お客さんからこういう薪割り機作れないですかといわれて久しいのですが、個人的にはちょっと危ないんじゃないかと思っているんです。
足踏み式操作ではなく、POSCH なんかでよくある両手でレバーを操作する方式で作れば安全にはなるんですが、作業速度がかなり低下してしまう気がします。
なので、熟練した作業員が、リスクを理解した上で、究極の作業効率を目指す、というスタイルになる気がします。
それで、いろいろ考えているんですが、一番の問題はエンジンです。
20t にした場合、NP1/2/3 で採用している KOHLER CH440, 14HP と組み合わせた場合、$5,000 程度のコストになります。
この場合、サイクルタイムが 4 秒くらいになる計算です。
Eastonmade Axis の場合、14t x 4 秒ですが、今なら 23HP に無料アップグレードができて $13,000 です。
23HP エンジンだとサイクル 3 秒です。
問題はコンベアをつけるかどうか、Eastonmade Axis は +$3,300 のオプションですが、スイングします。
自分の今までの経験から、スイングはいらない、という考えです。
というのも、薪割りをする場所が完全に水平ならばいいんですが、傾斜があるとスイングさせるのが結構大変なんです。
WP36 の場合、コンベアのロックの仕組みがイマイチで、軽くぶつかる程度でコンベアが重力に引かれて動いて、かえって危ないのです。
安全上の理由、ないものは壊れない=故障のリスクの低減、コスト削減もあって、NP1/2 はスイング機能は省いてします。
あと、スイングが必要になるのは、ノンストップで作業を続けながらコンベアの先に用意してあるメッシュパレット等を入れ替える、というニーズなんですが、玉の供給はあくまでもリフトですから、そのタイミングで入れ替えれば、どうということはないかなと。
というよりも、そもそもコンベアやリフトがいるのかという部分すら疑わしいので、まずはフル構成で試して、いらないと思えば、外せばいいかなと思います。
サイクル 3 秒にするためには、エンジンを GX630 にする必要があるのですが、この場合 $1,000 程度、コストが上昇します。
正直エンジンのバリエーションを増やせる段階にはない気がするので、今回も KOHLER CH440 を採用しようと思います。
というわけで、予定価格としては、KOHLER CH440 14HP(セル付き)、20t x 4 秒(予定)、ログリフト、排出コンベア(スイングなし)で、1,199,999 円、エンジンを GX630 にアップグレードし、サイクルを 3 秒に高めたモデルを 1,499,999 円にしようと思います。
Eastonmade Axis が、$16,300 なので、輸入経費などを考慮すると、構成によって 1/3 — 1/2 程度の価格ということになるかと思います。
とりあえず、NP4 として 1 台試作してみようと思います。
このモデルに興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら お問合せ ください。
予約で完売してしまった NP3 の増産のタイミングに合わせて試作することになるので、早くても入荷は夏頃になりそうです。
かなり時間がかかってしまいしたが、リクエスのあった 6-way のボックスウェッジもこのタイミングで試作します。(標準は 4-way です)
NP3 も予約を受付中です。
今日は日曜日なので、のんびりと過ごしました。
昨日買ってきたテーブルセットですが、早速 5 号がセットアップしてくれました。
おニャー様、ご満悦のようです。
買って良かった〜♪
ヒノキなので、丸太小屋の雰囲気に溶け込んでいます。
スギほど赤くはないけど、その分多少は硬いし、時間が経てばいい色になってくれればと思います。