薪割り機 maniacs

自分で言うのもなんですが、結構凝り性でして、ここ数年、薪割り機について夜な夜な youtube あたりで色々と調べているんですが、悲しいかな、忘れるほうが早い。

mixi に備忘録を書いていたんですけど、あそこって検索できないので、情報が埋もれてしまうんですよね。自分の日記を、いちいち日付をさかのぼって調べる間抜けさに気づいたので、こっちにも再度書くことにします。

というわけで、mixi でお世話になっている人にはダブった内容となるかもしれませんが、まあ、生暖かくスルーして下さい。

で、今までいろいろな薪割り機を見てきたわけですけど、薪割り機と言うものについての切り口はいくつかあると思うんですね。

ファイヤーサイドのポールさんの切り口は、使用目的、でした。

http://fireside-essay.jp/paul/country/2862.html

どういうことかというと、まず、薪割りというのは、基本的に斧で割ることから始まるわけですが、薪割り機の導入の動機は主に2つあって、ひとつは、年齢とともに体力が落ちて薪割り機を使うという動機、もうひとつは斧よりも作業効率を上げたいという動機、という分類です。(重松の意訳です)

薪割り機というものは、意外と高くて、1 万円程度で買える斧とは異なり、安いものでも 3 万円程度(100V の電動タイプのヤフオク価格)からのスタートとなります。3 万ほど出して電動 7t タイプを買ったんですが、正直、斧で割ったほうが早いし、そのくせ重たいので、倉庫から出すだけでも難儀をします。全く使い物にならず、ジャンクと思ったんですが、そもそも見当外れのものを買っていたのだと、ポールさんの説明で納得です。

自分は、作業効率をより高めるための薪割り機ウォッチなので、毎時 1 コード、原木から薪に加工できるのなら、100 万でも安いと思う、そういう価値観です。というわけで、そういう、かなり捻くれた視点でウォッチしてきた世界の迷品、珍品を紹介していきたいと思います!

というわけで、トップバッターは珍品中の珍品、igland wr-6 からスタートします。

igland wr-6。
http://www.igland-as.com

まあ、特に説明はいらないかと思うのですが、この薪割り機の個性は群を抜きます。

ターンテーブルがあって、それが回転して連続して割っていきます。わずか 10 秒、一時間に 360 ストロークです。まあ、能力が 9t しかないので、詰まったりしないのか、という疑問はあるのですが、動画を見れば分かる通り、細いものを 4 本セットしたり、割れた後に大きすぎるものを 2 本セットしたりと、薪を割る操作自体は全自動なので、セットすることだけに注力できるので作業効率は相当アップするように思います。

肝心の価格は、本国だと 31200 ノルウェー・クローネなので、今の為替レートだと、税を入れて 50 万くらいでしょうか。自分は輸送の都合で、買うなら北米で買うと思いますが、調べた所、北米での価格も本国と変わりませんでした。

wr-6 は油圧源が別途必要で、必要流量は毎分 20~40L、必要圧力は 180~200bar(1bar = 0.1MPa=18MPa〜20MPa)、ヤードポンド法だと、5~10gpm、2600~2900psi ってことになります。

これの特徴であるサイクルタイムが 10 秒という速度、他の薪割り機はどうなのかな、と思ってネットで動画をあさってみました。
例えば、Timberworf の TW-6 はサイクルタイムが 8 秒ということになっているんですが、この薪割り機のユーザーであるいのり薪組合さんが上げている動画、3:10 の作業時間で、14 サイクルこなしています。つまり、190/14 = 13.5 秒かかっているので、wr-6 のほうが早いことになりますね。

ちなみに、TW-6 はオプションのログリフトまで搭載し、滑り台のようなものを作って玉を連続供給できるように工夫していても、そのサイクルタイムがかかっています。TW-6、定価でいえば、いのり薪組合さんが使っている仕様なら 200 万を超えてますね! さすがは、本職としか言いようがありません。

いのり薪生産組合さんは、高低差を上手く利用したりと、作業の効率化のために様々な工夫をして、ノウハウを惜しげも無く公開してくださっていて、本当に頭が下がります。

wr-6 は、別途油圧源が必要ですが、そう考えるコストパフォーマンスは悪くなさそうですが、いかんせん、回転テーブルなど、複雑な可動部分を有するため、耐久性など、問題がありそうに思います。

結構欲しくて本気で悩んでいます。w

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