のんびりスタートして少し仕事が残ったバン出し

今朝は山に戻ってきたら朝の 3 時を回っていて、お風呂に入って寝たのは 4 時前でした。
8 時にゴミ収集車に起こされて、二度寝をして、結局 10 時前まで寝てしまいました。
のんびりスタートです。

まず、山に行って、コンテナから荷物を取り出しました。

雑貨は 4t 車で 2 台分、元々は 9’6″ のハイキューブ(背高)コンテナに入っていたので、うちの 8’6″ コンテナだと、背が高すぎて積めず、また、少々傾いていて危ないのもあって、バラして積み直したので、2 パレットが 5 パレットになったわけです。

どうでもいい情報ですけど、いわゆる海コンには、いろいろな種類があるんですが、日本で最も使われているのは 40’HC というものになります。

40 フィート・ハイキューブ(’ はフィート、H=High, C=Cube)と言って、高さが 9’6″(9 フィート 6 インチ)あります。
通常は、輸入時には、このコンテナが使われるのですが、トレーラーの高さは約 120cm ありますので、40’HC だと 290cm、合わせると 410cm になるのです。

道路は、基本的に 3.8m までなので、40’HC を積んだトレーラーは走行できないのですが、それでは国際物流から取り残されてしまうため、4.1m までは特別に大丈夫ですよ、ということにしたわけです。
この特別というのは、平たくいうと、片端が港である必要があります。
なので、うちのヤードから、別の薪屋さんに薪を入れたハイキューブのコンテナを背負って走ることはできないわけです。

そこで全高が 3.8m に収まる普通のコンテナを使っているわけですが、そうすると 1′ = 30cm コンテナが低いので、荷物が入らない、40’HC からの積み替えて、荷物がドアの開口部の上の框に干渉して積み込めないわけです。
うちのはオープントップなので、框を外して、天井のシートをめくれば、上にはみ出すかもしれませんが、青天井になるので、積めるといえば積めるんですけどね。

40’HC かどうかは一目でわかります。
コンテナの上部がトラ模様になっていますから。
あとは、コンテナの番号を見てもわかります。
40’HC の場合、45 で、写真のようなドライコンテナは G1 という種類番号になるので、45G1 と書いてあります。
真後ろから見たら 40′ も 20′ も同じに見えますが、20′ だと 22 になり、リーファー(冷凍)なら R1 なので、22R1 という風になるわけです。
あと、どうでもいいつでに、XXXU1234567、最後の 7 の数字は、四角く囲ってあると思いますが、最初の XXX は持ち主、U は固定、1 — 6 が連番で、7 はチェックデジットです。
XXX の部分は、登録制になっています。
写真のコンテナは、用済みで売りに出されているものなので、コンテナの番号は消されてしまっていますね。

えらく脱線しました。

コンテナ台車は太陽電池小屋への進入路に停めています。
なので、停めたら太陽電池小屋に行けなくなるため、先に注文をいただいた未乾燥薪を運び出す必要がありました。
そしたら、前回はなかったのに、いつの間にか、でかいスズメバチの巣がありました。
今度ジェット噴射の殺虫剤を買ってこないといけないですが、高いのでバカになりません。
とはいえ、刺されたらえらいことなので、仕方ないんですが。

都合 3 パレット、運び出しました。
パッとみた感じ、結構乾いていたので、多分、いい加減な薪屋さんだと、乾燥薪って売っちゃいそうなくらいかなと感じました。
太いものを半分にして含水率を計ってみないとなんともいえませんけど。
とりあえず、今は、まだまだ在庫があります。

今年の薪の値段ですが、

のページを見ていただきたいのですが、例えば、今回の生薪(原木を薪製造機で割っただけのもの)は、3 袋の場合 @11,000 x 3 = 33,000 円(現金前払いで税込, それ以外は税別)です。

運賃は別となりました。
人手が全く足りていないため、基本的に引き取りをお願いしたいところです。

今年こそは薪ロッカーを用意したいと思います。
薪ロッカーというのは、まあ、要するに薪が入っているコンテナで、購入後、軽トラ等で乗り付けて、勝手に持って帰っていただく、セルフサービスの無人販売所です。
コンテナ自体は買ってきてあるので、雨漏りを修理して、ペンキを塗ったら完成なのです。

まあ、そんなこんなで、コンテナ台車を仕舞って、今度はまな板台車を取ってきて、パレット等を積み込みました。
暑いし、眠いし、怠いし、働きたくないので、ダラダラやっていたら、4 時を回ってしまって、配達に行けませんでした。

パレットの配達は、明日にしようと思います。
せっかく行くんだから、空荷で帰りたくないので。

そういうわけで、予定の仕事はできなかったんですけど、頑張らない性分なので、何の問題もないのです。
明日になれば、また日は昇るのです。
生きていれば、それでいいのです。
こんな調子なので、仕事はたまる一方です。
何とも。

車庫は商品で溢れかえっているんですが、明日はお宮です。
一応、お宮が本業なのです。
なので、お宮が終わったら、配達に行って、荷物の片付けは、土日にしようと思います。

ただ、バックオーダー品だけは、明日発送しようと思います。
お待ちいただいている皆様、今しばらくご容赦願います。

薪のクリーニングと選別を一度に行うトロンメルスクリーンがついに稼働

足掛けもう何年になるんだろうか、というトロンメルスクリーンですが、懇意にしていただいている和歌山県の薪屋さん 薪文化 さんのヤードで試験をしていただいているのですが、ついに稼働し始めました。

構造は見ての通りで、大型のドラム状のスクリーン(篩)がゆっくりと回転し、叩き洗いの要領で薪から付着しているチェンソーダストや、苔、泥などを取り除きつつ、単管パイプの間隔を調整することで、サイズを選り分けることもできます。

前半部分のピッチが狭い部分は、現状、ゴミと木っ端がまとめて落ちて、フレコン(ベージュの大型土嚢)に集められ、後半のピッチが広い部分では、サイズが一定以下で、薪ストーブで使用するのに最適なサイズのもののみがフォークリフトで吊ってある黒い通気バッグに収納されます。
サイズが大きすぎる(割直す必要がある)ものは、一番右から排出され、バッグに収納されます。

実際に動かしてみて、予定していた機能は実現できることがわかったんですが、いくつか改良すべき点も見つかりました。

まず、噛み込みの問題。

動画でも、薪を噛み込んで回転が停止していますが、形状の問題で、篩から抜けずに引っかかるものが出てきて、それがフレームに取り付けた誘導用の板等にひかかるのです。

安全装置(クッション, デテント, リリーフ)があるので、油圧モータが損傷することはないのですし、逆回転もできるのですが、いちいち止まったら面倒くさいわけです。

これについては、最大の薪の長さ分、クリアランスを保持したり、あるいは、誘導板等をしっかり固定しすぎない(ゴムやバネ等で軽く保持する)ようにすれば、改善できるのではと思いました。

それと、後部からオーバー材を排出する際、油圧モータを支持しているフレームとの間に噛み込む問題があります。
これについては、クリアランスを確保するか、支持の仕方そのものを変更して対処するしかない感じです。
部品点数を減らすためにダイレクトに回転させる方式を採用したんですが、2 号機を作る場合、ここがいちばんの改善点になるかなと思います。

それともう一つ。

一度にクリーニングと選別とを行うので、どうしてもクリーニング能力が犠牲になります。
また、商品として販売できる、木っ端(焚き付け)も、現状は埃状の細かなもの(チェンソーダスト、泥、苔)などとごちゃ混ぜに輩出されてしまいます。

乾燥後クリーニングしたい場合、どうやってスクリーンに投入するのか、という部分について、スクリーンとウッドバックトや、バッカンなどからダンプ投入できるホッパーとを兼ねた POSCH LogFix に相当するプレフィルタ装置, クリーニングディスクとかスタースクリーンと呼ばれるものですが、そういうものを開発したらどかと思いました。

クリーニング能力は限定的ですが、Vepack はクリーニングディスクだけでクリーニングと選別も行います。

両者をうまく組み合わせたり、使い分けたりすることで、作業の効率化が図れるのではと思います。