薪をロープで束ねてみようかなと思う件

これからのシーズン、薪ストーブ用の薪の販売は期待できないので、キャンプ等での少量の使用向けの販売を始めていかないとと思っています。

で、あくまでも個人的なことなんですけど、実は PP バンドがすごく嫌なんですよ。

別に、プラスチック製品を減らしたいとか、そんな大層な思いは微塵もなくて、単にゴミに捨てるのが面倒くさいからです。
自動結束機で束ねたら、溶着されているのでハサミなりで切らないといけないわけですし、まあ、薪の場合は、うまいこと一本抜いて緩めたら、切らなくても済むかもしれませんけど、切ったら切ったで切断面がゴミ袋を突き破ったりするし、硬いので嵩張るしで、とにかく不快なのです。

前にも書いたんですが、クソ高い薪を買ってくださる方ってのは、割高なのはわかっているけど、手間を減らしたい、だから、お金を払って解決しますよ、ということだと思うのです。
ストレッチフィルムで結束する薪巻き君をつくったのも、PP バンドが嫌だから、という理由だったわけです。

ただ、これもこれで結構手間なんですよ。
あと、シュリンクフィルムというプラスチックが出ます。
もし、バインダー紐を使って結束できれば、麻紐なので、そのまま燃やしてしまえばいいので、ゴミが出ません。

案ずるより産むが易し、じゃないけど、とにかくやってみようと思います。

それで、結び方を考えています。

先日見た薪です。
うーん、これはちょっとゆるんじゃってますし、PP ロープ使ってるし。

もっと良い方法を考えたいです。

鉄板ですが、まずは普通の結び方。

ただ、これは個人的には薪を束ねるのには向かないかなと思うんです。
角で締めないと締めにくい。

あと、シュリンクフィルムのように収縮性があるもので束ねても、輸送の振動や、何かの拍子に束ねたものが動くと、ゆるゆるになってしまい、束が崩れそうになることがあります。
お客さんが器用な方なら、再度結び直せばいいんでしょうが、そんなことをさせないのが付加価値というものでしょう。

なので、角材を束ねたり、新聞紙などをまとめるのにはいいかもしれませんが、薪にはちょっと向かない気がします。

なので、簡単に増し締めできること、そして、簡単に解けること、これが必須の条件ではと思うのです。
調べてみたところ、馬つなぎ・エバンスノットを紹介する動画がありました。

しかしいまいちしっくりきません。

それでしっくりきたのが、こちら。神戸ヒッチ。

まあ、動画を見ていただくとして、気に入った点としては、倍力、3 倍力で締めることができる点です。
締めると自動で保持するんですが、対象がガタガタしたときに緩まないのか、という部分がとても気になります。

他にもいろいろな結び方はあるのでしょうが、調べきれませんでした。
とにかく、色々試してみるのが一番ですね。
いい結び方があれば、コメントで教えてください。

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2 thoughts on “薪をロープで束ねてみようかなと思う件

  1. 重松さん、”神戸ヒッチ”やってみました。これまで10数年結束薪を一部販売していますが、薪の販売当初は結束薪でないとダメと勘違いし、市販の鉄輪(13円、22cm径)で全て作っていました。1時間で20~30束が限度で緩まない様に最後の一本を叩き込むときパチッと切れるものが10程出たことを思い出します。その後試行とコストダウンを思案し、手作りの結束台とバインダーひもで対応しています。紐は850m巻きのバインダーひも(ナフコが最安750円程)を170cmにカットして2周巻いて蝶結びとしています。時間当たり40~50束ほど出来上がるようになり、輪コストも材工含めて4円ほどで出来ています。   しかし、薪の座りが変わるとどうしても緩むので結び方が他に無いものかと悩ましく思うもあきらめていました。  ここに神戸ノッチの記事を拝見しトライしたところ良く締まることびっくりです。あとは①時間当たりの製作数と②運搬時の破断発生と③指をひっかけてのハンドリングが難しい点と④余り紐の処理と⑤お客様へこのうれしい操作方法をどう知らせるかなど前向きに取り組みたいところです。いつも貴重な情報の公開をありがとうございます。

  2. 神戸ヒッチですが、輸送時にどの程度ゆるむのか、これについてはやってみないと何ともいえない部分かなと思っています。
    もちろん、引き締めた部分がその時に摩擦で切れたりしないのか、確かめていかないといけません。
    緩んだときに、増し締めできるようにすることと、振動等でゆるまないようにすることとは、相反するのではないかと思います。
    つまり、オートロック状態で輸送すると、振動や、積み上げた場合の他の束からの荷重により、緩み、破断が生じしたりしないか、という部分です。
    締める側の紐をループ側に引くと簡単に解除できるわけですが、これはメリットでもありデメリットでもあるわけで、輸送中に解除されないようにするには、締める側の紐を固定しておいてやらないといけませんが、その意味をお客さんが分からなくて、束をバラすときにハサミを使ったりすのも、何ともな状態と言えますしね。
    あと、このヒッチですが、三つ打ちのような粗くて硬いものは、引き締めがイマイチですし、PPテープのように薄くてペラくて丸くないものやなんかは、多分簡単に摩擦で切れてしまうと思います。
    ある程度太めで、しなやかで、対象物に対して強度的に余裕のあるロープを使う必要があるように感じますが、バインダー紐はなかなかいいところではないかと感じます。

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