パスメイト — 測量

まず、パスメイトを使っての施工の第一段階、測量について説明します。

当然ですが、まずはどこを舗装するか、決めねばなりません。この時に注意する点がいくつかあります。

パスメイトに限らず、舗装をする場合、一番大事なことは、水平に施工したら水たまりができてしまうため、排水するために勾配を付けなければいけません。

この勾配のことを水勾配、といいますが、プロの場合は、1% くらいです。

勾配は % で表記するのですが、これは、1m 進むとそれに対して何 % 高さが変化するのか、という比率になります。1% の場合、1m = 100cm の 1% ですから 1cm ということです。

ここまで書いたら、勘の良い人は気づくと思いますが、1cm の高低差を、素人が DIY して、そこまできっちりと施工できるか、というとまず無理ですから、実際には、それよりも勾配を取る、ということになります。

あと、当たり前のことですが、舗装部分に振った雨は、地面に染み込みませんから、きちんと排水計画を立てることが大切です。

最近のゲリラ豪雨のようなひどい降り方をする場合、最悪の場合、庭などが水没して、その水がより低い箇所、たとえば、家の基礎の下や物置の下などに流れこんだりすると、大変です。

地面に染み込ませる場合でも、暗渠排水などを備え、また、万一プール状態に水が溜まりそうなら、排水できるように升を埋けて備えておくことが望ましいです。

以上のように、まずは、勾配や排水の検討を済ませましょう。

どこをどう施工するか、が決まったら、次は、遣り方です。

本格的な方法は、ネットで検索してもらうとして、施工部分の水平、また、パスメイトは基本的に、矩形でリピートしていくので、途中でずれてみっともないことにならないように、貫板(水抜き)にピッチを写しておきましょう。

レーザーを持ってない場合、水平を出すには、水盛りという道具を使います。
これもネットにいくらでも情報が落ちていますが、必要な物はペットボトルと、透明のチューブです。

直角(矩)を出す必要がありますが、大矩といって、ピタゴラスの定理(三平方の定理)を使って、貫板などで大きな定規を作ります。
我が国は、非常に文化水準が高く、三四五(さしご、または、さんしご)の法則といって、庶民でも知っておりました。

このようにして、正確に舗装部分を決定していきます。

次回、基礎に続きます。

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