春だ!薪割りだ!FISKARS の価格改定(値下げ)と薪割り機用品セール

雪が降ったり、まだまだ寒いといえばそうなんですが、暦の上では立春、節分は過ぎたわけですし、この辺りだと、伊予路に春を告げる椿まつりも終わったのですから、まあ、春なのかなと。
そろそろ、伐採したものを搬出して、薪割り、空いた薪棚を埋め始める頃合いかなと思うわけです。

それで、表題の通りなんですが、FISKARS の薪割り斧の価格を改定することにしました。
おかげさまで人気があり、安定して購入していただいているため、輸送コストなどを若干ですが抑えることができています。
また、キャッシュレスのおかげで決済手数料も下がり、消費税増税分を相殺できているため、多少ですが、値下げができる状態となりました。
もっとも、キャッシュレス については期限があることですから、夏前には様子を見て価格を改定しないといけないかなとは思っているんですが。

上記、主力製品以外も、改訂しています。

また、2 月中に限り、薪割り機お手入れ用品の 10% off セールも行います。
この機会にぜひ、薪割り機をお手入れしてください。

ちなみに、作動油の劣化の確認ですが、まず、水の混入があれば、白濁します。
白濁している場合、速やかに全量交換を行いますが、一度ではダメで、様子を見ながら数度交換する必要があります。

経年劣化の場合、主に作動油の色で判断します。

新油は、うすい色をしていますが、使用に伴い(あるいは、時間経過に伴い)劣化し、色が濃くなっていきます。
紅茶や麦茶くらいになると、交換が必要で、放置すると、コーヒーのように真っ黒くなり、異臭を放ちます。
ですから、作動油は定期的な交換が必要です。

作動油交換の際には、作動油のキャップの清掃も併せて行ってください。
薪割り機はその構造上、シリンダの伸縮で作動油タンクの油面が上下しますのでタンク内の圧力変化に伴い、作動油のキャップを通じて空気が出入りします。
その際に、空気中の埃等の遺物がフィルタされる仕組みになっています。
(要するに、密閉されません)
作動油のキャップは、定期的な点検、清掃を実施してください。

異物が混入した場合、フィルタのあるモデルはフィルタである程度除去されます。
しかし、フィルタがないモデルは、異物が油圧ポンプに侵入し、寿命を縮める原因となりかねません。
薪割り機の仕様環境等に応じて、未舗装の埃っぽい現場で使用しているとか、グループでシェアして使用時間が長い等の場合、フィルタの追加も検討してください。

薪自動販売機の仕組みを考えてみました

平成生まれの人は多分知らないと思うんですけど、駄菓子屋とかには大抵コカコーラの自動販売機があったものです、ビンの。
で、子供の頃の記憶だから、もう半世紀ほど前の話になるので曖昧なんですが、何段かに別れてていて、お金を入れると重力で瓶が一本転がり落ちてきて、本体に組み込まれている栓抜きで開けて飲む、というようなものでした。

曖昧すぎる。。。

というわけで、調べてみました。

流れとしては、大体合ってる感じですね。

なんでこの仕組みが気になるのかというと、ロッカー式の薪の販売機の場合、上の方のロッカーから取り出すのは重たいんじゃないかと思ったんです。
が、これは落ちてくるので、その点楽かなと。
もう一つのメリットとして、内部の構造がわからないんですが、重力で落ちてくるだけだとすると、先入先出しの構造のはずなので、在庫は最後尾に補充していく方になるのではと思うのです。
まあ、賞味期限があるわけでもないし、なま物でもないのですが、勝手に先入先出しになるは良いかなと思うのです。

それで、ブログの記事には、内部の構造が一切書かれていないのですが、自分なりに、必要な機能を、それを実現する仕組みについて考えてみました。

なんらかの操作をしたら、商品が一つ出てくる、をどう実装そうするか、それを考えてみます。

コカコーラの自動販売機の内部を想像すると、おらく傾斜した仕切りの中に瓶が落とし込まれて保管されているように思います。
コンビニの飲みのもの冷蔵ショーケースもそうですが、一番手前を取ると、ローラーなどが仕込まれているのだと思いますが、後ろから自動的に手前に落ちてきます。
基本的に、あれと同じ仕組みを採用しようと思います。
これならば、例えば、コンテナを無人販売所に改造したとして、前面のお客さん取り出し口側とは反対側から在庫の補充ができますし、そちら側にお客さんが立ち入ることもありませんので、ストックヤードとしてコンテナの残りの空間を利用できます。

次に問題なのは、一つだけ取り出せるようにする仕組みですが、商品はかならずみかんカゴにいれておく、という前提でこれまたとても簡単ではないかと思うのです。

コイルディスペンサーというようですが、みかんカゴ上部を螺旋に引っ掛けておき、箱一つ分だけ回転させるわけです。
左右一対あり、それぞれが逆転するのがミソなんだろうと思います。
まあ、傾斜をキツくして確実に重力で落とすようにして、保持するための爪を解除して一つ取り出す、でもいいんでしょうけど。

あとはお金をいただくための仕組みですが、ガチャ機と同様でいいのでは思うのです。

ガチャ機にお金を入れると、カプセルが取り出せますが、ガチャ機底部の円盤が回転するだけです。

つまり、お金を入れると大きなハンドルが決まった回数、決まった方向(取り出し方向)に回せるというガチャと同じ構造で、ちょっと大きなものを作れば、自動販売機の完成です。

あと、もう少し気を利かせるとするならば、在庫が切れたらハンドルを回せない仕組み、くらいですかね。
これについては、みかんカゴの重量でハンドルが取り出し方向に回せないようにロックできるようにすれば良いし、ハンドルを半取り出し方向に回転させることで、硬貨を返却できるようにすればいいかなと思います。

今度ガチャ機を観察してみようと思います。

それはそうと、 とみたまのたまごコンテナ の件です。

あそこで使われている自動販売機ですが、未来精工 のものではないかと思うのです。

たまごって、そんなにもうかるもんなんでしょうか?
富田養鶏場って、今治だから、毎日松山まで持ってこないといけません。

コンテナは多分 U-EN さんだと思いますけど、10ft の新造を改造して、照明やエアコンなども取り付けていますし、相当の設備金額だと思います。

もちろん、家賃だって発生しているしょう。
自分もクリーニング屋さんに同じくらいのスペースをお貸ししていますが、家賃は月額で 5 万円いただいています。

本当に採算取れているんでしょうか、疑問です。

薪は、温度管理などのコストはかかりませんし、腐るものもでもないので、多少楽ですけど、問題は、たまごほど売れないだろう、ってことに尽きます。
なので、こういうオシャレな自動販売機は無理そうです。

なにはともあれ、素人工作で、やってみようと思います。

ゆうパック(お手軽版)を利用してみた件

ヤフオク(と PayPay フリマ)で売り出してみた段ボール入りの薪ですが、早速出荷してみました。

ざっくり詰めたら 25kg を超えてしまったため、キンクラで割って量を調整しました。

ゆうゆうパック(お手軽版)を利用すると、25kg までは、全国同じ料金でおくることができます。(送料込みで出品した場合)
ただ、送料込み、ということは、送料に対しても落札手数料がかかっている、ということは無視できません。

それで、昨日は土曜日だったので、郵便局はお休みのため、ローソンから発送を行いました。
ヤフオクはアプリを入れてあるんですが、出荷画面でローソンを選択すると QR コードが表示され、Loppi にかざすとレシート的なものが出る仕組みです。
それをレジに持っていくと、伝票を主力してくれるので、貼り付けて出荷完了です。
ローソンでの発送は、スペースの制限からだと思いますが、5 個まで、ということになっています。
実際のところ、薪はかなり大きいので、せいぜい 2, 3 個までで、それ以上は無理があるかなと思いました。

ローソンは、ヤマト運輸の向かいなので、差出の手間はそれほど増えないと思います。

あとは、店頭で運賃の支払いがなかったんですが、それがどのように精算されるのか、おそらく売り上げから天引きされるのではないかなとは思うのですが、支払いがない分楽でいいです。

とりあえず、薪は 5 箱作っておきました。
2 箱出荷したので、残りは 3 箱なんですが、売れるのにどれくらいの時間かかるんでしょうかね。
箱が腐る前に売れるといいなと思います。

ダンボール入りの薪 その後

昨日商品化したと書いた段ボール入りの薪、その後です。

たまたま気付いたんですが、某東日本のストーブ屋さんと偶然にも全く同じ日の告知となっていましいました。

それで、どなたかは存じ上げませんが、早速 2 件ほど注文をいただきましたので、箱詰めをして、ゆうパックでの出荷作業をしてみたいと思っています。

まあ、ご祝儀注文だろうと思うので、その後、どの程度認知されていくのか、という部分では色々と努力していく必要もあろうかと思います。

発送に関してよりコストを下げると同時に、Yahoo 系以外のチャネルでも販売するためには、Amazon FBA に切り替えて行きたいところではありますが、現状、大型商品の在庫上限スレスレの状態が続いていて、次の四半期には上限が撤廃される見込みなので、4 月以降の本格スタートかなと思うところです。
この場合、Amazon 倉庫まで運送業者に運んでもらったんでは運賃が出ませんので、トレーラで搬入したいところではあります。
ただ、Amazon 倉庫には、大型の単車で納品しろみたいなことが書いてあったりしたんですよね。
その一方で、海外からのコンテナで納品できるという記述も見られるので、コンテナで納品できるのなら、40ft で納品すればいいのかなと思うわけです。
以前、Amazon に問い合わせたら、倉庫に聞いてくれ、ということで終わってしまったんですが、どの道コンテナで納品できるようなキャパシティを与えられていないし、仮にキャパシティがあったとしても、あまりに大量に納品すると、保管料の問題や、在庫パフォーマンス指標の低下が予想されるため、当面はヤフオクと PayPay フリマ併売で需要がどれくらいあるのか、ということについて見極めていきたいと思います。

と同時にちょっと興味があることとして、梱包重量が 25kg にもなると、お客さんのところについてから、あまりに重くて扱いが不便だ、という問題の解決です。

これについては、以前、ゆで落花生さんが IKEA のブルーシートのバッグについてブログで紹介されていて インスパイヤ されたというか、素敵だな と思ったというか、まあ、そういうことなんですが、箱の中に小分けにするためのバッグを仕込んでおいたらどうかと思うのです。
段ボール箱を開梱すると、バッグが取り出せて、その分軽くなって運びやすいじゃないかな、という画策です。

ブルーシートなんで、見た目が青くてアレだという向きもあるかなとは思うんですが、他にもマイバッグはいろいろあって、例えば、ジュートバッグなんかだと、@200 円くらいでかなり選べる状態です。

本体サイズは約 350 x 400 x 150mm ということなので、底に 400 x 150mm の段ボールを敷いて立てて薪を詰める感じになるでしょうか。
箱自体は、バッグのサイズに合わせて作るだけなので、特に問題にはなりませんが、内寸で、W 410 x D 300 x H 360mm で、外寸は 5mm A/F だとして、42 + 31 + 37 + 誤差 3 = 113cm なので、120 サイズにバッグ二つが収まります。

ジュートは見た目はオシャレだけど、化繊の方がいいんじゃないのという向きには、不織布のバッグなんかもあるようです。
ただ、どちらにしても、最低ロットというものもあるわけでして、ある程度売れるようなら、そのうち考えていこうと思います。

ここに書いていいのか、K さんも同じようなことを思い、フレコンの記事でバッグを試作していたのを思い出しました。

25kg はそれなりに重いので、念のために警告シールを添付しようと思います。こんなの。

ダンボール入りの薪を購入される方は手軽さを重視していると思うので、ニーズに応えられるように工夫をしていきたいと思います。

ダンボール入りの薪を商品化しました

まあ、見ての通りです。

ダンボール入りなんですが、ヤフオク(PayPay フリマ)限定で商品化してみました。
ヤフオク(PayPay フリマ)限定の理由は、送料が 120 サイズで 1,100 円固定のためです。

ゆうパックになりますが、重量制限が 25kg なので、風体込みで 24kg 程度になるように詰めます。
写真で状態で重さを測ると、25.2kg なので、少し詰め過ぎています。
この辺は、キンクラでもで小割りを作って、隙間ができないように上手く詰める工夫をしたいと思います。

箱は DCM ダイキで売られている 120 サイズ用 No.6C で、200 円弱します。
売り上げの 10% 程度のオークション費用(PayPay フリマ同時掲載で今は 4% くらいになるようですが)がかかるので、それが 300 円で、送料も合わせると、1,600 円ほどが経費ということになります。

残りが 1,400 円で、24kg 中身があるとすると、1kg あたり 66 円ですから、まずまずかなと。

とりあえず、少しだけ残っている自然乾燥品を売り切ったら、乾燥機で乾燥させたものに切り替えるつもりですが、そちらは燃料費がかかっているので、1kg あたり +10 円は欲しいところです。

売れるかどうかは未知数ですが、特に投資が必要なわけでもないし、まずはやってみて、売れたら売れた、売れなかったら売れなかったなりに考えていこうと思います。

オークションをざっと見渡してみると、送料別にして安く見せかけている出品者もいますが、重量当たりの単価や、品質を考慮すると、3,000 円(税・送料込)はそこそこリーズナブルだとは思います。

あとは、ゆうパックの差し出しの手間がどの程度かという部分が最大の問題です。
ローソンでの差し出しもやってみようかとは思うんですが、流石に 25kg あるので、ちょっとお店の人がかわいそうかなとも思うんですよね。
とりあえず、当面、郵便局がやっているときにだけ差し出すということでいきたいと思います。

というわけで、ゆうパックの差し出しに不安があるので、優しい方がいらっしゃったら、是非買ってください。
いきなり面倒臭い人に当たって、差出に失敗して、トラブルになるんじゃないかという不安があるので。。。
よろしくお願いします。

焚きつけ道具のセールとピザ薪

焚きつけ道具ですが、キンクラこと、Kindling Cracker が入荷したのですが、アメリカでのセールのタイミングで仕入れたため通常よりも安く仕入れられたので、その分、きっちり値下げしてセール中です。

とはいえ、この商品、全世界の独占的な営業権を Northern Tools + Equipment が持っているようで、あまり価格競争がないんですよね。

確か、特許だったと思ったんですが、アメリカでは似たものがいくつも売られていて、中には二階建てになっていて 4 つにわれるとかいうキワモノも出回っています。

まあ、それなりの値段するし、ニセモノが本物と大差ない(下手したら高い)ので、態々そういういかがわしいものを買おうとは思いませんが。

また、キンクラ に合わせて FISKARS X7 を注文してくださると 500 円 off となります。

それはそうと、乾燥機があるので、夏場も薪の生産ができるようになった、というよりも、生産しないと機械を遊ばせることになるので、年間を通して出荷していくことを考えないといけません。

キンクラは、キャンプとかする人とかにはどうなんでしょうかね。
XL は、あっという間に売れてたので、それなりに需要はあるように感じました。
まあ、もうシーズンはないのでドカンと仕入れると不良在庫の山になりそうだし、元々向こうでも高いものなので、ファイヤーサイドさんの扱いのものと比べて劇的に安くならないので、わざわざ割って入ってまで安売りする必要もないのですが、今回のように安く仕入れられるタイミングがあれば、また扱ってみようとは思っています。

夏に薪を売る、ということに戻ると、これをいうと角が立つかもしれないんですが、ちょっと失敗例というか、外野から見るとうまくいっていなかったように見える事案があって、それは愛媛県でのペレットを普及させようという試みなんですが、そのことについて、ちょっと思うことを書こうと思います。

丸太小屋を建てる前だから、今からもう 10 年近く前になると思うんですが、愛媛県ではペレットストーブに補助金を出していました。
ペレットを作っても、売り先がないなら売れませんからね。

で、結果について数字等で把握しているわけではないのですが、自分が感じたこととしては、これはうまくいかなかったんだろうと。数字なんかでの裏はそのうち取ろうとは思いますが。

これがうまくいかなかった理由っていうのは、自分の中では極めて単純明快で、

  • 個人宅のペレットストーブが使用するペレットの量などたかが知れていた
  • 暖房用途だと、冬場にしか利用されない

の 2 点です。

ペレット製造などは典型的な装置産業です。
薪製造よりもはるかに巨額の投資をしないといけませんので、設備の稼働率を上げなければ回りません。

それでどうやってこの後始末をしたのか、というと電気の押し売りです。
自分で作ったペレットを自分で燃やして、電気に変えて、押し売りするのです。
電気ならば、営業しなくても、押し売りできますし、そもそも、製品を物理的に輸送する必要がありません。
押し売りと書くとマイナスのイメージで捉えているように感じられるかも知れませんけど、そうではありません。

薪の場合、同じことするのはとても難しいので、上記の問題点をクリアしていかないといけません。
つまり、

  • 個人用だけでなく、業務用の薪の販売 → ピザ屋さん・石窯パン屋さんなど
  • 暖房用途以外での薪の販売 → キャンプ用, 鰹節用

といった具合です。

そんなわけで、とりあえず、ピザ屋さんを調べてみました。

ただ、ピザ屋さんがどういう薪を必要としているのか、その点、全く無知なので、求められている品質等の要件について調べていく必要がありそうです。

ボチボチ頑張っていこうと思います。