お客さんから、バッフルが破損したんだけど、どうすればいいですか、とお問い合わせをいただきました。
TrueNorth TN20 の部品図を載せておきます。
この図にある部品は、部品が出ますし、ないものは、部品が出ないので、自分で作るとか、切った貼ったで修理するとかになります。
バッフルですが、部品の番号で言うと 2a になります。
値段は $50 しないくらいだと思うのですが、船便で持ってきて、指定の住所まで宅配便で送るとなると、消費税も 10% になりましたし、小一万かかると思います。
納期としては、今はタイミングがすごく悪くて、先週くらいにカットオフして、今コンテナに詰めて運び始めるかな、と言うタイミングですので、次の積み込みまで 1 ヶ月、さらにこれだけを運ぶわけにはいかないので他にも商材を取り寄せますが、それのリードタイムが 1 ヶ月といわれているので、積み込みまで 1.5 ヶ月、輸送に 1 ヶ月 + α, 3 ヶ月くらいはかかるんじゃないかと思います。
というわけで、船便は間に合わないので、適当に修理してくか、あるいは、クソ高い運賃を払って航空便で取り寄せるか、ということになります。
それよりも何よりも疑問なのは、なぜ破損したのか、なんです。
図を見れば分かる通り TN20 のバッフルは 2b の Buffle Tube Set というチューブ(2 次燃焼空気の吹き出し口)の上に、2 pcs と書いてあるから分かると思いますが、2 枚のボードが置いてあるだけなのです。
なので下から押し上げても、上に持ち上がるだけでしょうし、材質は、多孔質のセラミック的な何か、ALC コンクリートに似たようなものなんですが、金属ではないので強くぶつけたり、落としたりすると割れるかもしれませんが、逆に F118CB のように鋳物で、熱で膨張して、クラックから変形して割れが大きくなる的な不具合は生じにくいのかなとは思っていたんですが。
それで、間に合わせる方法ですが、要するに単に、耐火性の素材の板を、オリジナルと同じ大きさに切り出して、チューブの上に置くだけです。
最も安上がりなので、型枠を作り、耐火セメントを流し込んで、バッフルボードを作成することかなと思います。
この時、部品図だと分かりづらいのですが、ドン突きだと隙間がどうしてもできるために、オリジナルのバッフルボードは相決り(あいじゃくり)になっています。
バッフルって必要ですかとも聞かれたのですが、とても重要な部品ですので、必ず修理してください。
それと、今日の忘備録。
まず、個人通関手続き について。
輸入申告の際に、消費税が増税されたため、繰返部の ★ 5 には、今までは F2 とだけ入力しておけばよかったんですが、今後は、通常の商品は F4 になります。
F3 は軽減税率が適用される食品等の場合になります。
次に、食品衛生法の届出 について。
次回は、ダイレクトに神戸に入らず、一度朝鮮の釜山を経由して、神戸に運ばれています。
この場合、以下について、どちらを記載するのか、ということが問題になりますが、整理すると、
- (11), (12) 最初の積込港・積込日
- (13), (14) 最終の積卸港・積卸日
- (17) 最初の積込の B/L
- (18) 最終の積卸港に入港した本船
となるようです。
次回は 3A から始まる CFS に搬入されていることから、税関の管轄は本関, 検疫所も神戸検疫所(本体の方)になり、どっちもトレーラの駐車が困難なのです。
まあ、なんとかなるでしょう。