土曜日に県森連のきのこの栽培セミナーに参加してきました。
午前中は座学、午後から実習でした。
座学では、基本的にしいたけの栽培について教えていただいたんですが、しいたけ以外のきのこ、ひらたけ、なめこ、くりたけ、きくらげ、このあたりについても、簡単にではあるんですが、栽培方法を学びました。
個人的に興味を持ったのは、なめことひらたけです。
短木栽培というようですが、やや太めの原木を 15 — 20cm にスライスして、玉切り時に発生した木くずを使って混合種菌をつくって、それをサンドイッチして、積み上げていく方法です。
しいたけに比べて、遥かに簡単、ということだったので、ずぼらな自分には向いているのではないかと思いました。
ただ、ヒダコブ病といって、キノコバエってのがセンチュウを運んでくる問題があるらしく、これは防虫ネットをかけることで 100% 防げる、ということでした。
さらに、ひらたけの場合、大量にある、クヌギやコナラは栽培用の原木として適さないので、なめこに挑戦してみようと思います。
なめこは、コナラのほうがクヌギよりは適しているようです。
午後からの実習では、しいたけとなめこの植菌をしました。
この時初めて、しいたけの成形菌を使いました。
形成金は、おがくずを鉄砲の弾みたいな形に固めたもので、一つ一つが梱包されたシートになっています。
1 シートは 460 駒、出荷単位は 22 シートが 1 ケースのようなので、都合 10,120 駒あることになりますから、完全に業務用です。
通常の駒菌と値段は変わらないようなことをいっていました。
きのこセンターの菌興 115 号を使いましたが、駒は 8mm のドリルを使いますが、形成菌は 12.7mm のドリルを使うということで、穴が大きいです。
当然金槌で叩き込むことができないので、手で押しこむ形となります。
形成菌は発泡スチロール製の蓋?がついているので、駒をはめたところは白くなるので、見てわかりやすい感じがしました。
ハンマーで叩かなくていいので楽な気もするんですが、意外とシートからはがれにくい場合があるので、どっちもどっちの感じです。
まあ、現実問題、形成菌を 1 ケース買ったら、もう、完全に売らないと食べきれない量が採れることになるんでしょうが。
短木栽培の場合、面倒くさい駒打ちがなくなるので、楽そう、的な思いつきなのですが、セミナーでは行わなかったので、春に原木が届いたら、とりあえず、挑戦してみようと思います。
ひらたけも、適した原木が手に入れば、作ってみようと思います。