耐えてるとか書いておいて、薪割り機、Brave の 往復割 ですが、激しく悩んでいます。

別に、絶対必要ってわけじゃないんですよ、正直。

でも、国内の薪割り機の価格って、まだまだ高いと思うんです。
良い物を、今よりリーズナブルな価格でみんなが買えるようになればいいのに、薪ストーブ本体もそうですが、海外から比べると、2 倍、3 倍の値段のことも多く、割高感があります。

だからこそ、チャンスがあるんじゃないか、と思えるわけですが、Hearth & Home 暖炉家 は一応「セレクトショップ」なんで、売れれば見境なくよくわからないものでも売る、ということはできませんし、スペックシートだけを見て、使いもせずに人に薦めるなんてこともできないわけです。

代行案件なら、その人の at your own risk ってことでお願いできるんですが、商品のチョイスの部分は。

自分の中では、いろいろな薪割り機ウォッチをしている中で、Brave の往復割が一番イケている、と考えているんですが、なんせ、現物を使ったことないんで、そんなオッサンが「Brave 良いよ〜」って言ってて、誰が信じるんですか、ってことです。
何の説得力もない。

薪割り機の場合、一番気になるのは、フレームの強度、あと、ウエッジの品質です。
こればっかりは実際に使って感じるしかない。

それに、自分が 1 台使っていれば、実際にデモをすることもできるし、万一、お客さんにお届けした商品の修理に時間がかかるようなことがあっても、その間の代替機としてお使いいただくこともできるわけです。

うちの 玉切り原木 を買ってくださる向けの薪割り機貸し出しサービスなんかにも使えると思いますし。

薪ストーブ日記 のエコエコ棟梁（エロエロの typo かもw）さんは、ホンダウォークのを販売されてるんですが、薪の生産の現場で使い込んで、評価もして、デモ機としても活用しつつ、製品内容をちゃんと把握して、誠実な商売されてるわけです。
PLOW PH-GS20 をバリバリ使いこなしてます。

で、なんで、またぶり返したのか、というと、少し前に立て続けに電話がかかってきて、どっちも薪割り機がほしいから輸入したい、という内容だったんです。

一件は、Brave ではなく、Timberwolf の話をしたら、Timberwolf に惹かれたようで、日本 では売られていない、縦横兼用機や、TW-P1 に興味をもったようです。

TW-P1 は日本では、￥485,000（税込価格：￥523,800）というプライシングですが、向こうでは、$2,000 しませんからね。

Timberwolf は高性能で、高品質で壊れないということをウリ文句にしているわけですけど、だったら、２倍の値段払ってまでは、日本の正規販売店の補償なんて要らないですし、薪割り機程度は、自分で簡単に修理できますし、Timberwolf にかぎらず、そういう修理しやすい、単純な構造の製品です。

壊れるとしたら、エンジン、後は、シリンダーやコントロールバルブでしょう。
それら、全てを新品のスペアを買っておいても、$2,000 もはしません。

当然ですよね、倍以上の価格しているんだから、2 台買ってもお釣りが来るのですから。

まあ、この価値観は、あくまでも重松的なもの。
そうでないから、少々高くても、皆さん国内のお店で買うんでしょうけど。

次に、日本未発売だと思うんですが、縦横兼用機は、TW-HV1 なんですが、日本では、こういう縦横に変形するものが人気があるようで、その理由は、太い玉を持ちあげなくても縦のポジションで割ることができ、逆に、軽いものは、横のポジションで割れば腰に負担がかからないというものです。

ラムでウエッジに押し付けて割るトコロテン方式とどっちがいいのか、これは、双方には双方の利点があるのですから、利用シーンに応じて、お客さんがチョイスするしかない部分といえます。

Timberwolf の品質ついては、びわこ薪の薪屋 さんで、TW-6 の実機を見せてもらったんですが、はっきり言って、「オーラ」が出ている薪割り機でした。

特にウエッジは、薪生産のトップ業者として、あれだけの量を生産して全く傷んでいないので、確かな品質を感じました。

ところで、日本製でも、あんまり気が効いてないものが多いんだけど、これはいくら何でもひどいと思うのが、TW-HV1 のエンジンマウントの部分ですが、どう思いますか？

これ、どうやって、オイル交換するんでしょうか？

ドレンボルトを緩めてオイルを抜けばどうなりますか？どこに、オイルの受け皿を置けばいいんですかね？マウントプレートとエンジンの隙間にオイルが流れ込んだら、どうやって拭くんだろう？

反対側が上手く抜けるようになっているのかもしれませんけどね。

ちなみに、上の画像がまっとうなオイル交換方法。（http://www.honda.co.jp/power-manual/pdf/gx120_etc/pdf/gx120_etc_all-pages.pdf より）

結局のところ、大抵の場合、上手く抜けないし、いちいち下抜きするのが面倒くさくて、大抵、自分は、上抜きでやってますから、大きく悩むところでないと言われればそれまで。

もう一件は、Brave の 往復割、輸入するタイミングで 1 台ついでにお願い、という内容。

最近は、ドル高だし、西海岸のストの影響で貨物が滞るもんで、アメリカから荷物をほとんど入れてないんですが、自分のと合わせると、2 台まとまったわけで、通関の手間やなんかは何台であっても殆ど変わらないもんで、大きく敷居が下がり、悶々再発というわけです。

往復割 は、Brave のが、高性能、高品質、よりコンパクトなので 個人的な好み と思っているし、PLOW PH-GS20 は、去年の 10 月の時点で、送料・税込 245,828円 だったものが、驚きの値上げで、現在、送料・税込 362,880 円と、1.5 倍近い値段になっているようで、まあ、当時の記事 自体が勘違いって可能性もあるんだけど、現状、相当の価格差があって、かなり、Brave のがお得感があるんですよ。

もう一回、比較表を更新して、貼っときます。

	Brave PCLS2013GC	PLOW PH-GS20
破砕力	20t	20t
サイクルタイム（片道）	7 秒	10.5 秒
重量	360 lbs. = 163kg	220kg
エンジン	HONDA GC160 160cc	Vanguard 130000 205cc
原産国	米国	記載なし
価格	送料・税込 $1450 ※	送料・税込 362,880円
備考	–	4-way カッター付属

※ 米ドル建て、送料・税込は米国内。日本までの輸入費用、輸入税、日本国内運賃は別途要。

まあ、責任を持った代行ができるかどうか、サプライヤーと協議中なんで、やっぱり扱いません、というオチも十分にあるんですが、自己責任にはなるけど米国製のがいい、という人がいたら、問い合わせ してください。

今のところ、サイズが 1m³ 程度とすれば、通関込みで運賃 3 万、梱包等で 2 万、国内を重松が運ぶとしてとりあえず 1 万、都合 6 万くらいの経費と思います。関税は多分かかりません。$1500 くらいだと、国際送金手数料・税金を入れても、27 万には収まるでしょうが、為替次第です。

共同購入ということで、代行手数料も要りませんので、一緒に人柱になりましょう。

トラクター搭載型もあるんで、ユンボなどの油圧源がある人は、そっちだともっと安くなります（が、ツーステージじゃないから、作業量がある程度見込まれる場合、効率が良いので、エンジン付きを薦めます）。

4 台集まれば、つまり、あと 2 台分、勇者が現れましたら、共同購入に踏み切ろうかなと、漠然と思っています。

薪割り機は、基本的に、大阪・神戸港宛になる確率が高いので、関西近辺なら、通関にいった後、配達まで重松がお手伝いできます。その場合、燃料代＋高速代の実費は、負担をお願いします。

ちなみに、ホンダウォーク の場合、荷降ろし設備のない個人への配達は、別途 35,000 円かかってしまうようですが、重松のトラックはユニック付きなんで、リフトもを持ってなくても、安心してください。その代わり、平ボデーなんで、雨が降れば、荷物はバッチリ濡れますし、4t サイズなんで、狭いところには入っていけませんので、その点は注意してください。

後、お約束ですが、共同購入なんで、不良品を引き当てた強者は、基本、自力で何とかしてください。
米国内での保証があるんで、部品などの手配など、もちろん手伝いますけど、掛かった経費（修理部品を日本に運ぶための運賃等）や使えなかった時間なんかの保証は、当たり前ですけど、販売ではないので、重松は、できません。

輸送時の事故は、保険で対応しますけど、それ以上、例えば、機会損失だとか、ありませんし、船便はまだ滞っている可能性もあるので、そういう部分、トラブルも含めて楽しめる人でないと、向かないと思います。

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