NO-SPILL ガソリン缶 5L 入荷しました

品切れしていた NO-SPILL ガソリン缶 5L が入荷しました。
このガソリン缶は、その名, NO-SPILL = こぼれない, の通り、給油時にあふれたりこぼれたりしにくい構造になっています。

原理は単純で、ノズルの中心に空気を吸う穴が開いていて、給油してガソリン等の液面が上昇してこの穴に到達すると空気を吸えなくなり停止する、というものです。

これと全く同じ原理です。

給油の際ですが、

  • 静電気を除去する。
  • 屋外の火気のない場所で、タンクを水平に保持し、タンク内部のガソリンが気化していると圧力が上昇しているので、緑色のボタンを押して圧力を抜く。
  • 給油口にノズルを差し込み、緑色のボタンを押す。この時、給油口の縁にノズル先端の突起を引っ掛けると、適切な差し込み量が確保できる(写真参照)。
  • 押している間、燃料が供給されるが、ノズル先端に燃料が到達すると自動的に停止する。
  • 緑色のボタンから手を離し、少しノズルを引いてノズル内部に残っている燃料を排出(給油)する。
  • タンクに余裕があり、追加したい場合、ノズルの押し加減で給油速度が調整できるので、注意して給油する。

という感じの流れになります。

もし、満タンになっても停止しない場合、タンクとノズルの締め付けが不良であるか、ノズル本体とノズル先端のピースとの取り合いが不良であるか、また、ノズルが破損しているか、このどれかです。
タンクとノズルですが、内部に O リングがあります。
O リングの位置が悪い、締め付けが不十分、などのケースが最も多く、ここから空気が入り込む場合、自動停止しません。
また、ノズルはツーピース構造になっていて、先端をぶつけたり、斜めのタンクで無理やり押し込んだりすると、隙間が生じて、その隙間から空気が入り込むと、自動停止せず溢れる原因となります。
ノズル自体、そこそこ耐久性はあるものですが、やはり痛むことがあります。
ノズル単品、タンク単品も用意がありますので、上記症状が出て改善しない場合、お問合せ ください。

それと、ノズルの形状が変更になっています。(チャイルドロックの追加)
また、FMD という爆発防止装置が標準装備になっています。
もう、さすがに残っていませんが、残量確認ストライプがないものもあります。
旧タイプのノズルは在庫がもうほとんどないですし、モデルチェンジしたのはかれこれ 10 年近く前なので、正直、旧タイプのノズルが破損したら、タンク本体も交換時期なのかなと思うところです。

この商品は、嵩張るので、運賃がバカになりません。
円安や運賃高騰もあって、価格を改定しないと本当は厳しいのですが、今しばらくは価格を据え置きたいと思います。

Leave a Reply