マキタの 18+18=36V ブロワーの税番

18V のブロワーですが、相変わらず行方不明なのです。
安いものじゃないし、それほど大きなものでもないのに、一体どこに。。。
工具って、必要な時に見当たらないってのがよくあるんですが、整理整頓がイマイチなのは性分なのでしょう。
三つ子の魂百までといいますから、今更どうにかなるとも思えません。

それで、忘れ物探知機の TrackR を工具にもつけていこうと思うのです。
今は bravo が古くなって退役して、pixel を使っています。
pixel になって、電池が一回り大きいおかげか、少々持ちが良い、気がします。
それと、ダイソーで 3 個 100 円で買えるので、電池代をあまり気にしなくても良いのもいいです。

あ、リンク先では間違っても買わないように。
すごいぼったくりです。

こんな値段で売れるんなら、出品しようかしら。
アメリカで買えば、一つ $3 程ですよ。

手間を考えると倍くらいでは売りたいところなので、送料 200 円、プチプチ封筒とラベル代で 50 円、そんなこんなで、うちのお店なら 1 個 999 円、2 個なら、1499 円といったところでしょうか。

ついつい商売しようと考えてしまう、せこい性分も直したほうが良さそうです。

さて本題です。
リチウムイオン電池の工具を輸入するのは初めてなので、税番(HS CODE)を調べてみました。

結局セット品を買いました。

そのものズバリの回答があります。

Web タリフ で確認をします。
インパクトドライバ(セット)は、

  • 電気式の原動機を自蔵するもの
    — ドリル (8467.21 000 6)
    — のこぎり (8467.22 000 5)
    — その他のもの — グラインダー (8467.29 010 1)
    — その他のもの — その他のもの (8467.29 090 4)← これ

ということでしたから、ブロワーは、ドリルでものこぎりでもグラインダーでもないので、同じく 8467.29 090 4 ですね。

このテキストには、重要な要件として、

分類理由
本品は、コードレス電動ドリルドライバー、バッテリー、充電器及びツールバッグを取りそろえて小売用の包装にしたものであり、関税率表の解釈に関する通則3(b)に規定する「小売用のセットにした物品」と認められる。
本品に重要な特性を与えている物品は、コードレス電動ドリルドライバー本体であると認められることから、本品は、関税率表第84.67項及び同表解説第84.67項の規定により、電気式の原動機を自蔵する手持工具として、上記のとおり分類する。
なお、ツールバッグは、そのサイズ、性状、及びドリルドライバー本体と同じ商標が付されていること等から、本体等を収納するために特に製作されたものと認められ、また長期間の使用に適し、本体等とともに提示、販売され、かつ、重要な特性を全体に与えていないことから、関税率表の解釈に関する通則5(a)の規定により、本品に含まれる。

の記述の通りで、セットものの場合で、付属品の電池や充電器、さらにはツールバックが含まれていたとしても、メイン商品で分類してよろしい、ということのようです。

過去の経験から言えば、メーカーのセット品であっても、例えば、このインパクトドライバセットに消耗品のビス等が含まれる場合には、非課税の工具として一括して申告することは許されませんでした。
この場合、メインの商品とおまけ(この場合はビス)の価格を根拠を示して按分の上、別々に申告して、おまけ部分が有税品なら関税は支払わないといけません。

ツールバックなんかは、おそらく税率が違うと思うので、事前に確認したほうが良いと思いますが、今回は幸いに、そういう際どいものは入っていないのでした。

中にはこんな豪華なセット物も売られているんですけど、ドリル、のこぎり、グラインダー、そして、その他、全部入りで、バッグまでついてて、とってもややこしそうに思います。

えらく手間取っていたら、催促のメールが届いて、ちょっと焦ったんですが、そんなこんなで、ようやく輸出の書類ができたので、さっさと寝ようと思います。
貨物はもうパレタイズも終わって、CFS 搬入待ちです。
今週水曜(日本だと、木曜)搬入ですから、そこから丼で 3 週間で神戸、20 日頃には入港するんじゃないかと思います。
23 日は、753、24 日は新穀感謝祭があるのですが、運が良ければ 21 日に通関できれば、ブラックフライデーに間に合うように商品を投入できます。
でも、現実的には、26 日の祭日が終わり、保管料のかからないギリギリのタイミングでの通関か、下手をすると薪乾燥機の組み立て作業があって、12 月までずれ込んだりするかもしれません。

マキタの電動工具について、今回の輸入がうまくいけば、仕入れの問題は置いておいて、輸入に関しての一連の事務的な処理ってのはこなせるようになるわけで、これで年間を通じて需要の高く、商品そのものをそれなりに理解している、そういうアイテムが増えるので、薪ストーブがオフシーズンの間、お店の運営が少しでも安定してくれたなら、と思っています。
まあ、相当の激戦商品でしょうから、割って入る余地があるのかは甚だ疑問ではありますが。

ボチボチ頑張ります。