薪割り機ですが、意外と大きく重たいので、定置式ならいいんですが、出し入れが面倒なんですよね。
アメリカ製の薪割り機は、基本的に、2″ のヒッチボールで連結して、牽引する前提でデザインされています。
ですが、日本国内では、合法的に牽引することは難しく、また、可能であっても、そのためにナンバーを取って、税金を払うんですか、ということになるわけです。
敷地内の移動に限定すれば、軽トラのアオリに引っ掛けるタイプの牽引具が売られていますが、あれをいちいち取り付けるのもかったるいし、何か楽で安全な方法はないものかと常々思っているわけです。
特に最近、より大きくて重たい VH1724GC を扱っているので、お客さんに対してのアフターの意味でも、より安全・快適に、薪割り機を使っていただけるように常にソリューションを提案・提供できればと思っています。
以前、ドリー を導入し、これはこれで十分画期的に楽になるのですが、やはり凸凹だったり、坂だったりするところをそれなりの距離を引っ張るとしんどいのです。
ある程度の量の薪を扱う場合、フォークリフトを導入している人は多いですし、薪は趣味でも、フォークリフトは仕事(商売)柄持っているよ、という人は少なくありません。
無論、薪割り機をフォークリフトで持ち上げて運ぶ、というのもできなくはないですし、欧州製のものは、爪をさせるように設計されているものもありますが、米国製のものはそうなっていませんので、固定ができないため、ガタガタと振動して、意外と安定しないのであまり良い方法ではないと思うわけです。
牽引することもできなくはない(ヒッチの形状が異なるので、ダイレクトには無理)と思いますが、これもあまりよろしくない様子。
というわけで、解決はこうです。
メリットは見て分かる通り、高さを合わせるのが簡単ですし、リフトで持ち上げることでジャッキスタンドの操作が不要になる点です。ヒッチボールの位置合わせも、前を向いてやるわけですし、丸見えですからね、これ以上ないほど簡単です。
また、爪の先ですから、真横を向いても、薪割り機とリフトの車体が干渉することはないでしょう。
動画のものはかなり重いトレーラーに使っているので相当しっかりとした作りですが、薪割り機ですから、そこまでは必要ないので、TITAN attachments のもの(うちのボブキャットの Pallet fork attachment のメーカーです)を買ってみました。
もっと安いものもあったんですが、ウッドバッグの吊り作業にも使いたいので、牽引だけではなく、鉛直荷重にも耐えられそうなもので、かつ、2″ のレシーバーになっているものをチョイスしました。
レシーバーですから、そこから先は色々と細工ができるわけです。
ちなみに、$34 ですから、かなり微妙な値段ではあります。
しばらく使ってみて、良さそうなら、販売していきたいと思います。
ただ、普通の人は、レシーバーである必要はないので、ヒッチボール付きの一体型のほうが、吊り作業をしないのなら、安上がりでいいかもしれません。