水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり

今日は兼務神社の夏越でした。

家を出るときは暑くて大変そうだと思ったんですが、標高が 350m くらいあるので、神社に着くと、暑くないというと嘘になりますが、過ごしやすい気温でした。
気温の逓減率は、0.55 — 0.65°C/100m くらいなので、間をとって 0.6°C としたら、2.1°C くらいは涼しいことになるんですが、市街地より、森に囲まれているので、ひぐらしが鳴いたりして、体感的には随分と違い、3°C くらいは差があるように感じます。

お祭り自体は無事に終えることができました。

夏越(祓)、というのは、コピペですが、

一年を二つに分けた昔の考え方では、六月晦日は十二月晦日に対応して、前の半年の最終日にあたっています。大晦日が新年を迎えるための大切な日であったのと同じように、六月晦日も、神様に前半の間の無事を感謝し、収穫までの後半の間の無事を祈るための物忌の日・祓の日と考えられていたのです。
昔、宮廷では十二月晦日と六月晦日と年二回、「大祓」の神事が行われていました。祓とは、日本の神祭りの基本とも言える作法で、大祓の本来の意義は、年間を通じて最も大切な正月と七月の祖霊迎えの行事を前にして、物忌を行うことでした。そして、十二月の方を「年越」と呼ぶのに対し、六月の方を「名越」と呼んだのです。その起源は古く、西暦701年制定の「大宝律令」に定められています。それは、大内裏の朱雀院に天皇に仕える百官の貴族が集まり、国民が犯した罪を除き去るために大祓の詞を読み上げる儀式でした。
この大祓の行事は次第に民間の神社でも行われるようになりました。名越は「夏越」とも書かれ、この日を「六月祓」「荒和祓」「夏越節供」「輪越祭」とも呼んだりします。ナゴシという名称は、神様の気持ちを和らげるという意味の「和し」からきているとも言われています。
年越の祓は普及しなかったのに対し、夏越祓は、六月は川祭りも多く行われるように疫病の流行期であり、広く民間の年中行事となっていきました。
四国から九州にかけての地方では、最近まで六月晦日を「ナゴシ」と呼ぶ風習があったようです。また伊豆七島では、今でも夏越の日の物忌を厳重に行う風習が残っています。

ということで、茅の輪くぐりを行うのですが、これは、

夏越祓の方法は、人形に穢れ移して水に流す方法と、「茅の輪くぐり」という方法があります。夏越を輪越しとも呼ぶのは、茅の輪くぐりの祓を行うところから来ているのです。
人形を使う方法は、宮中の大祓でも行われています。息を吐きかけたりなでたりして災いのもとを託した人形に、陰陽師が払いを行ってから御祓川と呼ばれる水辺に流します。後に民間の行事となってからは、人形に代わって古い毛髪や麻の葉が流されるようになりました。
一方、茅の輪くぐりというのは、神社の境内に竹で作った直径二、三メートルほどの輪にカヤを巻き付けたものが置かれ、参拝の人々がそれをくぐることによって身の穢を祓います。そうすることで夏の恐ろしい伝染病や水の災難を防ぐことができると考えられていたのです。
輪のくぐり方は、麻の葉二、三枚を紙に包んで持ち、輪の中心に左足から入り右足から出るとこを三度繰り返します。この時「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり」という古歌を三度唱えたといいます。茅の輪をくぐって夏越祓をした人は、寿命が千年にも延びますよ、という意味です。
茅の輪くぐりは初め各家でも行われていましたが、後には神社だけで行われる行事となりました。これらの夏越の行事は、いまでは一ヶ月遅れの七月晦日に行う神社が多いようです。

ということです。

後 2 社、7 月の末日、31 日にも夏越があります。
ポップコーン屋さん(模擬店)をやったりするのですが、まあ、ぼちぼち頑張りたいと思います。

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2 thoughts on “水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶといふなり

  1. 本務、兼務の 1 社は 7 月末日です。
    当該記事の兼務神社はもともと 6 月末日だったのですが、梅雨時期で雨天のことが多く、7 月末にしたいということになったのですが、流石に 3 社を同日にするのは難しいので、日程を少しずらしてもらっているのです。

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