配達は完了したものの、しんど過ぎて写真なし

今日は、薪を荷降ろししました。
といっても、トレーラが入らないので、2t ユニックで小運搬しないといけないのです。

朝、アクティオさんが開くのを待って、ユニックを借りて、トレーラからクレーン作業で積み替えます。
お客さんが不在でリフトで下ろしてもらえないので、降ろすのもユニックなので、とにかく時間との勝負なのです。
ついた時点で 10:30 という状態で、予定よりも 30 分押していて、食事も運転しながらサンドイッチを食べる状態で、途中のトイレ休憩でコンビニによって、思い立って生姜を食べました。
生姜って、疲れに効きますよね?
今回は、ハンドパレットトラックを持ってきたので、2 段重ねたまま積み替えができたので、暗くなる前に終えることができました。

頑張ったので、夕飯は贅沢にも旭屋です。
ほんもののシシャモのフライを食べました。
焼きなすかアジフライかで、アジフライを選んだのですが、W フライは健康によろしくなさ気なので、焼きナスにしておけばよかったです。

さて、今回の配達をふと振り返って、薪の原価について、考えてみました。

まず、原木が 1t 10,000 円(税抜)です。
1t の原木から、製品の薪は、500kg しか生産できません。
つまり、薪の材料費は 1t 20,000 円(税抜)ということになります。
うちの場合は、市場から自分で運んでいますが、業者さんに頼むと 1t 4,000 円(税抜)掛かりますが、これは無視します。

次に薪に加工する作業ですが、1 時間 1t 程度です。
ただ、これ、純粋な作業時間で、清掃だとか、メンテナンスだとか、そういうことは一切入っていないので、一日、無理をしないと 4t くらいしか生産できません。
生木の量なので、製品の量としては、2t/日ということになります。
よって、薪割りで 5 人役です。

そして配達ですが、積み込み 1 日、往路 2 日、荷降ろし 1 日(2 人役)、復路 2 日、都合、7 人役です。
高速料金が 10,000 円(税込), 軽油は約 600L 消費しますから、約 80,000 円(税抜)です。
車自体の消耗や、タイヤ、オイルなどは燃料と同等に消費すると思いますが、無視します。

小割や仕分け、メッシュパレットへの充填、計量などは委託していますが、400kg あたり 4,000 円程度かかっていますので、1t あたり 10,000 円(税抜)です。

今回 10t 納品しましたので、人件費とトラックの損料を無視して、20 + 8 + 10 = 38 万ですので、かなりの赤字になりそうです。
12 人役を時給 1,000 円としても、というか、トラックで走るときは、一日 14 時間労働くらいしていますが、まあ、それを 8 時間だとしても、約 10 万乗ってきます。そうすると、原価で 48 万です。

もちろん、トラックや重機類, プロセッサなどの損料など、また、メッシュパレットのコスト(含む回収費)を勘案すると、目も当てられない状態で、まあ、重機などは趣味の道具ですから、構わないんですけど。

特に問題なのが、やはり燃料代ですね。
これに関しては、今年からサーチャージをお願いして、ある程度止血をしたいと思いますが、一度にたった 10t しか運べないことがそもそもの問題点なので、早期に 20t 輸送を可能にして、運賃を半額に圧縮したいと思います。

乾燥機が稼働すれば、歩留まりをもう少し上げられそうですし、品質も向上しますし、さらに、2 年間原木に投資した資金が回収できない、という状態から開放されるので、多少は薪屋さんの台所事情も改善しそうです。
ただ、乾燥機ですが、1 回に 10t、フル稼働で月 40t, 年 500t しか生産できません。
乾燥機による付加価値を 5,000 円/t とすると、年間 250 万の付加価値を生みます。
ただ、燃料も労力も必要ですから、半分くらいのコストメリットかと思います。
そうすると、設備の回収には、10 年は掛かりそうです。

まあ、気の遠くなるような話ではありますが、ボチボチ頑張りたいと思います。