管用(くだよう)ネジの規格

管用(くだよう)ネジの規格ですが、非常にややこしくて、自分もきちんと理解しているのか、かなり怪しいのですが、整理を試みてみたいと思います。

管用ネジには、基本的に大きく2つの種類があるんですが、テーパーネジと、平行(ストレート)ネジです。

テーパーねじは、要するにテーパー、つまり、たけのこのように根本が太く先端に行くに従って細くなる形状のネジですね。
それに対して平行ねじは、先端も根本も太さが同じ、つまり、並行でありストレートなネジ、というわけで、まあ、名前のとおりです。

管用テーパネジ(R ネジ=オス・Rc ネジ=メス,旧 PT ネジ) は締め付けることにより、オスネジとメスネジがガッチリとかみ合うので密閉性が高く、通常はこのネジが使われます。

一方、管用平行ネジ(G ネジ,旧 PF ネジ)は、普通のボルトとナットと同じで、突き当たるまでするすると回りますから、それ自体に密閉性はなく、通常は、パッキンを用いて密閉するわけです。

日本では、油圧ホースなどは、JIS 規格の R・Rc(PT)ネジ なんですが、アメリカは残念ながら規格異なり、NPT ネジ です。
アメリカの並行ネジは、NPS ネジといいます。

PT ネジと NPT ネジとは、そのまま接続できません。

なので、接続するためには、変換継ぎ手 を用いねばなりません。

出典 http://www.tsugite-mart.com/

出典 http://www.tsugite-mart.com/

この資料で分かる通り、材質的に、黄銅を用いたものは最高使用圧力が低く、高圧洗浄機の一部には使えますが、薪割り機には使えません。

例えば、.1 クラスのミニバックホーの油圧は、概ね 20Mpa 程度、薪割り機は、2500〜3000psi(17.2Mpa〜20.7Mpa) 程度、家庭用の高圧洗浄機7Mpa 程度です。

ブレイブはアメリカの会社なので、もし、ホースが裂けてしまったら、ホースは NPT だと思うので、日本の PT のネジとはそのままでは接続できませんから、継ぎ手を用いて変換するか、あるいは、アメリカからホースを輸入して修理する必要があると思います。

Hearth & Home 暖炉屋 では、ホースは置いておくと劣化してしまうため、現状 6 台程度では、ホースはそうそう裂けるものではないので、事故の際に国内仕様のホースを調達し、それを変換継ぎ手を用いて修理するのが経済的で、ダウンタイムも短くできるのではないかと考えています。

ブレイブの薪割り機には、ホースは 3 本用いられており、全て同じサイズのネジなので、サイズを調べておきたいと思います。
サイズが分かれば、またブログでお知らせしたいと思います。

継ぎ手は MonotaRO などだと取り寄せに 5 日くらいかかるようなので、場合によっては予め買っておいてもこちらは腐るものではないし、ホースは PT ならどこでも入手可能(作成可能)でしょうから、極端な話、ホースマン さんを呼べば即日修理も可能になるかと思います。

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