新規事業? ホース屋 ねこのしっぽ

今日は神社の祭日でした。
それにしても暑かったです。

で、表題の件ですが、今、米国製のホースは、国内で調達するのが困難なため、長さ毎に在庫をストックしています。

いつ売れるやらわからないというよりも、過去 10 年くらいで売れたのは数本ですから、圧倒的に 仕入れ金額 > 売上という状態ではあるんですが、自分の機械の修理に必要なので、それはそれで問題がないといえばない状態でした。

しかし、薪製造機の販売を始めて、ホースの修理が出てきます。
現実問題、製造機を使うレベルのお客さんは、他にもユンボであるとか、フォークリフトであるとか、油圧で動く機械を持っているので、修理屋さんと付き合いがあるので、修理屋さんを呼んで現場で対応してもらうという人が多いでしょうから、実際のところ、直ちに問題になるとは思いません。
ただ、ホース屋さん、とにかく高いのです。

それで、差し当たっては自分で使う分のホースは自分で作ろうと思い、安価な手動式のかしめ機を導入することにしました。

ホースの作り方は、ホース屋さんで見て覚えてしまったのですが、中国のサプライヤーと話をしていて、噛み合いません。
バフマシーンが要らないのか聞いたんですけど、意味がわからないようでした。

ここに書いてあるやり方なんですけど、

【カットした両端の皮を削る(バフマシーン)】

という固定がありますよね。
機械には YOKOHAMA のロゴがありますが、横浜ゴムの場合、カットしたホースの両端をグランダーのようなもので削る工程があるのです。

よくわからないので、K 興業さんさんに聞いてみたら、横浜のやり方だそうです。

これは解説ビデオですが、バフマシーンの工程はありません。
逆に、日本だと大抵、カットした後のホースの清掃は、コンプレッサで吹く程度ですが、生コンポンプ車みたいに詰め物をしてそれをコンプレッサで送ってホースを清掃していたりします。
ブリヂストンや Parker の動画を見ましたが、やはりバフマシーンの工程はありません。

とりあえず、かしめ機自体は $500 でした。
ただ、これ、ホース自体の厚みがあるものが NG で 2-wire までしかいけないということです。
差し当たっては、3/8″, 1/2″ が作れればいいかなと思うのですが、1/4″, 3/4″, 1″ くらいが作れれば間に合います。
2″ くらいまで作れる電動のものを強く勧められたんですが、単相 220V/60Hz のものになるということで、アップトランスが必要になるし、重さも 500kg くらいになるということで、さすがに邪魔なので、まずは手動でいいかなと思ったのでした。

K さんと話している時、プロフレックス の話があって、コストのこともちょっと聞いたんです。
まあ、プロフレックス さんのページにもちゃんと書いてあるんですけどね。

加締機の導入によるコスト削減イメージ として、かしめ機自体が 648k, 内製時コスト 6.4k, 出張修理が 32k となっていて、ホースの条件は 1/2″, 24MPa, 3m, 両端金具 F(G1/2メネジへっこみシート)とあります。
金具 F というのは、ミスミだと、形状のことを意味するようで、45° 曲げのネック状のものがついているタイプのようですが、ブリヂストンの場合、単に G1/2″ 管用並行メネジ 30° メスシート, 要するにオカダ, 1004 ですね。

各ネジを整理したわかりやすい図がありました。

で、プロフレックス さん的には、その条件だと 27 本ホースを作ると、内製の方がお得になるんですという宣伝をしているわけです。

この間、両端 1005 で、210k = 21Mpa, 1m で作ってもらって約 1 万円だったので、圧も高くて、ホースも長いから確かに安い。
ただ、当たり前ですけど、ホースも金具も在庫しておかないといけません。
そもそもホースって、そんなに裂けませんから。

あと、ここがミソなんですけど、ホース屋さんは丸投げですからね。
クソ狭くて、手が届かないようなところでも、油まみれになりながら作業してくれます。
金具の知識なんかなくても、全部やってくれますから、費用がかかって当然だと思います。

重機の場合はそうなんですが、薪割り機の場合、ホースはたいていのケースで露出しているので、簡単に自分で交換できてしまうんですよね。

手動のかしめ機の場合、20Mpa 以上のホースは対応していないので、20Mpa のホースで、金具は 3/8 と 1/2 の 1005, それと 1/2 の NPT-M を取り寄せてみました。
10 個づつばら売りしてもらいましたが、1005 の 3/8 はセパレートタイプ(split connector + sleeve)、1/2 はユニボディ(connection)にしました。作業して違いを確認したいと思います。

コストシミュレーションですが、今回の場合、少量なのでかなり高くついているわけですが、運賃が価格の 3 割、保険と為替手数料で 1 割、消費税が 1 割として、$1 = 160 x 1.3 x 1.1 x 1.1 = 250 円と考えると、

  • ホース 1m $2.5 x 3 = 1,875 円
  • 1/2 1005 金具 $4 x 2 = 2,000 円
  • かしめ機 $500 = 125,000 円

となるわけです。
ホース自体は 4,000 円弱ですから、4.5 本でコストが逆転します。
金具自体は 100 個くらいを工場から直で買うと $1 しなくなり、送料も航空便で取り寄せても品物と同じくらいなので、$2 くらいまではすぐに抑えることができるようになると思います。
というか、バラで買っても NPT だと @$2 なんですけどね。

というわけで、ホース屋 ねこのしっぽ、開業予定です!

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