これは無理でしょーって思ってたら
俺も知らないようなプロ技見せてきて
かっこよすぎてマジで泣きそうになった pic.twitter.com/hmis1Bl2tB— ほり (@350_VQ) July 29, 2021
ちょうど Facebook で紹介されていました。
曲がれないときにどうやって曲がるのか、これはバックですが、前進でも逆になるだけで理論自体は同じです。
手順としては、
- ピンが曲がる位置より最も遠くなるように、動画の場合だと、運転席に着席している状態で言うと、左側の縁石にギリギリ寄せてバックし続けます。
- そのままバックし続けると、台車(トレーラ)とヘッド(トラクタ)の角度が 90° 以上になりますので、当たるギリギリくらいまでバックし、その状態で目一杯右にハンドルを切り前進します。
- 90° 以上折ってあると、ヘッドは前進しても、台車はバックします。
- そうすると、ヘッドを起こす(角度を浅くする)スペースが左側にでき、真っ直ぐバックできるようになる
という感じです。
ただ、こうやって押し込んだり、引っ張り出したりすると、それなりのデメリットもあって、90° だと分かりやすいと思いますが、台車が 2 軸の場合、軸と軸と間の位置が回転の中心になるので、タイヤはほぼ真横に押されたり引かれたりします。
摩擦が大きい路面では、スタッドレスのようにブロックが小さく柔らかいと、ブロックごとちぎれてしまうくらい無理な力がかかりますので、最終手段というか、でもまあ、こうやらないと入らないのなら仕方ないのですが。
あと、このツイートをされた方はトラックドライバーということで、トレーラからかなり離れて停車していますが、こうやってバックすると、どんどん詰めてくる人がいます。
もし、詰められると、前に出て頭を起こすスペースを作る、という所作が行えません。
また、失敗してやり直す場合、かなり前まで出てやり直さないといけないので、これくらいのスペースがないと厳しいのです。
また、トレーラは折れるので、ものすごく死角が多い、というか、ほとんど見えないのです。
なので、トレーラのドライバは、あらかじめ見えていた時の状態を頭の中で 3D に整理して、見えない部分は見えてきたとき状態であると想像(仮定)して バックします。
もし、動いている気配を察知し、誘導がいなかったら、見えてない部分がどうなっているのかは知る術がないので、動くことができません。
どうなるかというと、目視しなおす しかありませんから、一旦停車して、降りて確認する、よって、詰めたら却って時間がかかってしまうわけです。
というわけで、トレーラがバックを始めたら、少し離れて見守っていただければと思います。
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