盛り上がっているところアレなんですが、アスペルガーではないかと友人に指摘を受ける、空気を読めない(読まない?)自分ではあるんですが、ふと思ったこととして、インテリア小物としてはいいし、加湿するのも嘘じゃないだろうけど、その小さな皿の水で「実際に加湿できるんですか」という部分が気になるのですよ。
計算してみます。
飽和水蒸気量は 計算済みの表 を一部引っ張ります。
気温(℃) | 飽和水蒸気量 (g/m3) |
---|---|
25 | 23.0 |
20 | 17.2 |
15 | 12.8 |
10 | 9.39 |
5 | 6.79 |
0 | 4.85 |
それでは、冬の気候っていうのはどいう状態なのでしょうか?
高くても 70% くらい のようです。
元の気温を 0, 5, 10℃ で湿度が 70% として、15, 20, 25℃ になった時の湿度、そして、40% を下回った時、40% まで加湿するために必要な水蒸気量(g/m3)をスクリプトで計算してみました。
0 -> 15, 3.39 , 26.52% 5.12 (1.73)
0 -> 20, 3.39 , 19.74% 6.88 (3.49)
0 -> 25, 3.39 , 14.76% 9.20 (5.81)
5 -> 15, 4.75 , 37.13% 5.12 (0.37)
5 -> 20, 4.75 , 27.63% 6.88 (2.13)
5 -> 25, 4.75 , 20.67% 9.20 (4.45)
10 -> 15, 6.57 , 51.35% 5.12 (-1.45)
10 -> 20, 6.57 , 38.22% 6.88 (0.31)
10 -> 25, 6.57 , 28.58% 9.20 (2.63)
例えば、外気温が 0℃ の時、湿度 70% だと 1m3 あたり、3.39g の水蒸気が含まれていて、20℃ にまで暖房すると、 湿度が 19.74% に低下し、快適といわれる湿度の下限 40% 場合、6.88g/m3 なので、3.49g 加湿しないといけない、ということです。
アバウトな計算として、10 畳(16m2)の部屋で、CH(天井の高さ)が 2.5m であれば、40m3 程度の空気があることになります。
139.6g の水が必要になります。
うちの場合だと、平屋の一部屋で 48m2 で、平均の天井の高さは、6m なので、288m3、5 → 20℃ で、2.13 x 288 = 613.44g だから、500ml のペットボトルでは間に合わない計算ですね。
実際には、完全に密閉されているわけではないですし、薪ストーブを焚く場合、室内の空気を燃焼に使用する事もあるでしょうから、より多く加湿しないといけないですね。
つまり、たいてい水が足りない!
というわけ、諸君、これを買う必用があるってことですよ。そうそう、この前ダイソーに行った時、同じようなものが 100 円で売ってました。
ピュアクリスタル を使っているので買いませんでしたが。
加湿が追いつかないようなら、ニャンの数も増やさないといけません。
想像しただけで、リアル。w
本物のニャンがいると、多分、押しのけて水を飲んだりして、加湿器として使えないような気もしないでもないですが。
というわけで、結論。
商品のイメージ写真の使い方では、加湿器としては、十分な能力を発揮することは難しいと思う。
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この手の加湿器は自然乾燥なので、加湿している気分になるだけです。
洗濯物を部屋干しするのと同じなんですよね。
それこそ、洗面器に水を入れてタオルの端を水に浸けた状態で置いておくのと変わりません
蒸発量を上げるのなら、扇風機で風を送ればよいです。
薪や洗濯物に風が当たると良く乾くのと同じです。
湿り空気の状態を知るのなら空気線図を使えば分かりやすいです。
結論を書くとそうなるんですが、実際のところ、思ったおりも温度が下がると空気中の水が少ないのに驚きました。
あと、うちの場合10Lくらいのタンクで加湿しているんですが、そこから逆に考えると、薪ストーブで相当室内の空気か入れ替わっていることもわかります。