薪製造機の試運転

雨でしたが、軒下でなんとか昨日の続きで薪製造機の組み立てをしました。
一部、間違えて組み立てたところがあるのですが、とりあえず動く状態には組みたったので早速試運転してみました。
今回はセル付きなので、始動が楽でいいです。

基本的には、操作は 3 本のレバーで行います。
左からソー(上げ下げ)、インフィードコンベア(上で送る、下で戻す)、ログテーブル(上で送る、下で戻す)となります。
その左のレバーは薪割りですが、ソーを上げると連動して薪割りが始まるようになっています。

ここで面倒臭いのが、ソーを上げるのも操作が必要なのと、ソーの送り速度の調整がないので、レバー操作を慎重に行う必要があることです。
オートソーというのですが、この機構にするには、シリンダとこのコントロールバルブを追加して、そこそこ費用がかかっているんですけどね。
基本的にソーは、勝手に上がるものだと思っていたので、ある意味驚きの仕様です。
慣れたらなんともなくなるのか、この出来栄えだとオートソーはいらないかもしれません。
ただ、一日中仕事で薪割りをするのなら、少しでも楽に作業をしてもらいたいと思うわけですよ。
これに関しては、戻りはさておき、送りに関してはニードルバルブ(流量制御弁)を追加した方がいいと思いますし、リリーフバルブも併せて、シリンダの力を弱くしないとものすごい力でソーを押し付けることになるので、バーやチェンを痛める原因になるのではと思うんです。

それと、推測した通り、バーオイルの供給は点滴のように重力で一定量落とす状態でした。
これに関しては、なんらかの改善をしないと、木屑等が詰まると、簡単にオイルの供給が滞り、バーやチェンの寿命が著しく短くなりかねません。
また、ソーを使わないタイミングでも垂れ流しになるので、高価なオイルも無駄になりますし、機械も汚れ、環境にも良くありません。
改善の案は 4 パターン思いついています。

まず、最初の方法は実績のある油圧式オイルポンプを追加する方法です。
問題は、お金がすごくかかることですね。

次は、12V の電源があるので、リミットスイッチ等を使い、ソーが倒れている間、電気でオイルポンプを駆動することです。
基本的に、一番安上がりですが、バッテリーから電気を取るわけですが、バーを倒したままにすると、スイッチが入りっぱなしになり、バッテリーが上がる可能性があります。
エンジンが回っている時のみ作動するように細工することができればいいんですけど。

意外に簡単にできそうなのが、普通のチェンソーのオイルポンプを使う方法です。
ただし、バーをマウントする側のブラケットの加工が必要になるので、ちょっと面倒くさいのですが、機械式だし、部品のコストはとても安いのです。
油圧モータの回転を利用して、ポンプを駆動するので、モータが回転する時だけ確実にオイルを供給することができます。
ただし、どれくらいの圧力が得られるのか、という部分に関しては、普通のエンジンチェンソー程度であろうと思いますから、木屑が詰まると供給できない可能性は高いです。

最後は油圧シリンダにシリンジポンプを抱き併せて摺動させて、逆止弁を組み合わせることにより、シリンダの動きに合わせてオイルを組み上げて圧入する方法です。
一番安く、一番確実だと思います。

まあ、現状使えないわけではないので、シリンジポンプ方式から着手してみようと思います。

後もう一つ面倒臭いのは、ウエッジの高さ調整が手動だということです。
まあ、見ての通り、テコの原理で上げ下げする原始的な仕組みですね。
HAKKI の安いモデルも同じ仕組みです。

最後の面倒臭いことは、ベルトコンベアをコストダウンのため 150mm 幅にしたんですが、割った薪のサイズが大きく、コンベアの角度がきつい時、送られず溜まってしまうことがある、ってことですね。

そんなこんなで軽くテストをしたんですが、肝心のログテーブルがないので、明日、テーブルの組み立てをして、丸太を供給するところからテストをしたいと思います。

夜は、神鍋白炭工房さんの炭を使って、炭火焼きです。
お肉とイカですが、特売品(肉 4 割引, イカ 半額)です。

今までは DCM のインドネシアだかの炭だったんですが、神鍋白炭工房さんの炭は密度が違いますね。
当然火持も全く違うし、今まで感覚で炭を使ったら大量に余ってしまいました。
もったいないので、火消し壺を買ってこようと思います。

ちょっと値が張りますが、ホームセンターの炭とは全くの別物です。
これは、おすすめ!

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