Brave(ブレイブ)横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC の電動化案

Brave(ブレイブ)横型・往復式 薪割り機 PCLS2013GC ですが、コンパクトでありながら、腰に負担のかからない高さの広い作業テーブルもあり、また、サイクル 7 秒で 20t と、このクラスでは無敵のスペックとなっているので、とても人気があります。

ただ、エンジンなので、どうしても騒音や排気ガスの問題があります。
ガソリンも高くなっているので、長時間使うなら、モータ式のほうがいいわけで、電動化したい、という相談を受けました。

それで、エンジンは搭載したまま、電動でも使えるように考えてみました。
口で説明するのは難しいので、子供の落書き状態ですが、イラストを適当に描いてみました。

ようするに、カプラで外部の油圧ユニットを接続できるようにしたらどうか、ということです。
油圧タンクを共用にすると、連続作業時にオーバーヒートするかもしれないのですが、じゃあ、フレームを作り直すのか、ということそれも手間なので、コスト対効果だと、このやっつけ仕事が一番楽なのでは、と思うわけです。

無論、着脱する際に、シリンダをしっかりと決めた位置でやらないと、油が移し変わるので、下手をするとタンクがあふれる問題もありますし、二つのタンクの油が混ざるという問題があるにはありますが。

元々もポンプは 11GPM なので、電動モータで回すポンプも 11GPM か、一回り大きな 13GPM くらいでどうかと思います。
11GPM でサイクル 7 秒ですから、13GPM で 6 秒くらいに短縮されます。

ポンプですが、11GPM でも、13GPM でも、16GPM でも、大体 $150 くらいです。
送料や税金が別にかかりますので、$1 = 200 円くらいに思っておけば大体間違いがないと思います。

それと、図中の weld on と書いてある部分についてです。

ここで説明していますが、下穴をホールソーで空けて、溶接するとネジ山ができる部材があります。

ちなみに、吸入側は、ストレーナーを差し込んで、そこにタケノコニップル(hose barb)を接続するようになります。
なので、タケノコニップルのサイズを決めて、次にストレーナーが決まり、ストレーナーが決まれれば、当然ストレーナの外径が決まりますから、Weld-in Tank Flanges が決まる、ということになります。

まあ、仮に 40L くらいとすると、10 gallons ですから、完成品を買っても、$150 くらいです。
ただ、運賃などを考慮すると、3 万くらいしますから、自作できるなら、自作したほうが良いと思います。

電動ユニットと薪割り機を接続する際のホースですが、高圧ホースでも、1/2″(両端 1/2″ NPT-M)の場合、120″ は約 3m で、$26 です。

1/2″ X 120″ 1/2 NPTM X 1/2 NPTM 4000 PSI HYD HOSE
Brand new, two-wire braided SAE 100R16 hydraulic hose assembly. Assembled in USA from NRP JONES hose stock and USA-made plated steel fittings. Oil and abrasion resistant Wearguard® neoprene jacket, MSHA approved. Oil resistant nitrile tube. Length measured from end to end.

SPECIFICATIONS
Hose Type SAE 100R16 HydraLite II, Two-Wire Braided
Overall Length 120″
Inside Hose Diameter 1/2″
Outside Jacket Diameter 0.84″
Fittings 1/2″ NPTM
Minimum Bend Radius 3.50″
Temperature Range -40° to 250°F
Working Pressure 4000 PSI
Burst Pressure 16000 PSI
Shpg. 6 Lbs.

3/4″ は $44 です。