ボックスウエッジ薪割り機始動!

燃料が出てこない件の続きです。
結局のところ、タンクは観察をしてみると、何らかの部品が欠品しているようで、使い物にならないと判断し、交換して部品どりになっているスバルエンジンからタンクをもぎ取って試運転してみました。
重力式なので、タンクは使う時には持ち上げないといけませんから、このままでは使い物になりませんが、とりあえず、無事に動作を確認しました。
本当は、試し割りをしたいところなんですが。。。太いものは全部片付けてしまっていて、割るものがありません。
近いうちに難物を試したいところです。

ボックスウエッジというのは、その昔だと Tempest、最近だと Eastonmade, Japa 435 などがありますが、千切りスライサーと同じ仕組みで太い原木を一定の大きさに削ぎ落として割っていく構造のことです。

そういえば、Japa 435、日本でも導入している薪屋さんがあります。
これ、恐ろしく高いのですが、ただただ凄い!

まあ、お金を出せば、そりゃあなんでもできるんでしょうけど、うちは自分たちで何とかする方向でがんばります。

NP3-BW ですが、完成の暁には、1 台 70 — 80 万円程度での販売を計画しています。
試作機は 27HP と少々やりすぎの気もしますし、エンジンも Lifan ブランドで、耐久性も未知数です。
ただ、ホンダ GX にすると 20 万程度価格が上がってしまいます。
量産機は、NP1, 2 と同じ、KOHLER 14HP でいこうと思いますが、サイクル的には 1 — 2 秒程度遅くなるかもしれません。
それでも 10 秒を軽く切るので、価格と性能のバランスはとても良いのではないかと思います。
一応、能力は 37t です。

試作機で良いよ、という方は受注生産もいたします。
製造に時間がかかり、受注後 3 ヶ月以上必要です。
お気軽に お問い合わせ ください。
受注生産の場合、エンジン等、指定できます。(ただし、エンジンの在庫があるものに限る)

ミキサーのソレノイドの件の続きです。
ボブキャット側なんですが、コネクタは買った時から破損していて、今まで必要なかったのでずっと放置してきたんですが、完全に壊れているので切断してケーブルを確認しました。
7 芯でした。
各ケーブルの意味は分かりません。
部品を調べたところ、多分 7150497 ではないかと思うんですが、ものすごく高いです。
別に純正のコネクタである必要はないと思うので、前回のように 七星さんのコネクタ でいいんじゃないかと思います。

前回後ろを履き替えたところで時間切れになったノーパンクタイヤですが、前も履き替えておきました。
これでパンク問題は解決です。
ただ、乗り心地は結構悪くなりそうに思います。
あとは結構摩耗すると思うので、ランニングコストですかね。

ホースのカシメ機も試してみました。
6 番のダイをセットして、最大まで締め付けてみたんですが、この時、本来は 0mm の位置でランプが点灯する必要があると思うんですが、実際には 3mm になっているので、マイクロメーターが狂っているようです。
調整が必要な感じですね。
あるいは 3mm 引いて読むとか。
高速カッターがないので、ホース作りはまた次の機会に試したいと思います。

猫たちは元気です。
それにしても、どうしていつもコピー機の上で寝るんだろう。。。

猫は昔からコピー機には乗るもののですが、おしっこをぶっかけ続けても壊れないようにしないといけないとか、正直想定外じゃないかと思うけど、大企業となると本当にすごい危機管理ですね。

NP3-BW(仮)の組み立て

今日は Y くんがきてくれたので、NP3-BW(仮)の組み立てをしました。
BW は Box Wedge の略です。
見ての通り、結構バラバラ。。。

説明書も何もついてこなくて、どう組み立てるのかさっぱり分からず、試行錯誤しました。
アクスルのシャフトですが、届いた時点で微妙に曲がっている感じ。
マスキングテープはフレームのある場所なんで、そこを避けて U ボルトで固定してみたんですが。。。
当初はプレートの側を上にしていたんですが、そうするとナットがフレームに干渉するので、上下逆にしました。
そうすると、今度はなんかボルトが短くてフレーム側に固定できません。
仕方がないので、4 本のうちの 2 本だけで固定しています。
今の所はそれで問題はなさそうです。

フェンダーはつけてませんけど、一通り組み立て完了して、こんな感じです。
強そう!

早速試運転といいたいところですが、肝心のガソリンがなくて、買いに行きました。
あと、燃料ホースも見当たりません。
ホースも買って繋いでみたんですが、イヤホンの端子のような方でないとホースはさせないし、でもそっちは穴が空いているようにも見えないし、全くガソリンは出てきません。
はてさて。。。
結局、燃料が送れなくて、試運転はできずじまいでした。
なんとも。

それと、草刈機のシャフトから油が漏れてしまう件です。
薪割り機に油圧計がついてきたのと、薪製造機の予備部品に配管に割り込ませるチーズがあるので、戻りラインに割り込ませて圧力を計ってみました。
無負荷で運転して 3 — 4 MPa くらいにまで上がりました。
背圧が高すぎますね。
大体のモータだと、ケースドレンは 500 PSI くらい、3.3 MPa くらいが許容限界のことが多いので、それで漏れるんでしょう。
ヤンマーさんに、メーカーとしてどれくらいの圧力を想定しているのか確認してみようと思います。

お宮建設のための秘密兵器、ミキサーバケットです。
電磁弁があります。
通常は圧油はモータへ送り、印加したらシリンダへ切り替える感じですかね。
ボブキャット側の細工が必要になりそうです。
あと、付いてきたワンタッチが違うので、ホースは加工が必要です。
時間を見つけて、こちらのアタッチメントもブラケットの加工や、配線の加工を進めていきたいと思います。

ボチボチ頑張ります。

草刈機は秒で壊れました

まあ、見ての通りです。

草刈りですが、以前はタグチのクサカルゴンを使っていたんです。
中古(ヤフオク)でも 100 万以上、新品の値段は推して知るべし、超高級アタッチメントです。
今から 10 年くらい前に、あまりに草刈りが大変なので買って、山をある程度綺麗にすると、当たり前ですが、全く用事がなくなってしまい、売ってしまったんです。
あれから 10 年、またまた草木が伸びて大変な状態になってしまいました。
クサカルゴンは丈夫だし、破砕力も高いのでいいアタッチメントだと思うんですが、個人的にはいくつか気に入らない点があったんです。

  • 値段が高すぎる点
  • 刈刃大きすぎる点
  • 重たすぎる点

値段はまあさておき、刈刃が大きすぎるのは致命的に思いました。
刃が大きいので、とにかく刈った跡が汚いのです。
当然、刃の値段も高い。
刃も重たいから、回転が上がるのに時間がかかるし、モータの油の要求量が多いです。
全開にしても、少し早く旋回するだけで回転が落ちてしまいます。
本体も頑丈なのはいいんですが、少し傾斜しているとアームを伸ばすと旋回することができません。
ガッチリ固定されていて丈夫なので、バランスを崩してアタッチメントが接地しても、破損することがない点は安心かなと思います。
ただ、バランスを保てない、旋回できないほど重いのは山では正直かなり使いにくかったです。

それらの問題点を解決したものを作りたくて、工場をあたってみたんですが、最初の工場は $5,000 くらいの見積もりで、クサカルゴンのコピー的なものは作れる感じでしたが、山陽のような軽くて綺麗に刈れるものを作りたかったんですが、ちょっと無理そうだったので今の工場を探して、作ってみたのがこの草刈機です。

見ての通り、ケースドレンのあるモータで、背圧が高い可能性があることは伝えておいたんですが、ドレンのない共用(往復)配管で使いたいので、チェックバルブを介して合流させる設計にしたんです。
チェックバルブの向きを間違えて組んだのかと思って確認したら、そこは正常。
が、想定よりも圧力が高いようで、モータのシャフトのシール部分から漏れてしまいました。
シールを強くすると、今度はケースが痛むだけなので、モータ自体の設計を変える必要があると思います。
卸値で 30 万を切りたいので、$1,500 くらいで生産したいのですが、モータには少しお金をかける必要がありそうです。
どれくらい圧力かかっているのか、後で計ってみようと思います。

リンクとローラーを追加して地面に追随するので、刈り跡はクサカルゴンに比べたらかなり綺麗だと思います。
細かく粉砕できていると思うので、集草の必要もほぼない感じです。
重さも軽くできたし、モータの要求も 20L/min に抑えてあるので、ViO30 で目一杯アームを伸ばしても安定していて、旋回しただけで回転速度が落ちたりもせず、油漏れ問題以外はいい感じに仕上がっていると思います。

刃の耐久性、ぶつけたりした事故時の強度など、これから煮詰めていく必要がある部分は残っているわけですが、クサカルゴンにくらべると 1/5 とかそういう値段になるわけですから、自ずと別モノであって、別の品質にはなるわけですが、安かろう悪かろうではなくて、安くて思ったよりも遥かにマトモ、というレベルに持っていきたいと思います。

草刈機の組み立て

昨日、NP1 の見学で園に行って、溜まっていたチェンソーダストを持って帰って積んだままになっていたので、それの片付けからスタートです。
持って帰ったまま放置してあったものもあったので、午前中 2 台配達しました。
これも商品化できるといいんですけどね。。。

ブラケットの取り付けですが、M18 ボルトがあって、27mm のインパクト用のソケットって持ってなかったのです。

いちいち手で締めるのが面倒臭いし、草刈機も量産の暁には M18 もぼちぼち締めないといけなくなるわけですから、思い切って買ってきました。
26mm は、本当は 1″ が欲しかったんですが、ボブキャットのナットを締めるようです。
まあ、仮締めだから 27mm でもいいといえばいいんですが。

ホースですが、指示した通り 1005 でできてきました。
で、前回試作して、そのままお蔵入りというか、里子に出した NCα ですが、ホースはつけて送ったんんですが、ワンタッチは送らなかったはずで、それを使おうと思っていたものの行方不明。。。
小一時間探したものの見当たらず、諦めました。

夕方アイテックさんに買いに行きました。
ユンボを持って帰る前に組み立てておけば一回で済んだのに。。。
本当は、ワンタッチは G なので R を突っ込むのは違うんだと思いますけど、色々試したんですが、これで漏れないし、パーツも安いのです。
将来的には、R のホース作って、ワンタッチも R のを使うか、NPT だともっと安いので、NPT を使うかすればいいじゃないかと思いますけど、販売用となると、NPT だと国内ではホースを作れる業者がほとんどないと思うし、高いと思うので、R を使うのがいいんだろうなとは思います。

とりあえず、ワンタッチが見つからなくて、今日はタイムアップです。
明日、続きをやろうと思います。

薪製造機 NP2 の見学

今日ははるばる島根から 薪製造機 TimberCat NP2 を見学にお客さんが来てくださいました。

Instagram の方でも書いてあるんですが、薪製造機は 1 台では注文できない(わけではないけど、ものすごくコストアップする)ので、コンテナ単位で生産する必要があり、うちのような弱小だと、在庫が少なくなったなでは、資金繰り的に見切り発車で生産を開始することがとても難しいのです。
資金を回収してから発注する形になるので、売り切れた場合、納期がかなりかかります。
早めに納品を希望される場合、在庫があるうちにご検討いただければと思います。

NP2 と、実際に稼働している NP1 のプロタイプをご覧いただきました。
NP1 はソーが全く切れなくてちょっとアレでしたけど。
乾燥機や他の設備も見ていただきました。
多少は参考になることがあればいいなと思います。

夕方、ちょっと気になって草刈機の梱包を開けてみました。
明日、確認しようと思います。

引き取り

税関の職員さん、定期的に異動があるんですが、新しい方に入れ替わって許可になるのに時間がかかり、今日引き取りです。

今回は色々入ってきました。
ボブキャットのノーパンクタイヤです。
ボイラーの燃料は、解体した家屋の柱や木パレットといった無垢材のチップを主に使っているので、釘が混ざっていることがあります。
それでしょっちゅうパンクをしてしまうんです。
ノーパンクタイヤはものすごく高いものなので、今まで導入を躊躇っていたんですが、思い切って買いました。
これでパンクの問題は解決です。

やたらめったら重たくて、測ってみたら 100kg 弱ありました。
とりあえず、100kg はないので、これも商品として扱うようになったら、1 本とかならヤマト運輸の家財便で送るのが良さそうです。
ノーパンクタイヤは、しばらく使って様子を見てから、扱うかどうかを決めたいと思いますが、滅多に売れるものでもないだろうし、とにかく高額なので、受注生産かなと思います。

こっちは自家用ではなく販売用ですが、地域性はあるんでしょうが、この辺りだとタイヤを組むのにものすごく高い工賃が発生していました。
安いところに持ち込んで組み替えてもらうようにしたんですが、それでも 5,000 円ほどかかりますし、持ち込みの手間もバカになりません。

今まではホイールはアメリカから輸入していたんですが、円安に物価そのものの高騰、さらに資源高での運賃の高騰もあり、今までの倍くらいの値段になってしまいました。
それで、オリジナルのホイールを試作してみました。
というか、ごく少量でも、オフセットやら、ボルト穴の位置、サイズ、細かく指定してほんの 10 日ほどでホイルを作ってくれることには驚きました。
しかも、今までよりも圧倒的に安くなりました。

あらかじめタイヤを組んで輸入することで、タイヤの真ん中に発生する無駄な空間も無くなるし、組み換えの工賃も必要ありません。
タイヤは国内だだとヤフオクでかなり安く出回っているので、ホイルが必要ない場合は、タイヤ単体でいいと思うんですが、ホイルとセットならかなり良い条件で販売ができそうです。
ARMOR 社製が評判が良さそうだったんですが、工場と話すと、DUHOW が安くて品質が良い、ということなのでそれにしてみました。
新商品に育ってくれるといいんですが。

ホースをかしめる機械も届いたんですが、説明書がついてこなくて、さっぱりです。
ダイがいっぱいついてきたので、ホースと金具のサイズに合わせて交換して使うんだと思います。
とりあえず、手動式なのでポンプのレバーをカクカクすると、かしめる動作をしていました。
使い方自体はそれだけなので、後は表の意味を理解できれば、ホースを作れそうです。

ホースをオーダーで作ってもらうと、1/2″, 1m のものだと 1 万円くらいかかります。
これさえあれば、ホースは $2 — $3, 金具も $2 — $4 くらいなので、高くても $10 程度になります。

何はともあれ、練習あるのみ。
とは言っても、無駄にホースを作りたくはないので、その時が来たら練習しようと思います。

他にも、新型薪割り機、新型草刈機が届いています。
これらも順次確認していきたいと思います。