なんだかんだで ZX35U もそれなりに使い始めて、アタッチメントもそこそこ着脱を繰り返しています。
試作品の機械式クイックヒッチですが、最初はもうちょっとなんとかならないものかとも思ったりしたんですが、よく考えると値段が値段ですので、ピンを着脱して交換することに比べたら、天と地ほどの差があるわけで、ヤンマーの純正油圧クイックヒッチや、OilQuick と比べること自体がナンセンスだなーと思ったりしたわけです。
そう考えると、ハンマーナイフモアとか、たまにしか使わないアタッチメントの場合、何十万・何百万もするシステムではなくて、数万円の機械式でも十分じゃないのかなと思うわけで、売り出してもいいんじゃないかと。
ただ、そのまま売れる品質ではない気もしますから、現状の問題点を洗い出してみました。
まずは、ピンをキャッチする部分の形状が気に入りません。
今の ZX35U は試作 2 号機なんですが、1 号機はアーム幅に合わせて作ると、最初にフックに引っ掛けるのが結構シビアだったので、少し小さめに作ったんですが、そうすると左右に隙間ができてしまい、中央に取り付かないことがあります。
実際のところ、それで作業ができないということはないんですが、美しくありません。
対策は思いついているので、2 号機を改造して、試してみようと思います。
次にフックを稼働させるための 24mm の六角ボルト(?)ですが、これ、構造上ほんの少しガタがあって、締め付け時にセンターから動くことがあるんです。
写真の通りなんですが、締め付けたあと、弛まないようにプレートを差し込んで固定するんですが、寸法がきっちり過ぎて入らないことがあるんです。
まあ、一回り小さくすればいいだけの話ではあります。
それと、今の形状だと、この向きでしか固定できません。
こうすればいいのに。
左はシンメトリーで見た目が綺麗ですが、30° ごとに固定でき、真ん中はアシンメトリーなので、裏表ひっくり返して使うことで 15° ごとに固定できます。
でも、よく考えると、右の作りでもいいような気もします。
六角は 24mm なのですが、少し緩めに作ることで大抵の場合、そのままプレートを固定できると思います。
まあ、緩めに作ると、その分ほんの少し緩む可能性があるので、六角のボルト自体、ガタが出ないように位置をセンターに合わせるプレートも作る必要があるかもしれません。
あとは、グリスニップルの向きが悪くて、フレキでないと差せない箇所があるのもの問題です。
とりあえず、日立用の 3 号機を作って、モニター販売してみようと思います。
販売価格ですが、税込・送料込みで 6 万円台後半くらいになるかなというところです。


