箱詰めの内職を頑張っています!

今日は雨の予報ですし、大量に商品が入荷したので、検品・梱包して、FBA 納品の準備をしました。
多数の予約注文を頂いている FISKARS X7 もボチボチ梱包しました。

FBA 納品は、一つひとつの商品を汚れから守るためビニール等で養生し、Amazon の指定するバーコードを貼り付けないといけません。
ビニールは窒息を防ぐために穴を開ける必要があります。

ピッタリのサイズの袋はないので、どうやっているのかというと、チューブ状のロール を購入して、必要な長さに切って、それをインパルスシーラーで袋に加工してから商品を詰めて、再度インパルスシーラーで溶着し、角をカットして穴を開けるわけです。
今使っているものは、0.06mm の厚みがあるので、思ったよりもしっかりとしています。

それで、袋を作る時一番肝なのは、同じ長さに袋のもとになるチューブを切り出すことなのですが、これは型紙を作っておいて、チューブにこの型紙を入れてから片端をインパルシーラーで閉じて袋に整形し、その状態で、ぐるぐると型紙にチューブを巻き取っていき、最後にハサミで切り取れば、袋の厚みの誤差はあるにせよ、ある程度正確に長さを揃えて切り出せるわけです。

もともとは、長尺の商品の保護のために、ポリチューブを使うことを思いついたんですけど。

見てのとおりなんですが、FISKARS の X シリーズや IsoCore Maul は、N 式というらしいんですが、差し込んで閉じるダンボール箱に入っています。これ、結構丈夫なのが特徴らしいのですが、問題点として、型抜きしてあり、ダンボールが硬いので頻繁に手を切ることと、プチプチなどでくるむと若干膨らんで、差し込んで閉じにくくなるんです。
今までは、OPP テープで頑張って貼っていたんですが、半自動梱包機が大活躍で、とてもしっかりとした再梱包ができるようになりました。
あと、結構紙くずがでるので、梱包時にエアダスターで汚れを軽く落としてから袋詰しないといけないという問題もあります。

そんなこんなで、頑張って内職をしております。
アバウトな性格の自分には、こういう几帳面さを要求される作業は、結構辛いものがあるので、パートのおばちゃんおねえさんを雇えるくらいの経営規模になればいいのにと思います。

それと、FBA 納品では、メーカーのカートンにバーコードがある場合など、全て消さないといけません。
面倒くさいので、輸出の際に消しておいてと言ったら、なんと、ボールペンで適当に線が引いてありました。。。
バーコードの消し方ですが、太いマジックで縦に線を引いて消すそうです。
横に引いても、多少スキャンしにくくなるだけで、基本的に意味はありません。

どうでもいい情報ですが、QR コードは、リードソロモン符号 という誤り訂正符号を用いているため、コードの一部が欠損しても、誤り訂正レベルにより最大 30% まで失われても復号できます。
それを悪用しているのが、コードの一部にロゴを組み込んだような QR コードです。
それと、QR とは Quick Response の略なんですが、これを実現するためには、QR コードの周りには規定の空白領域が必要です。

更にどうでもいい情報として、QR コードは JIS 規格になっています から、大学の図書館に行けば仕様書がありますので、何とかペイ真っ盛りの今日このごろ、古の技術に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
自分もかれこれ 20 年近く前に、Mac 用には QR コードを作成するソフトがありませんでしたから、筑波大学の図書館まで出向いて仕様を確認して、QRMillX というソフトを作成したりしたのを思い出しました。

ちなみに、普通のバーコードにはそんな機能はなく、最後の一桁がチェックデジットになっているので、ある程度の読み取りミスを検出することができる程度です。

それで、例の 製函機, Strapack AS-323 の件です。
気になって仕方ないので、メーカーさんに電話して、機械についていろいろと教えていただきました。

そうしたところ、AS-323 は、フラップを折って I 貼りをする機械、ということはそのとおりなんですが、箱のサイズの調整はハンドルを回して行う必要があり、営業さんの感覚的には、かなりかったるい そうなのです。

ケースサイズの変更はハンドル操作でラクラクです。

って書いてあるんだけど、まあ、どう考えても、かったるいでしょ。

そのため、例えばみかん農家のように、みかんの箱を一度に 100 とか 200 とか、作り続ける向きには適している機械、ということになります。

うちのような少量・多品目の場合、やはり T55 のほうが適している、ということでした。
ただし、この機械、定価で約 100 万円で、三相の電源と圧縮空気が必要になります。
また、フラップの折込は人力で、要するに封函機だってことです。
それでもかなりの省力化にはなると思います。
いつか導入できたらいいなと思います。

あと、色々調べていて、今日気になったアイテムは、3M の フロントタブシステム です。Amazon やヨドバシだと、ダンボールに穴が空いていて押し込むことで OPP テープを剥がしやすく工夫してあるんですが、こちらははがしやすいようにタブを付ける機能です。
人力で折り返して、剥がれるように気配り指定ある場合もありますけど、3M の フロントタブシステム は、カラーで見やすいくて、とてもいい感じです。
ただ、これ、製函機自体、3M のものを使わないといけないんだろうと思います。

それともう一つ、輸入した商品の梱包で使われている紙の梱包材のメーカーをようやく突き止めました。
Ranpak 社の FillPak です。

これの何が素晴らしいのかというと、「紙」だということに尽きます。

プラスチックの梱包材料を極力減らしたいと思っています。
つい先日、レジ袋・プラごみが大阪湾に大量に沈んでいるというニュース を見たんわけですが、紙はプラスチックよりもリサイクルが容易で、ゴミになっても有価物ですし、何よりも腐りますから安全です。

それで、いわゆるザラ紙を買ったんですが、丸めるのがかなり面倒で、ケチると動いて十分な保護もできないし、やはりエアピローが安いし楽だし、なんて思っていたわけです。

コストの問題はどこまでもついて回るので、採用できるのか、という部分は未知数ですが、ようやくメーカーがわかったので、コストなどを弾くことができます。
その上で受忍できるコスト増であれば、受け入れたいと思っています。
あまりに高いようならば、当面は、先日見つけたエアピローマシンを使うしかないかなと思います。

ソープストーンの薪ストーブ その 2 — Pacific Energy Neo 1.6 & 2.5

その 2 は Pacific Energy の Neo シリーズです。

小型の Neo 1.6(写真のモデル) と、大型の Neo 2.5 に、ソープストーン仕様が用意されています。

価格ですが、最低限の構成で、293,000 円と 344,000 円といったところです。(現地での本体価格で、付帯費用を含みません)
運賃や税金などを考慮すると、最悪で 1.5 倍、通常だと、1.4 倍くらいになるので、それぞれ 40 万円程度、50 万円弱、といったところでしょうか。

Neo 2.5 の情報としては、(※ は重松による換算)

TECHNICAL INFORMATION
Heat Output Cord Wood (BTU) 85,000 BTU (※ 約 24.9kW)
Heat Output EPA (BTU) 32,600 BTU (※ 約 9.6kW)
Efficiency 80.3 %
Emissions 2.9 g/hr
Firebox Size 2.5 cu.ft.
Log Size (recommended) 18 in.
Log Size (max.) 18 in.
Burn Time (max.) 9 hrs.

というところなので、少し大きめの住宅向けですかね。ただし、高気密・高断熱だと、大きすぎるかもしれません。

外気導入アダプタやブロワ等のオプションがあります。

ソープストーンの厚みは 35mm ということですが、昨日紹介した Osburn Matrix と比較すると、こちらはサイドのパネルが 1 枚ものなので、重厚感が増している印象を受けます。

ただし、一枚物の分、価格に占める比率も高くなっいて、Neo 1.6 に至っては、47.5% がソープストーンのコストとなります。

ものすごく貧乏くさい話ですが、それほど高温になる部位でもないし、日本の石では比較的比熱が高い 十和田石 を使ってパネルを DIY するというのも面白いかもしれません。
十和田石 は、美しい青みがかった石で、温泉などで浴槽の仕上げに使われていたりするので、名前は知らなくても、見たことはある石だと思います。

ただ、あたり前のこととして、大きなサイズの一枚物は、どんな石であれ、それなりの値段してしまうし、更に貧乏くさい話をすると、Osburn Matrix のように複数のパネルで構成している方が、ソープストーンの遠赤効果であるとか、蓄熱効果であるとかの実利を優先するのであれば、効率が良いと思うんです。

でも、これをいうと身も蓋もなくなることですが、実利だの効率だのをいえば、ボタン一つで薪もいらない、ヒートポンプで暖房するのが最も効率的だと思うわけで、端的にいえば、薪ストーブは良くも悪くも、ビビッときた物を選ぶのが一番良い、と思っているので、各人がデザインだのそういうものを含めて、気に入ったものを愛でるのが幸せになれるんだろうな、って思います。

それはそうと、昨日、JØTUL F 400 の問い合わせを頂いた件についてです。

全然関係ないといわれそうですが、そうでもないこととして、消費税増税のことなんですが、船便での輸入には結構時間がかかってしまいます。
大体早くて 1.5 ヶ月程度、もしカナダに在庫がないなら、もっとかかります。
なので、在庫があるものでも、そろそろ商談を頂いて、今月末くらいまでにオーダーを確定しないと、下手をすると増税後の到着になることがあります。

税関の行う措置もそうですが、輸送の遅延による税の差額などは、無論、そんな状態ならないように努力はしますが、ダメで後出しジャンケン状態であっても、ウチは責任を負えないので、これからオーダーを頂く場合、その点には十分ご留意いただき、10% の前提で 8% だったらラッキーくらいの、面倒くさくない考え方をしてくださる方のみ、対応いたします。
もともと 2% とか簡単に値引きできるような利幅を設定していません。
リスクに対しての責任を取らない前提の費用設定となっています。

それで、F 400 の北米での在庫についてです。

  • Matte Black
  • Blue black enamel
  • Majolica brown enamel
  • Matte black clean face
  • Majolica brown enamel clean face

以上のモデルの在庫が、今のところはあります。
Matte Black というのが、ブラックペイント(BP)となります。
よって、現時点では、通常の格子のモデルと、格子なし(clean face, 日本では SE と表記されています)ともに在庫があります。

なお、F 400 については、受注発注の場合、輸入代行ではありませんので、発注時の税率を確約いたします。

輸入代行 を希望される場合は、税を含めて、一切合切が実費精算となり、カード等での支払いはできません。大抵は受注発注よりも安いのですが、下手をすると高くなるかもしれませんが、こればかりは、やってみないとわかりません。どんぶり勘定が嫌な人向きかと思います。

次回の輸入のタイミングについては、今月末から、来月初頭の心づもりでおりますが、薪製造機の部品の調達があり、リードタイムが不明なため、現時点では確定していません。
松山港となるため、釜山での接続が必要で、そこでよく遅延が発生するので、最悪 1.5 ヶ月程度、港での積み込み等を含めると 2 — 2.5 ヶ月程度の輸送時間を要することがあります。