NP3-BW(仮)の組み立て

今日は Y くんがきてくれたので、NP3-BW(仮)の組み立てをしました。
BW は Box Wedge の略です。
見ての通り、結構バラバラ。。。

説明書も何もついてこなくて、どう組み立てるのかさっぱり分からず、試行錯誤しました。
アクスルのシャフトですが、届いた時点で微妙に曲がっている感じ。
マスキングテープはフレームのある場所なんで、そこを避けて U ボルトで固定してみたんですが。。。
当初はプレートの側を上にしていたんですが、そうするとナットがフレームに干渉するので、上下逆にしました。
そうすると、今度はなんかボルトが短くてフレーム側に固定できません。
仕方がないので、4 本のうちの 2 本だけで固定しています。
今の所はそれで問題はなさそうです。

フェンダーはつけてませんけど、一通り組み立て完了して、こんな感じです。
強そう!

早速試運転といいたいところですが、肝心のガソリンがなくて、買いに行きました。
あと、燃料ホースも見当たりません。
ホースも買って繋いでみたんですが、イヤホンの端子のような方でないとホースはさせないし、でもそっちは穴が空いているようにも見えないし、全くガソリンは出てきません。
はてさて。。。
結局、燃料が送れなくて、試運転はできずじまいでした。
なんとも。

それと、草刈機のシャフトから油が漏れてしまう件です。
薪割り機に油圧計がついてきたのと、薪製造機の予備部品に配管に割り込ませるチーズがあるので、戻りラインに割り込ませて圧力を計ってみました。
無負荷で運転して 3 — 4 MPa くらいにまで上がりました。
背圧が高すぎますね。
大体のモータだと、ケースドレンは 500 PSI くらい、3.3 MPa くらいが許容限界のことが多いので、それで漏れるんでしょう。
ヤンマーさんに、メーカーとしてどれくらいの圧力を想定しているのか確認してみようと思います。

お宮建設のための秘密兵器、ミキサーバケットです。
電磁弁があります。
通常は圧油はモータへ送り、印加したらシリンダへ切り替える感じですかね。
ボブキャット側の細工が必要になりそうです。
あと、付いてきたワンタッチが違うので、ホースは加工が必要です。
時間を見つけて、こちらのアタッチメントもブラケットの加工や、配線の加工を進めていきたいと思います。

ボチボチ頑張ります。

草刈機は秒で壊れました

まあ、見ての通りです。

草刈りですが、以前はタグチのクサカルゴンを使っていたんです。
中古(ヤフオク)でも 100 万以上、新品の値段は推して知るべし、超高級アタッチメントです。
今から 10 年くらい前に、あまりに草刈りが大変なので買って、山をある程度綺麗にすると、当たり前ですが、全く用事がなくなってしまい、売ってしまったんです。
あれから 10 年、またまた草木が伸びて大変な状態になってしまいました。
クサカルゴンは丈夫だし、破砕力も高いのでいいアタッチメントだと思うんですが、個人的にはいくつか気に入らない点があったんです。

  • 値段が高すぎる点
  • 刈刃大きすぎる点
  • 重たすぎる点

値段はまあさておき、刈刃が大きすぎるのは致命的に思いました。
刃が大きいので、とにかく刈った跡が汚いのです。
当然、刃の値段も高い。
刃も重たいから、回転が上がるのに時間がかかるし、モータの油の要求量が多いです。
全開にしても、少し早く旋回するだけで回転が落ちてしまいます。
本体も頑丈なのはいいんですが、少し傾斜しているとアームを伸ばすと旋回することができません。
ガッチリ固定されていて丈夫なので、バランスを崩してアタッチメントが接地しても、破損することがない点は安心かなと思います。
ただ、バランスを保てない、旋回できないほど重いのは山では正直かなり使いにくかったです。

それらの問題点を解決したものを作りたくて、工場をあたってみたんですが、最初の工場は $5,000 くらいの見積もりで、クサカルゴンのコピー的なものは作れる感じでしたが、山陽のような軽くて綺麗に刈れるものを作りたかったんですが、ちょっと無理そうだったので今の工場を探して、作ってみたのがこの草刈機です。

見ての通り、ケースドレンのあるモータで、背圧が高い可能性があることは伝えておいたんですが、ドレンのない共用(往復)配管で使いたいので、チェックバルブを介して合流させる設計にしたんです。
チェックバルブの向きを間違えて組んだのかと思って確認したら、そこは正常。
が、想定よりも圧力が高いようで、モータのシャフトのシール部分から漏れてしまいました。
シールを強くすると、今度はケースが痛むだけなので、モータ自体の設計を変える必要があると思います。
卸値で 30 万を切りたいので、$1,500 くらいで生産したいのですが、モータには少しお金をかける必要がありそうです。
どれくらい圧力かかっているのか、後で計ってみようと思います。

リンクとローラーを追加して地面に追随するので、刈り跡はクサカルゴンに比べたらかなり綺麗だと思います。
細かく粉砕できていると思うので、集草の必要もほぼない感じです。
重さも軽くできたし、モータの要求も 20L/min に抑えてあるので、ViO30 で目一杯アームを伸ばしても安定していて、旋回しただけで回転速度が落ちたりもせず、油漏れ問題以外はいい感じに仕上がっていると思います。

刃の耐久性、ぶつけたりした事故時の強度など、これから煮詰めていく必要がある部分は残っているわけですが、クサカルゴンにくらべると 1/5 とかそういう値段になるわけですから、自ずと別モノであって、別の品質にはなるわけですが、安かろう悪かろうではなくて、安くて思ったよりも遥かにマトモ、というレベルに持っていきたいと思います。

草刈機の組み立て

昨日、NP1 の見学で園に行って、溜まっていたチェンソーダストを持って帰って積んだままになっていたので、それの片付けからスタートです。
持って帰ったまま放置してあったものもあったので、午前中 2 台配達しました。
これも商品化できるといいんですけどね。。。

ブラケットの取り付けですが、M18 ボルトがあって、27mm のインパクト用のソケットって持ってなかったのです。

いちいち手で締めるのが面倒臭いし、草刈機も量産の暁には M18 もぼちぼち締めないといけなくなるわけですから、思い切って買ってきました。
26mm は、本当は 1″ が欲しかったんですが、ボブキャットのナットを締めるようです。
まあ、仮締めだから 27mm でもいいといえばいいんですが。

ホースですが、指示した通り 1005 でできてきました。
で、前回試作して、そのままお蔵入りというか、里子に出した NCα ですが、ホースはつけて送ったんんですが、ワンタッチは送らなかったはずで、それを使おうと思っていたものの行方不明。。。
小一時間探したものの見当たらず、諦めました。

夕方アイテックさんに買いに行きました。
ユンボを持って帰る前に組み立てておけば一回で済んだのに。。。
本当は、ワンタッチは G なので R を突っ込むのは違うんだと思いますけど、色々試したんですが、これで漏れないし、パーツも安いのです。
将来的には、R のホース作って、ワンタッチも R のを使うか、NPT だともっと安いので、NPT を使うかすればいいじゃないかと思いますけど、販売用となると、NPT だと国内ではホースを作れる業者がほとんどないと思うし、高いと思うので、R を使うのがいいんだろうなとは思います。

とりあえず、ワンタッチが見つからなくて、今日はタイムアップです。
明日、続きをやろうと思います。

薪製造機 NP2 の見学

今日ははるばる島根から 薪製造機 TimberCat NP2 を見学にお客さんが来てくださいました。

Instagram の方でも書いてあるんですが、薪製造機は 1 台では注文できない(わけではないけど、ものすごくコストアップする)ので、コンテナ単位で生産する必要があり、うちのような弱小だと、在庫が少なくなったなでは、資金繰り的に見切り発車で生産を開始することがとても難しいのです。
資金を回収してから発注する形になるので、売り切れた場合、納期がかなりかかります。
早めに納品を希望される場合、在庫があるうちにご検討いただければと思います。

NP2 と、実際に稼働している NP1 のプロタイプをご覧いただきました。
NP1 はソーが全く切れなくてちょっとアレでしたけど。
乾燥機や他の設備も見ていただきました。
多少は参考になることがあればいいなと思います。

夕方、ちょっと気になって草刈機の梱包を開けてみました。
明日、確認しようと思います。

草刈りアタッチメント

草刈りアタッチメントの試作品を発注しました。

以前、クサカルゴン を使っていたのですが、あらかた作業をしたので、売却してしまいました。
今だと新車のジムニーくらいの価格です。
とても高くて買えないので、安く作ることにしたわけです。

試作の費用としてはこんなものです。
日本側での受け取りにかなりの費用がかかります。
前回、0.9m3 で、28,355 円かかっているので、今回も大体そのくらい、そして消費税などを含めると、27 万くらいかかることになります。
もっとも、35, 38, 40mm のブラケットを作ったり、替え刃もワンセット追加してあるので、そのあたりだけで $300 くらいはかかっています。
量産すれば、仕入れを 20 万以下に抑えることはできそうです。

ブラケットについては、ボスを交換可能にすることで、もっとコストを抑えられるし、ブラケット本体をサイズごとに在庫しなくても済みます。
ただ、このやり方だと、ブラケットとボスとの間にもガタが生じるし、クイックヒッチで使いづらいのです。
ブラケットの取り付けについては、向きや位置が変えられるのと、写真のように自在にすることもできるし、ピンの取り付け方により固定してしまうこともできますので、現場にあわせて柔軟に変更できるのはメリットかと思います。

写真を見てわかる通り、モータにドレンがあるので、それをチェックバルブを介して戻り配管に合流させています。
ここまで書けば、大抵の人はピンとくると思いますが、チエックバルブがそういう取り付け方をしてあると、配管の流れが一方通行になります。
つまり、草刈機を逆転できません。

過去の経験からして、逆転させて絡まっているものが取れるようなことはあまりないし、そもそもそうそう絡まったりするものではないんですが、逆転できないよりは逆転できた方がいいかなと思うのです。
とりあえず、設計した回路図を書いて送っておきましたが、モータの詳しい仕様を聞いていないので、背圧などの関係で無理が出ないか、その辺は工業の技術者に確認してもらう必要がありそうです。

毎日草がぐんぐん伸びているので、テストも兼ねて、草刈りをどんどんしたいタイミングではありますが、制作には一月くらいかかるそうなので、輸送を含めると届くのは 9 月か 10 月になりそうです。
その頃になると、草刈りの需要も一気に減ると思うので、発売するとして来年になりそうです。

グラップルチョッパー NCα で竹藪を掃除してみた件

今日は一日なので、神社の巡回です。
お供物を買いに行くと、なんと、金ちゃんきつねうどんが衝撃の 99 円じゃないですか。
こんな値段久しぶりに見ました。
そして、当然買って、早速お供えしました。

午後からは思い立って、竹藪の掃除をしました。
ようやく NCα を本来の目的のために使うことができました。

今までの人力に比べると、わかってはいたことですが、圧倒的に楽になりました。
まだ、コツが掴めていないので、どうやればもっと効率よく作業できるようになるか、しばらくやってみる必要がありそうです。
特に、ツルが絡まっているものの場合、掴んで引っ張ってやらないといけないんですが、その加減が難しいんです。

今のところ、そういうケースだと

  • 最初は真ん中のあたりで切る(可能なら極力上) → 長いと引っ張る際にユンボがバックしないといけなくなる → 歩くとクローラやスプロケットが摩耗するし時間と燃料の無駄
  • 極力アームを伸ばして掴んで切って、なるべく真下に引き下ろす → 自分の方に引き寄せるとゴミが落ちてくるのと、竹を回転させると折れて自分の方に倒れ込んできたりして危ない

という感じでしょうか。
真ん中あたりで切って、そのまま下に下ろして、そうすると、次は残っているのと引き下ろしたのとをまとめて真ん中あたりで再度掴んで切れば 1/4 にできて、それくらいの長さなれば水平に倒せるので、あとはガシガシ切って、隅に片付ければ ok です。
ただ、枝が嵩張るので、やはりチップにしてしまいたいところではあります。

竹藪を掃除している間 5 号はトップテックスの片付けをしてくれたようです。
長いままだと重たいし、勿体無い気はするんだけど、ある程度で切ったほうがいいのかなと思うところです。
トップテックスはさすが専用品だけあって、チップの養生にはうってつけですが、難があるとすれば、結構ささったりで付着して、片付ける時に掃除が必要ってことでしょうかね。
もうちょっとツルツルしていると、チップが引っ掛からなくていいんでしょうけど。