太陽熱温水器の不具合の仮修理

うちで使っている太陽熱温水器ですが、FUJISOL というスペインの会社のもので、ヤフオクで買ったんですが、変なことを言いますが、シンプルでありつつ、凝った作りなんです。

意味不明ですね。ちゃんと説明します。

Unknown-1詳しいことはちょっと長いエントリーですが、「素晴らしすぎる!太陽熱温水器!」を読んでいただきたいんですが、かいつまんで書くと、うちの太陽熱温水器は、真空断熱してある集熱管が温水タンクに差し込まれているタイプのもので、重力により温水がお風呂に落ちてくる、というシンプルな構造なんですが、お湯を使ったら翌日使うためには水を補給しなければいけないわけで、それを S-3 という制御用のマイコンがやってくれるという点でちょっと凝ったものなのです。

昔からいつも言っていることですが、ない機械は壊れない、ということで、S-3 があれば、

  • お湯の残量・温度がわかる
  • お湯が減ると適宜電磁弁を操作して水位を保ってくれる
  • 給水用の配管と、給湯(温水取り出し)の配管が共用できるため工事費・部材費が大きく削減できる

というご利益がある反面、

  • イニシャルコストがかかる(約 1.5 万円)
  • 電気を多少なりとも消費する ので、停電になると S-3 が動作せず、湯量がわからず、給水できない(給湯はお湯がある限り重力で落ちてくるだけなのでできます)
  • 壊れる ← NEW

というデメリットがあるわけです。

過去に鳥だろうと思いますが、動物がつついてセンサーの配線が断線して、インターホン用のコードで繋いで復旧したことがあったので、今回もまずは断線を疑ったのですが、断線は見当たらず、予備の S-3 に交換して様子を見たんですが、だめだったため、センサー不良と判断して、センサーの交換を行いました。
お昼ちょっと前ですが、すでに沸騰していて、危うく火傷をするところでした。

写真の PF 管で保護されている部分が、前回断線した部分です。
また断線するといけないのと、センサーのコードは 24m あって、床下などを含めて配線しないといけないので、不具合のたびにケーブルを貼り直すが嫌なので、一度 PF 管で鞘を作っておいて、導線ワイヤーを使って簡単に交換ができるようにしておこうと思います。

それで、仮にセンサーの配線をして、古い S-3 につないだんですが、それでも動作がおかしいので、S-3 自体も交換して、無事に普通の動きに戻りましたが、完全に沸騰しているので、今日は保護機能が働いて水を補給できないない(集熱器内部の温度が高い時に冷たい水を入れると破損するため S-3 の保護機能が働き給水しません)ため、動作確認は明日以降に持ち越しですが、晴れたら、お風呂に入れるといいなと思います。

暑いのは好きではない、なぜなら裸以上には脱げなから

こんな記事を見ました。

たしかに、ここに書いて有ることは、説得力がありますね。
本当に夏が暑くなっているのは強く感じるところです。

特にここ数年、「本当に冬は寒くなるんだろうか」と思ったりもするんですが、まあ、なんとか寒くはなっているものの、子供の頃のように朝霜が降りる事自体、めったになくなりました。
小学校に通う時、凍った田んぼをショートカットしていたんですけど、今だと、靴が泥だらけになるでしょう。

薪ストーブユーザとしては、実に寂しいことです。

地球温暖化とやらの原因が CO2 かどうか、個人的には、鰯の頭も信心からというか、「CO2 が減ると環境に良い教」って揶揄しているんですけど、まあCO2 の排出を減らすことができれば、もしその影響だというのが真実であれば、多少自体は改善する可能性があるかも知れない、ということはあると思います。

以前もここに書きましたが、省エネルギなどを考える時、できることからやるなどといって、待機電力を節約するなどといっていちいちコンセントを抜いたり、やたらスイッチを操作する人がいますが、精神論では、効率は上がりません。

例えば、1W の待機電力をカットしても、24 時間 365 日、1 年で 8.76kWh しか節約になりません。
これは 1kWh を 30 円とすれば、わずか 262.8 円の節約効果しかありません。
しかも、これはずっと切りっぱなしだった場合であり、使うときには、いちいちコンセントを差すなり、電源を入れるなりが必要になります。

しかし、1 日 4 時間点灯する 40W の白熱電球を 6W の LED 電球に交換すれば、1 年で 49.64kWh 節約できます。
節約できる金額は、1489.2 円ですが、仮に電球が 1,000 円だったとして、それでも 489.2 円の節約です。
この節約のためには、電球を交換するだけ、たった 1 度の作業だけで済みます。
また、その後、電球の寿命も伸びるので、交換作業の頻度も減れば、廃棄物の量も減ります。
白熱電球は、めったに使わないところに移設するなどして、最後まで使い切りたいものです。

出典 省エネ行動診断(JX日鉱日石エネルギー) リンク切れ

そういう意味では、いつも同じことばかりいっていると言われそうですが、家庭内で給湯にはエネルギーの約 1/3 弱が使われているわけで、やはりそこを手当するのが一番の近道ではないかと思います。

薪で風呂を焚くのか、というとそれも悪くはない考えでしょうが、ATO の薪ボイラー は 50 万円近くしますし、やはり、おすすめは 真空管の太陽熱温水器 でしょうか。

無理をしたり、手間をかけたりしては長続きしませんので、それぞれができることから、やっていく必要があると感じます。

また、最近は、異常気象、ゲリラ豪雨とか呼ばれることもありますが、土砂災害、水害などが頻発するようになり、記事 にもある通り、今までの常識が通用しなくなっています。

洪水を防ぐためには、人工林や竹林の手入れはもちろんですが、個人レベルでも、雨水を貯留して、さらにトイレの洗浄水に活用したり、できることからやっていく必要がありそうです。

薪ストーブ風ボイラー マキキュート

値段は置いておくとして、ちょっと面白いなと思ったんですが、ハンターストーブのボイラー機能をもっと本格的にした薪ストーブなのか、それとも薪ボイラーなのか、かなりボイラーに近いシステムを見かけました。

その名も、「マキキュート」。

寺田鉄工所の サーナス(真空管式の太陽熱温水器)との組み合わせなんかも可能なようです。

薪ボイラーというほど無骨ではなく、燃焼の様子などが見えるので薪ストーブ的な使い方もできるし、配管などもカバー内部に収まっているようです。

写真などは、リンク先のブログで確認してみてください。
薪ボイラーというよりも、巨大な薪ストーブ、という感じで、非常に洗練されたデザインです。

自画自賛するわけではないのですが、うちで導入している FUJISOL の真空管式太陽熱温水器、それも重力式のものは、愛媛のように冬場もまず凍結しないエリアですと、抜群の経済性を発揮します。

特に、ボールタップ給水ではなく、制御器を使った方式を採用すれば、沸かしたお湯は 100% お湯のまま使うことができるため、冬場、仮に 40 度しか湧いていなくても、40 度のお湯として使用でき、ほんの少し追い焚きするだけで済みます。

ボールタップ給水だと、配管が 2 本必要になる上、お湯を使った分だけ水が加えられるために、夏場以外はあっという間に温水器から出てくるお湯の温度が下がってしまいます。

制御器を使ったものの場合、お風呂の給湯くらいであれば、太陽熱温水器だけであらかたまかなえるのですが、それでも天気の悪い日にはお湯がわきませんし、得られるお湯も少なくなるため、うちではガス給湯器を使っているのですが、薪ストーブの熱を給湯にも回せれば、ガス給湯器はなくても、行けるんじゃないか、と思えてしまいます。

graph02そういう意味では、マキキュートと温水器があれば、家庭の光熱費の大部分を占める「給湯」「暖房」を薪に置き換えることができますね。グラフは、省エネ行動診断(JX日鉱日石エネルギー) さんから引用しましたが、両者を合わせると、50% を超えるエネルギーが薪と太陽熱に置き換えられる可能性があることがわかります。

太陽熱温水器の種類などは、過去に記事にしています。お時間があれば、ぜひ、ご一読ください!

最大の問題点は、梅雨時、お湯が足りないけど、薪ストーブを炊くと暑かもしれない時期をどうやって乗り切るか、ということでしょうかね。

マキキュートは結構いいお値段なんですが、まあ、普通の薪ストーブも、専門店で買えば、平気で 50 万とかしちゃってますから、そういう値段で買うことを考えると、ボイラー部分は 20〜30 万なので、非常にいい値付ともいえますよね。

このように選択肢が増え、薪など、再生可能なエネルギーが身近なものとして、少しでも多くの人の生活を豊かになればと思います。

太陽熱温水器を増設しようと画策中

img_13太陽熱温水器は FUJISOL の FUJI-IN 115 というものを使っているのですが、90L しかお湯がためておけない小型のものです。

自分が住んでいる松山市では、太陽熱温水器には、助成があるのですが、一律 25,000 円なんですね。

なもんで、安い FUJI-IN 115 にしたわけですが、天候が悪い日にはお湯がわきませんし、天気が良くても、冬場は 40 度くらいしか沸かないので、追い焚きが必要になります。

コストパフォーマンスや性能自体にはとても満足しているので、増設することにしました。

松山市の補助金もいつまで出るかわからない、というのもありますし。

補助金については、市に電話で確認したところ、増設でも OK ということでした。

増設することにより、お湯を使いきらないで済むので、翌日に持ち越せるお湯があれば、その分、下駄をはけるので、寒いシーズンでも多くの日で、50 度程度の追い焚きが不要な温度まで加温できるのではと目論んでます。また、梅雨時などの天候が不安定な時期でも、お湯が使える日が増えることも期待できます。

今回は増設なので、制御器やセンサーが必要ありませんので、見積をとったら、66,000 円ということでした。引取に行けば、62,000 円です。(送料は、4,000 円)

今度、東京に行く時に、引き取れそうなら、引き取りに行って、ダメなら、送ってもらおうと思います。

補助金は、書類などが面倒くさいく、工事は業者にやって貰う必要があるので、その分を差し引きすると、自己負担分は 5 万円程度でしょうか?

補助的なものになるため、どの程度ガスが節約になるのか、というよりも、金銭的には、ガス代はほとんどの月で基本料金を超えないので、節約にはならないのですが、90L だと、やはり冬季は、薄めることができないため、十分な湯量がなく、快適とはいえない(お風呂に入ると体温のほうが低いから、お湯が冷めてしまい、すぐに追い焚きしないと寒いし、温度の変化が不快)こと、薪がないと不安なのと同じで、お湯がたまってない事自体が気持ち悪いことが改善できればなと思っています。

秋祭り終了・太陽熱温水タンク補修

くどいようですが、本業は、神職なのです。
なもんで、この時期、実はそうとう忙しかったりします。

台風 19 号の直撃を受けて、ひところはどうなることかと気をもんだ北条まつりですが、12 日の子供みこしは、予定通り斎行でき、翌 13 日の各地区の神輿渡御も、工夫をしてなんとか執り行う事ができました。

今日は、秋祭り最終日で、とても疲れているものの、何とか終わったという充実感で、のんびりしております。

IMG_1885で、先日、草刈りをした時に、太陽熱温水器の温水タンクが著しく腐食していることに気づきました。

ガルバリウム合金製、ということなんですが、腐食している部位を見ると紙のように薄いんですね。

めっき層も非常に薄いのでしょうが、このタンクの表面の金属は、断熱材を紫外線などから守るための役目しかないわけで、これが腐ったところでどうということはないと思うのですが、まあ、小汚いし、アルミテープでも貼っておこうと思うのですが、アルミテープが行方不明だったし、かなり不精なので、思い立った時に補修しないと絶対補修しないだろということで、サビ落としもせずに、いきなりローバルを吹き付けておきました。

IMG_1886しかしまあ、ローバルのスプレー、これ、半端無く便利です。

ローバルの高い防錆能力は皆さんご存知だと思うんですけど、あれ、結構塗るのがかったるいんですよね。
値段のことを考えると、それは缶で買ってきて刷毛で塗るのがいいんでしょうが、こういうショボイ面積の軽微な補修のために、騙されたと思ってスプレー、是非買ってみてください。

というわけで、垂れるほど吹き付けておきました。

アルミテープが出てきたら、水が入らないように、蓋をしておこうと思います。

個人的にはね、エポローバルのスプレーがほしいですけどね、発売されてないんですよね。。。

太陽熱温水器用制御器 S-3 の電気代

素晴らしすぎる!太陽熱温水器というエントリーで紹介した、制御器の S-3 ですが、実はあれからずっと電気の消費量を計測していたんです。
かれこれ 2 週間以上になります。
電気代はほとんど必要ない、っていうのは、受け売りで、実際に確かめたわけではありませんでしたので。

結論からいえば、エコワットでは、0.00kWh のまま、つまり10Wh も使っていませんでした。

本当に使っていないかどうかはおいておいても、少なくとも、計測が正確にできないほど電気を使わない、ということは確かだと思うし、エコワット自体が 1W 使うので、そっちの方がもったいない感じがして、今日で計測をやめました。
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