JØTUL(ヨツール)の新型 F500

今日は、午前中、薪割り機の見学のお客さんがあって、午後から地鎮祭でした。
朝起きた時点お腹が痛くて調子がイマイチだったんですが、地鎮祭は終わりには立っているのも辛いくらい、目眩や吐き気がして、熱中症でしょうか、夜までずっと寝込んでしました。
まあ、無理は効かない年齢になっているということでしょう。
体温調整などもうまくいかないし、これからの夏場の体調管理をしっかりしないとと思いました。

それはそうと表題の件です。
少し前のことなんですが、新しい JØTUL(ヨツール)の F500 を見る機会がありました。

北米では、去年くらいにモデルチェンジして、順次切り替わっていたんですが、価格が恐ろしいほどに値上がりしたんです。
値上がりの理由は JØTUL FUSION TECHNOLOGY, 触媒を搭載した ことによるものです。
ちなみに、触媒は 20 年保証 だそうです。
それで、うちでは在庫を持つのをやめて、希望する方がいらっしゃる時にだけ手配するように変更しまして、今のところ、1 台も引き合いはありません。

これに対して、日本国内の ECO と称する新モデルは、定価は据え置きなんです。
もともと JØTUL は北米では、日本の定価の半額以下が一般小売価格ですから、初めは他所のストーブの値段に合わせて値上げが難しいため、仕入れ価格の何倍もで売るという戦略を維持できなくなっただけかとも思ったんですが、実は違ってました。
小規模な改良を行ったクリーンバーン機だったのです。

よって、北米の F500 V3 と日本の F500 ECO とは、見た目は同じでも、構造は全く別のストーブと言えます。

当たり前ですが、今までクリンバーンだったものをコストをかけて触媒を追加したのは、そうしなければ北米では環境基準をクリアできなかったから、ということではないかと思います。

はてさて、日本に、EPA 2020 に対応しているからと言って、高い触媒付きを選択する人はいるのでしょうか。
自分なら。。。
クリンバーンでも十分に思いますので、いくら 20 年保証と言っても、壊れる可能性の高い触媒機を積極的にチョイスしようという気はあまり起こりません。
ただ、煤の量はかなり減るようなので、煙突の汚れだとか、燃費の改善だとかが、どの程度の差があるのかは、いまだに触媒気を使ったことがないものですから、ちょっと気になってはいます。

それはそうと、F45 も V2 になっていて、EPA 2020 Certificated ですけど、こちらは、Jøtul Turbulator non-catalytic technology とやらで、触媒機ではありません。

Efficiency LHV 76.55% HHV 71%

ということです。

F500 V3 の効率は、

Efficiency LHV 84.7% HHV 78.4%

ということなので、燃費の差はかなりあるようです。