焚きつけ道具のセールとピザ薪

焚きつけ道具ですが、キンクラこと、Kindling Cracker が入荷したのですが、アメリカでのセールのタイミングで仕入れたため通常よりも安く仕入れられたので、その分、きっちり値下げしてセール中です。

とはいえ、この商品、全世界の独占的な営業権を Northern Tools + Equipment が持っているようで、あまり価格競争がないんですよね。

確か、特許だったと思ったんですが、アメリカでは似たものがいくつも売られていて、中には二階建てになっていて 4 つにわれるとかいうキワモノも出回っています。

まあ、それなりの値段するし、ニセモノが本物と大差ない(下手したら高い)ので、態々そういういかがわしいものを買おうとは思いませんが。

また、キンクラ に合わせて FISKARS X7 を注文してくださると 500 円 off となります。

それはそうと、乾燥機があるので、夏場も薪の生産ができるようになった、というよりも、生産しないと機械を遊ばせることになるので、年間を通して出荷していくことを考えないといけません。

キンクラは、キャンプとかする人とかにはどうなんでしょうかね。
XL は、あっという間に売れてたので、それなりに需要はあるように感じました。
まあ、もうシーズンはないのでドカンと仕入れると不良在庫の山になりそうだし、元々向こうでも高いものなので、ファイヤーサイドさんの扱いのものと比べて劇的に安くならないので、わざわざ割って入ってまで安売りする必要もないのですが、今回のように安く仕入れられるタイミングがあれば、また扱ってみようとは思っています。

夏に薪を売る、ということに戻ると、これをいうと角が立つかもしれないんですが、ちょっと失敗例というか、外野から見るとうまくいっていなかったように見える事案があって、それは愛媛県でのペレットを普及させようという試みなんですが、そのことについて、ちょっと思うことを書こうと思います。

丸太小屋を建てる前だから、今からもう 10 年近く前になると思うんですが、愛媛県ではペレットストーブに補助金を出していました。
ペレットを作っても、売り先がないなら売れませんからね。

で、結果について数字等で把握しているわけではないのですが、自分が感じたこととしては、これはうまくいかなかったんだろうと。数字なんかでの裏はそのうち取ろうとは思いますが。

これがうまくいかなかった理由っていうのは、自分の中では極めて単純明快で、

  • 個人宅のペレットストーブが使用するペレットの量などたかが知れていた
  • 暖房用途だと、冬場にしか利用されない

の 2 点です。

ペレット製造などは典型的な装置産業です。
薪製造よりもはるかに巨額の投資をしないといけませんので、設備の稼働率を上げなければ回りません。

それでどうやってこの後始末をしたのか、というと電気の押し売りです。
自分で作ったペレットを自分で燃やして、電気に変えて、押し売りするのです。
電気ならば、営業しなくても、押し売りできますし、そもそも、製品を物理的に輸送する必要がありません。
押し売りと書くとマイナスのイメージで捉えているように感じられるかも知れませんけど、そうではありません。

薪の場合、同じことするのはとても難しいので、上記の問題点をクリアしていかないといけません。
つまり、

  • 個人用だけでなく、業務用の薪の販売 → ピザ屋さん・石窯パン屋さんなど
  • 暖房用途以外での薪の販売 → キャンプ用, 鰹節用

といった具合です。

そんなわけで、とりあえず、ピザ屋さんを調べてみました。

ただ、ピザ屋さんがどういう薪を必要としているのか、その点、全く無知なので、求められている品質等の要件について調べていく必要がありそうです。

ボチボチ頑張っていこうと思います。