広島からやってきた「重量野菜運搬車」のプチフォーを観察してみました。
フロント足回りですが、油圧モーター(走行モーター)があって、配管は金属管です。
フロント部分は操舵できません。
リアも当然 HST なので、油圧モーターがありますが、こちらは操舵するので、ゴムホースになってますね。
スパイラルチューブで保護されているので、足回りは視認では確認できませんでしたが、見える部分だと、今のところ、亀裂などもなく、たちまち修理が必要、という状態にはないようです。
この大きさで生意気にも 4 ポンプ HST という、驚くような構成です。
タイヤはスタッドレスをはいてますが、170/70R13 というサイズですね。
なんでスタッドレスなのかはわかりませんが。
エンジンはクボタのガソリンエンジン GH340 で 11.3PS のようです。
セルつきで、リコイルはないので、バッテリーをあげないように、たまには使わないといけませんね。
見ての通り、燃料ホースが劣化しきって、硬化してる上に樹脂がベトベトしている状態なので、交換の必要があります。
オイルのレベルゲージがとんでもない位置にあります。
右のリアタイヤを外して整備する必要がありますね。
操作は、写っていませんが、コラムの左側面にライトスイッチがあり、1 段引くとスモール、2 段引くと前照灯が点灯します。
左下の黒い突起がチョーク。
赤いランプは油温警告灯で、その下のボタンはホーンでした。
銘盤に書いてあるとおりですが、キーシリンダーの上のスイッチが荷役用のレバースイッチで、上げると上昇、下げると加工ですが、非常に操作しづらい位置にあります。
走行中に操作することはしてはいけないことになっていて、そのためにそういう位置についているようです。
右下のフットベダル(横に縞になっている小さいもの)がブレーキで、その上の棒がパーキングブレーキです。
パーキングブレーキは、プチランナーと同じで、フットブレーキで力をかけてブレーキを効かせた状態で、レバーでホールドする仕組みなっています。
一番右下の黒いフットペダルが走行ペダルで、前(自分から見ると奥)へ踏むと前進、後(自分から見ると手前)に踏むと
後進です。
踏まないと中立で、ホールド機能はないか、故障をしているようなので、傾斜がある場合、ブレーキを踏むか、ペダルを踏んでモーターに油を送って力をかけてホールドしないといけません。
とまあ、このように、非常に変わった作りになっているリフトでした。
ちょっと乗ったのですが、HST といっても超信地旋回や信地旋回する機能はないので、普通に 4WD というだけです。
最初の写真でも分かる通り、フロント部分は操舵できないので、4WS でもないんですね。
ですから、リフトと考えると、恐ろしいほど小回りがききません。
重ステと相まって、狭いところでは、かなり使い勝手がよろしくない気がしますが、圃場用なので、特にトヨタは問題と考えなかったのでしょうね。
ところで、これ、軽トラに乗る大きさじゃないんだけど、圃場までどうやって持って行くことを想定しているんだろう?
公道走れるのかな?
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