ブレイブ(Brave) 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC へのオイルフィルタ後付方法

お客さんから質問があった ブレイブ(Brave) 20t 横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC へのオイルフィルタの取り付け方法です。

このモデルは、コンシューマー向けで、メーカーとしてはそこまでのヘビーユースを想定していないため、オイルフィルターは標準で装備されていません。作動油の量は約 12L です。

基本構成は同じですが、プロユースの iron & ork 20 Ton Horizontal Two-Way Log Splitter BH2W2016GX になると、作動油の量は 12 ガロン = 46L になりますし、オイルフィルターも装備されています。
オイル自体が 4 倍ほどあるわけです。

両者は基本的な油圧システムは全く同じものです。
数字の上での能力もほぼ同じです。
ですが、見てのとおり、全くといっていいほど違います。

PCLS2013GC は、コンシューマー向けではあるものの、少しでも安心して使えるように、ということでフィルタを追加するわけです。
だからといって、作動油の量が全く違うし、フレームの作りも違うので、そういう部分はいたわってやる必要があることは言うまでもありません。

あくまでも個人的な印象としては、PCLS2013GCBH2W2016GX は値段が違いすぎ、コストパフォーマンスという点では、圧倒的に PCLS2013GC が優れていますし、実際問題、実際にうちで薪の生産に使用していていますが、十分業務でも使えるクオリティを有しています。

さて、フィルタの取り付け方法です。

理想的には、BH2W2016GX のようにタンクに直接水平になるように取り付けるのが良いのでしょうが、自信を持って言いますが、間違いなく割った薪がヒットするなり、ぶつけて折れると思います。

2015-12-06 15.50.32なので、うちの場合、コントロールバルブに固定する形を取りました。

既存の樹脂(一部金属のモデルもあります)のリターンホースが取り付けてあるエルボを外して、そこにリターンフィルタを挟み込む形です。

写真のようになりますが、取り付け位置が高いため、割った薪が当たる、というようなことは起こりにくい位置かと思います。

もっと手軽な方法は、リターンホースの間に単にフィルタを挟み込む方法ですが、この場合、ヘッドはホースで保持され、固定されていないのでプラプラすることになります。
ホースが長くなる場合には、途中でブラケット等を設けて、ヘッドをタップして固定するなり、ホースをバンドで固定するなりする必要が出てくるかもしれません。

うちではこのスタイルで取り付けていませんが、「違いが分かる男」さんの出品事例です。

出典 ヤフオク