太い原木を簡易的に製材するアタッチメント

TimberCat CM-24 のお客さんから、使用レポートが届きました。

最初の平面を出す時には工夫が必要なのですが、ハシゴ状のものを使ってうまく作業されています。
一旦平面が出れば、あとは挽きたい厚みにセットして、平面の上を滑らせるだけで、ある程度均一な板が取れます。

うちではもともと Alaskan Mill を扱っていたんですが、円安、資源高で、とんでもない値段になってしまいました。
そこで、低価格なプライベートブランド商品として、似たような性能で 1/3 程度の価格を実現しました。

これより大きなサイズも用意しようかと思ったんですが、やればわかるんですが、チェンソーではかなり大変な作業なんです。
より本格的に製材したい方向けには、バンドソーのエンジン式の簡易製材機を用意するほうがスマートかなと思います。
ただ、あれこれ手を出すと、収拾がつかなくなるので、薪製造機が落ち着いてから着手したいと思います。

先日からやりとりしていた薪割り機のホース交換の件ですが、送った品物が届いて、無事に交換できたと連絡をいただきました。
まあ見ての通りですが、コントロールバルブ側のエルボを両端が 1/2″ NPT-M のホースが使えるように交換したので、次回から安価なホースが使えます。

今回の費用ですが、米国だと $15 ほど(モノだけの値段)なんですが、輸入する際にうちの倉庫までは別途 UPS Graound の費用がかかったり、そこから輸入の費用がかかったり、なんだかんだで、$1 = 400 で大丈夫だろうという超絶どんぶり勘定で 6,000 円お願いしました。
純正品が 2 万円超えなので、1/3 以下だったので、お許しください。

ホースは 10 年程度持つと思います。
つまり、あと 10 年は戦える、ってどこかで聞いたようなセリフ。

それで、ほかにもいくつ書きになることがありましたので、大きなお世話かと思いますが、メールをしておきました。
長く薪割り機を使われている方にも、参考になるかもと思うので、こちらにも書いておきます。

まず、ホースですが、物理的に破損したのでないなら、基本的に経年劣化と考えられます。
多少条件の違いはそれぞれにあるとしても、1 本ダメになれば、次々ダメになる可能性があるので、予防的に交換されることをお勧めします。
ただ、米国製の薪割り機は、ネジの規格がインペリアル(インチ)です。
日本国内ではあまり流通していません。
純正品を使うのが間違いないのですが、Hearth & Home 暖炉家(だんろや)では、NPT という規格のホースを在庫 していますので、安価に修理したい場合、お問い合わせください。

また、作動油も劣化しているか確認して、必要に応じて交換する必要があります。
オイルの劣化具合の判断ですが、一番わかりやすいのは色を見ることです。

オイルの色相による劣化の判定<ASTMカラーによる簡易比色法>
オイルは劣化に伴い赤っぽく色が変わります。オイルの色相による劣化判定は新油の色相 (ASTM番号) に対し 2.5 以上濃くなった場合がおおよその酸化劣化限界となります。

最初はサラダ油みたいな色をしているのですが、古くなってくると、麦茶のような色になり、最終的にはコーヒーのような色になり、独特の匂いが出ます。

タンク内に水分が混入すると、白濁します。
この場合、錆等の発生の原因にもなるので、速やかな交換が必要です。
一度で完全に水を取り除くことは難しいので、2, 3 回、交換して水を極力除去します。
作動油を大量に無駄にするので、とても費用がかかりますので、水がタンクに入らないように、保管時には気をつける必要があります。

作動油のタンクですが、一般的にはブリーザキャップといって、フィルタのついた通気できる構造のキャップで蓋をしてあります。
どういうことかというと、薪割りをする際には、油圧シリンダを伸ばしたり縮めたりするわけですが、油圧シリンダは伸ばすと、ロッドの容積分、タンクから油を取り込みますので、その分、タンクの油面が下がります。
逆に、シリンダを縮めると、タンクの油面が元に戻るわけです。
つまり、タンク内に空気が出入りする、ということです。
そのままだと、ゴミ等が入りますから、フィルタのついた蓋がついているのです。
なので、フタのフィルタは定期的に点検・清掃が必要です。
また、フタの周りにゴミが溜まっていると吸い込んでしまったりするので、作業時にまめに清掃をしてください。

それでも作動油にはゴミが入ったりするので、いくつかのフィルタが組み込まれています。
まず、ポンプに大きな異物が噛み込まないようにするため、サクションストレーナという濾過器があります。
作動油交換のタイミングには、ストレーナーを外して洗浄することをお勧めします。

これは、PCLS2013GC のものですが、ポンプに向かうホース用を取り付けるための hose barb があり、向きを変えるためのエルボ、そして、その前に濾過器という構造です。

PCLS2013GC の大部分のモデルは、白い樹脂製の hose barb になっていてます。
ストレーナーを外す際には必然的にホースを取り外す必要がありますが、この際に、絶対に樹脂製パーツに力を加えないでください
ねじ山等が弱く、油漏れの原因となります。
万一漏れるようになった場合、金属製の対策部品を用意してありますので、交換が必要です。

また、ドレンがある場合、マグネットが仕込んであることがあります。
鉄粉等を除去するためなのですが、ここも掃除することをお勧めします。

作動油のフィルタがある場合、フィルタも一緒に交換してください。
フィルタにはバイパス機能があり、フィルタが目詰まりした場合、バイパスされる構造になっています。
そのため、濾過されていなくても、薪割り機自体は普通に機能するので、問題に気づけません。
うちでは、Zinga AE-10 を扱っています。

以前、油圧ユニットを作った時、リターンフィルタを取り付けていなかったんですが、ストレーナの掃除をする時にびっくりするほど汚れていました。
もし、リターンフィルタのない薪割り機を使っているなら、簡単に後付けできますので、フィルタは追加搭載することを強くお勧めします。
リターンフィルタは、サクションストレーナに比べて、格段に目が細かいので、汚れを取り除く性能に優れます。

初回のオイル充填時、また、オイル交換時には、回路内に空気が入っていることがあります。
空気が入ると、ガタガタと動くことがありますが、これは故障ではありません。

空気が抜けるまで、シリンダを伸ばしたり、縮めたりを繰り返します。
この時、作動油が泡立ってしまいます。

作動油を補充する際には、水平堅土上でシリンダを縮めた状態で行います。
シリンダを伸ばした状態で補充すると、縮めた際に液面が上昇しますので、タンクから噴き出すことがあります。
ゲージがある場合、最初は MAX まで入れないようにしてください。
泡立つことで容積が増えて吹き出すことがあります。
泡が消えるのには時間がかかりますので、時間をおいて、MIN, MAX の中間くらいになるように補充して下さい。

作動油は漏れない限り減ることはありませんので、減っている場合、漏れていないかを疑ってください。

また、タンクのキャップは穴が空いています。
移動の際、タンクの傾きに注意してください。
傾けすぎると、空気穴を伝って、油が漏れることがあります。

以上のことは、過去にもまとめてありますので、参考にしてください。

それと、たまにある不具合がジョーカップリングの緩みです。

この異音は、カップリングの締付け不良により発生していました。

カップリングとは、エンジンと油圧ポンプを接続する写真のような部品です。
ハブと呼ばれる爪のある部品がエンジンと油圧ポンプに向かい合って取り付けられており、その間にインサートと呼ばれる緩衝材が填っています。
ハブはエンジンやポンプの軸にキーで取り付けられていて、そのキーをイモネジで押さえてあります。

この部分に緩みやガタがないか、定期的に点検をしてください。
また、インサートと呼ばれる緩衝材は、ウレタン等の樹脂製です。
経年劣化し、脱落や、それにともなう、カップリング・ポンプ等の破損の原因になります。

そのほか、エンジンオイル、プラグ、エアフィルタ等も、点検整備をしてください。

今日も昨日の続きです。
5 号が手前の 13t でエノキの片付けをしてくれました。

カゴに並べるとそれなりに見えますね。
ただ、カゴ詰の手間も、結構かかるんですが、並べないとたくさん入りません。
並べて詰めた場合、単に落とし込んだ場合に比べて 1.5 — 2 倍程度入ります。

夕方 ECU が届きました。

これ、純正だと 100 万もするんだけど。。。
ところで、Made in UK と書いてありますね。
チャイナのどこ辺を UK というのでしょうか、ちょっと気になります。

なんせパチモンなんで、動くといいんですけどね。

Y くんも手伝いに来てくれたので、自分たちは、トレーラに積んだままの原木を下ろして、造材しました。
1/3 くらいは片付きました。

薪割りもしたんですけど、鉄カゴがなくなってしまいました。
できたものを園に運んで、代わりに空カゴを持って帰りたいと思います。

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