少し前の Brave(ブレイブ)薪割り機のホースの問い合わせがありました。
28 番の高圧ホースがダメになっているとのことです。
写真を送ってもらって確認したんですが、Brave(ブレイブ)は基本的に米国製のパーツを使っているので、ネジは NPT, JIC, SAE O-ring のどれかだと思うので、シリンダ側は 1/2″ NPT male でほぼ間違いないのですが、反対側が写真が不鮮明だったので、外して確認してもらいました。
平行ネジなので、JIC ですね。
コントロールバルブ側のワークポートはテーパーなので 1/2″ NPT-F でほぼ間違いありません。
ところで、素朴な疑問なんですが、なんで平行ネジにシールテープが巻いてあるんでしょうか?
それで、いろいろ調べていたのですが、互換パーツのお店がありました。
うーん、スイベル(自在)側が 1/2″ NPT-F になっていますね。
大嘘。
反対側の 1/2″ NPT-M が嘘っぽく感じてきましたが、まあ、1/2″ NPT-M でしょう。
ホースの長さですが、24″ でいけるかと思っていたんですが、足りないですね。
既製品だと次の長さは 30″ で長すぎる気がしないでもない。
エルボの方を調べてみました。
やはり JIC ですが、3/4″ との表示です。
ただまあ、反対側が MPT と書いてあったりするので、結構ミスが多いですね。
そもそも JIC の場合、サイズはダッシュコードで表示するんで、本来は 3/4″ と書いたりしませんし。
ここまで分かったことをまとめると、30″ の両端が 1/2″ NPT-M のホースを用意して、コントロールバルブ側のエルボを 1/2″ NPT-M x 1/2″ NPT-F swivel 90° に交換する、というところでしょう。
これで次からは安価な既製品のホースが使えます。
ただ不思議でならないのは、なんでそんなアホな設計にしたのか、ってことなんですよね。
ホース自体は多分在庫があるんですが、肝心のエルボを探しているんですが、見当たりません。
1 台、共食い整備用に組み立てないで補修用に部品を販売している PCLS2013GC があって、これに今回必要になるエルボが 3 つついてきているはずなんです。
お宮倉庫を見てみたんですが、メインフレームは見つかったんですが、エルボはまだ取り付けていなかったので、どこかにあるとは思うんです。
ちなみにですが、純正パーツを国内で買うと、ホース一本 2 万以上するようです。
さらにどうでもいい情報ですが、30″ の両端が 1/2″ NPT-M のホースの値段は $11, エルボの値段は $4 程度で、合計で $15 です。
いろいろ大人の事情があるんでしょうが、$1 が 1,000 円を超えるのは、幾ら何でも高すぎじゃないでしょうか。
何もホースのような消耗品、しかも、今回のホースのように明らかに設計がまずいものをそのままにする、というのはいかがかと思うんです。
VH1724GC も、扱い始めてからそれなりの年数経ってきたので、そろそろ痛むものも出てくるかもしれません。
このモデルは、SAE O-ring なんかもあったりして、ややこしいので、うちで在庫していて、価格も安い、両端が 1/2″ NPT-M のホースで修理できるよう、変換金物を在庫しておいた方がいいように思いました。
このところ、全く薪割り機の引き合いがなく、在庫がある状態なので、この際、調べて、発注の準備をしておきたいと思います。
とりあえず、純正品を航空便で輸入した場合の費用と、互換品を航空便で輸入した場合の費用と、両方の見積もりを取ってみようと思います。
Hearth & Home 暖炉家(だんろや) は米国製薪割り機の修理用のパーツを扱っています。
うち以外で購入された薪割り機の修理についても、パーツの相談(無料)、販売を行っています。
このように分かる範囲でお答えしておりますので、お気軽にお問い合わせください。