作ってくれる工場を見つけました。
まだ法的な要件をよく調べていないので、時間が取れたらしっかりと調べて、それからサンプルを発注したいと思います。

Brave(ブレイブ) VH1724GC 出荷

しばらく家を空けていたので、色々野暮用が溜まってしまい、午前中はその片付けでした。

昨日、A/N が届いていたんですが、SOC だからか、えらく安いんですよね。
SOC 自体初めてなんですが。。。

Freight & Charge Quantity Cur. Rate Amount in USD Amount in JPY
DOC. FEE 1 JPY 4,000 ¥4,000
COST RECOVERY S.CHG 20’DRYF x 1 USD 50 $50.000 ¥7,454
THC 20’DRYF x 1 JPY 33,500 ¥33,500
EX-RATE ¥149.07 Cur.Total
USD $50.000
JPY ¥37,500
TOTAL in JPY ¥44,954

と思って、昔の金額を確認したら、全く同じ。。。

CHG RATE PKG UNIT CUR AMT
DDF 4,000.00 1 BL JPY 4,000.00
DTH 32,000.00 1 22GP JPY 32,000.00
Sum(JPY) 36,000.00
CIC 50.00 1 22GP USD 50.00
Sum(USD) 50.00
Ex. Rate 114.8000 JPY / USD
Total Amount : JPY 41,740.00

ただ、総額の違いは、為替レートの違いですね。
USDJPY のレートが 114.80 から 149.07 に、2 年の間にこれだけ円の価値が毀損しているわけです。

ところで、COST RECOVERY S.CHG ってなんだろう?
CIC は借りているコンテナではないからかからないと思うし。。。
ちなみに中国側のコストは $780 だったので、149.07 で計算すると、780 x 149.07 + 41,740 = 158,014.6 円が送料(課税前)ということになりますね。
23.380m3 積んであるので、6,759 円/m3 ということになります。
実際には、外のコンテナ自体も荷物として運んでいるので、かなり輸送コストを抑えることができました。

お昼からは出荷の準備です。
セール中の Brave(ブレイブ) VH1724GC の嫁ぎ先が決まったのです。
少し前に別の方からも問い合わせをいただいたんですが、千葉県で、発送の問題があって、その方は五十嵐商店さんのモデルを購入されたようですが、随分と価格差があったようです。
お急ぎのようで、こちらももう少し柔軟に対応できたらと思ったんですが、今回は、事前に運賃表をもらっていたので、スムーズに総額の見積もりを弾くことができました。

地域 100kg 200kg 300kg 400kg 500kg
南九州(鹿児島 熊本 宮崎) 5,400 9,600 15,000 19,800 22,900
北九州(福岡 佐賀 大分 長崎) 5,000 8,700 13,800 16,600 18,700
中国(広島 岡山 島根 山口 鳥取) 4,300 7,200 11,200 14,600 16,400
四国(香川 徳島 愛媛 高知) 3,900 6,500 9,700 12,900 14,400
関西(大阪 兵庫 京都 奈良 和歌山 滋賀) 4,500 7,700 12,200 15,900 18,000
北陸(石川 福井 富山) 6,900 11,800 19,700 24,500 27,900
東海(愛知 静岡 岐阜 三重) 6,900 11,800 19,700 24,500 27,900
信越・南関東(新潟 長野 神奈川 東京 山梨) 8,200 14,000 24,400 30,800 | 34,800
北関東(埼玉 千葉 群馬 栃木) 8,700 14,900 26,500 33,000 37,300
南東北(山形 福島 宮城) 10,200 17,100 30,000 37,400 42,000
北東北(岩手 秋田 青森) 10,900 18,300 31,400 39,200 44,000
北海道 12,400 20,900 36,800 45,900 51,500

薪割り機ですが、結構重たくて 300kg ありますので、埼玉の場合、24,400 円(税込、保険料別)となります。
薪ストーブだと 200kg ほどになるので、北海道だと 20,900 円(税込、保険料別)となります。
ただし、かくるて嵩張る、上に物が置けない、というような条件の場合、運賃の割り増しが発生するケースがありますので、上記表はあくまでも参考情報であり、実際の運賃はお問合せください。

もし、VH1724GC を組み立てて発送したらどうなるのかということを試算してみました。

Engine Honda GC160, 160cc
Operation Horizontal and Vertical
Dislodger Standard
Size 83”L x 41”W x 39”H
Splitting Force 24 Tons
Splitting Height 28″
Cycle Time 13 Seconds
Beam 6″ heavy-duty formed steel
Wedge 8″ High carbon steel
Log Opening 25″
Cylinder Size 4″ x 24″ clevis type, 2″ rod
Hydraulic System 8 gal. capacity
Hitch 2″
Towing Speed 45 MPH
Shipping Weight 500 lbs.

83 x 41 x 39 = 132,717 c.u. = 2.17484197m3
2.17484197m3 x 280kg = 608.9557516kg

地域 300kg 700kg
南九州(鹿児島 熊本 宮崎) 15,000 37,000
北九州(福岡 佐賀 大分 長崎) 13,800 33,800
中国(広島 岡山 島根 山口 鳥取) 11,200 22,400
四国(香川 徳島 愛媛 高知) 9,700 23,500
関西(大阪 兵庫 京都 奈良 和歌山 滋賀) 12,200 25,400
北陸(石川 福井 富山) 19,700 41,000
東海(愛知 静岡 岐阜 三重) 19,700 41,000
信越・南関東(新潟 長野 神奈川 東京 山梨) 24,400 48,800
北関東(埼玉 千葉 群馬 栃木) 26,500 52,000
南東北(山形 福島 宮城) 30,000 58,400
北東北(岩手 秋田 青森) 31,400 61,500
北海道 36,800 75,900

だいたい倍くらいかかりますね。
実際にはパレットを作る必要があるので、もしかしたらもう 1 ランク上の料金になるかもしれません。
というか、表を Markdown に変換させていて思ったんですが、茨城県がないですね。
もともと沖縄県は都度見積もりのため含まれませんが。。。

そんなこんなで、内容物の点検をした後、ターミナルに持ち込んで出荷しました。
箱が長すぎ(217cm)て、ウイングじゃないと、積み込めないのです。
軽トラックの場合、やはり荷台からはみ出します。
銘板が届いていたので、刻印して送りたかったのですが、肝心の刻印セットが行方不明です。
5 号は倉庫にある、探し方が悪いと主張していたのですが、当人が探すも見つからず。。。
自分の記憶では、お宮で木に刻印して遊んでいたような記憶が。。。
銘板は後で送ろうと思います。