だらだら過ごしてしまった明治節

今日は明治節であります。
今は文化の日ともいうようですが、近代日本の礎を築かれた明治天皇の大業を称え、皇室の弥栄と皇国の隆昌、文化の発展と、世界の平和を祈る日であります。
ありますが、だらだらと仕事をして、一日が終わってしまいました。

薪の問い合わせがぼつぼつあるので、とりあえず、すぐに使える 2 年以上乾燥もののチェックをしました。
一度に積めるのは 6 カゴなのですが、トラックに積むのが楽な鉄カゴ(メッシュパレット)入りは、広葉樹 5、針葉樹が 4 でした。
ミカンカゴ入りは、ぱっと見ただけでは状態がわかりませんが、いくつあるかわからないほどあるので、後で整理する必要がありそうです。

あくまでも自家用として作ったものなので アウトレット薪 ということで STORES に出品しておきました。

その後、社務所で新穀感謝(新嘗)祭関連の事務仕事をぼつぼつこなして、キリの良い所で切り上げ。

2015-11-03 15.41.03

チェンソーを使ったままだったので、キマルで目立てをしました。

キマルの良い所は、後ろ、上、サイドと 3 方向から目立てするコマをしっかりと固定することができるので、角度や研磨する量が一定になるので、下手くその重松でもちゃんと目立てができるということでしょうか。

2015-11-03 15.41.13

カバーですが、やはり養生テープで貼った程度では、すぐに剥がれてしまいます。
朝鮮のミニ新幹線のガムテープチューン じゃないんだけど、やはりケンチャナヨ~にもほどがありますので、部品を取り寄せるしかなさそうですが、名盤を見ると、

Husqvarna 450
965 14 51-00
s/n 07 4200006

となっていますね。

s/n はシリアルナンバーだと思うのですが、見分け方がわかりません。

候補は 4 つあるんですが、それぞれ、450 (2010-09), 450 (2011-07), 450E (2007-03), 450E (2007-09) と表示されているんですが、07 だと、2007 かもしれないし、2011-07 かも知れないしさっぱりです。

あまりに汚すぎるので、一旦持ち帰って、パーツクリーナーで洗浄して、特にクラッチカバーあたりは、よく分解して、パーツの痛みを確認してみたいと思います。

その後、バケット一杯分薪割りをして、30cm 薪の注文を頂いているので、本当は、エンジン丸のこで 30cm に切り詰める作業をしようかと思ったんですが、適当においておいたヘルメットに水が入ってしまっていたので、さすがに防具無しでは丸のこは危ないので、40cm 製品のカゴ詰め作業をすることにしました。
左から A 品、B 品、C 品(ジャンク)です。
これ以外にも、丸鋸で整形が必要なもの、割り直しが必要なもの、樹種違いを弾いています。
流石にこの選別は、機械化するのは相当難しそうです。

鉄カゴで売しているものは、A 品と B 品の選別はしていませんが、今後は、A 品と B 品をしっかり選別して、A 品のみを 2 年乾燥のプレミアム薪として販売して、しっかりと作りこんでいこうと思います。

木パレットがなくなってしまいました

2015-10-30 17.13.50

薪ネットの梱包にはパレットが必要なのですが、このところ、山の整理で薪ネットの梱包をつくっているので、木パレットがなくなって、プラスチックパレットも使っています。

薪ネット梱包を出荷すると事実上パレットは戻ってこない気がするので、プラスチックは何回も繰り返して使えるし、地面に直接おいても腐らないため、下敷きとして使いたいので、木パレットを手に入れないとと思います。

製品の出荷の場合、うちのキャンターはナローボデーのため、T11 だと 6 枚のらないので、900mm x 1100mm のサイズだと、40cm 薪が 2 列で梱包できて都合がいいので、地元のパレット屋さんに連絡を取ったんですが、冷やかしと思われたのか、一週間になりますが、返事がありません。

地元の産業の足しになればと思ったんですが、小ロットだと断り見積もりを書くのすら面倒なんでしょうね。

まあ、あまりお金をかけても仕方ない部分ではあるし、自分で作ってもそれほど手間がかかるものでもないので、製品用については、実際に乾燥薪ができてから考えることにしようと思います。

個人のお客様に直接配達する場合には、Stack N Store で薪棚を作って、それを直接ユニックで吊って設置する形で納めるほうがいいかなと思ったりもします。
ユニックが横付けでき、かつ、それの作業範囲内に設置に適した場所があれば、ですが。

現状、トロンメルスクリーンはまだ作れていませんし、仮に作れたとしても、乾燥させている間に、薪の間に G だのカメムシだのが住み着く可能性があるので、どのみち出荷前には、再度、薪の汚れを落とすために篩いにかけないといけないと思っています。

そうすると、必然的に、ひっくり返すわけで、薪ネットに丁寧に充填しても仕方がない、ということになるわけで、当面は、薪ネットに単に落としこんで荷崩れしないようにそっと運んで、簡単に雨の養生だけして、露天に並べておく、というのが一番コスト的に有利かなと思うわけです。

薪ネットのコストは、0.6m3 で資材代だけで約 300 円程なんですが、輸入の経費などは別ですが、それでも 1m3 だと 500 円ということになりますね。

前に書いた のですが、薪ネットには今使っている 1m3 以外に、1.5m3 というのがあるようです。
1m3 といっても、上下を絞るので、そこまでは入らないのですが、1.5m3 だと 1m3 は入るのではないかと思っていて、そうすると、輸送時の荷崩れのリスクはかなり上がるのでしょうが、ヤード内で移動する程度で、その後開梱して篩にかけることを考えると、既存の枠が使えるので、こちらもテストして見る価値は十二分にあるかなと思っています。

いずれにせよ、パレットが大量に必要なんですが、この辺だとどこでもらえるのかさっぱりわからないんですよね。
いらない人は、お金をかけて処分しているわけでしょうし。

ちょっと調べてみたのですあ、製紙パレットなら、回収機構 があって回収しているのですが、市川で品質のよくないものは配布しているのでそこでもらえるんですが、東京から帰る際には、STORES 倉庫で積めるだけ回収しているので、わざわざ市川に寄る必要もないし、この辺りでどこか大量に処分しているところがないものだろうかと探しています。
まあ、それまでは、STORES 倉庫はあまりたまらないので、空で帰るくらいなら、市川でもらって帰ろうと思います。

パレットは、薪ネットでも、PackFix でも、ウッドバッグでも、結局は必要になるので、シーズニング中に使い捨てるものの手当については、考えておかないといけないさそうです。

薪ネットも輸入のコストを考えると、あまり安くないので、最終的には、PackFix を作るのが正解では、と思うようになりました。

ただ、PackFix の場合、問題があるとすれば、筒を作る部分は簡単なのですが、ネットで締め付ける部分をどうやるのか、ということです。
要するに回転する系は苦手なのです。

peto1000-1

先日、ジャンク屋さんに行った わけですが、その時に、走行減速機以外に検討したものに、旋回モータがありまして、これにより筒ではなく、パレット自体を回す PETO 1000 方式というか、山の家 方式にすれば、ネットを巻きつける機構はとてもシンプルにでき、筒を持ち上げる機構も油圧シリンダでできるのだから、今の自分の知識でも製作可能だろうと思えます。

ただ、これはこれで、欠点があって、回転テーブルがある分作業台が高いので、より高い位置で落とし込まないといけないこと、つまり、作業場の天井高がかなり必要になること、それと、PackFix のように複数の筒を交換して使うことができない構造なので、ノンストップ化ができないことです。

ただ単に筒を作り、人力で梱包作業をしたのでは、二人がかりでも 15 分程度かかるとのことでしたし、山の家 さんの動画でも分かる通り、一人では無理。自分は一人でやっているので、一人でできないとダメですから、作るなら一気に作りこまないといけません。

梱包のコストというのは、生産量に比例するのですから、薪の生産コストの大部分を占めるので、ここをいかに抑えるのか、これは生産の現場での一番高いニーズが有る部分だと思います。

ぼちぼち頑張ります。