ラッシングベルトの試験

今日は試作したラッシングベルトの試験に 愛媛県産業技術研究所 に行ってきました。

結構年季の入ったアムスラー万能試験機です。
ベルトが滑るかも、ということだったんですが、懸案通り規定の力は加えることができましたが、それ以上は滑ってしまい、リミッターがかかって破断するところまでは試験できませんでした。
久しぶりに使うから、リミッターの解除をメーカーに問い合わせないといけないということで、残りの 2 標本は後日ということになりました。
巻き取り量を増やす等、工夫してみたいと思います。

それはそうと、安全率というか、対荷重の表示について、日本と中国では全く違うのかなと思うんです。
今回の品物は、2 トンと表示されているもので、ベルトに 2 本のマークがあり、それで判別するのです。
で、おそらくですが、その 2 トンってのは、破断強度だと思うんですよね。

国内だと、たとえば、オーエッチのものは安全率は 5 くらいを見ているようです。
なので、破断強度が 2t なら 400kg 用と表示する感じです。
JIS 品だとそういう決まりがあるのかな。。。

一応、ベルトラッシング JIS B 8850:2020 という規格はあるようですが、まあ、値段は見ての通りでして、破断強度で 2t クラスのものは 5,000 円ほどしているわけです。
うちは、それを 1,000 円以下で販売することを目標としています。
NON JIS ながら、きちんと第三者機関で試験をして、品質(強度)を確認した上で、販売を行うという方針でいきたいと思います。
量産時にも、ロットごとにサンプルを抽出して、試験を行うと思います。

薪製造機の油圧ホース修理

今日は 薪製造機 NP2 の見学の予約があったんですが、急病でキャンセルになったので、園で使っている薪製造機 NP1 Prototype の修理をしました。

園に行く前に、愛媛県産業技術研究所 によって、ラッシングベルトの試験の相談をしました。
最近ブログをサボってしまって、こっちでは書いてなかったかもしれませんが、使っているラッシングベルトを追加で買おうと思ったら、すごく値上がりしているので、お店の新規商品として用意しようと思い立って、工場を探して交渉し、試作品が届いていたのです。
試作品の強度を測定し、十分な品質を有することを確認し、量産しようと思っています。

薪製造機の油圧ホースですが、固定の仕方がよろしくなくて、ホースがエンジンの振動で痛んでしまいました。
漏れるようになって気づいたので、アイテックさんにホースを作ってもらって交換しました。
狭いといえば狭いんですが、WP36 に比べると格段に整備がしやすいです。

交換するホースを作るために外した際、一時的に蓋ができるように 3/8″ のプラグとキャップを 2 組購入して、2 万円ちょっとかかりました。
今回のホースは片方が 90° 曲がっているタイプで、これって多分既製品ってないですよね?
両方がストレートの口金のものは MonotaRO で売っているんですが。

差し当たっては重機のアタッチメント用ホースを内製しようと思ってカシメ機やなんかは注文したんですが、90° 曲がっている口金、なんという名前か知らないんですが、注文してません。
製造機をよく見てみると、結構 90° 曲がっている口金を使っているので、次回何か注文する時に一緒に忘れず取り寄せようと思います。

ホース同士が擦れてしまうことについては、左のタイプの部品、名前なんていうかわからないんですが、とりあえず注文しておきました。
アタッチメントの方は、裂けた時に油が飛び散りにくい気がするので、右を選択しておいたんですが。

少しずつ設備も整えていきたいと思います。

ゴムパッドの調査

この間輸入してみたゴムパッドですが、結局送料がかさんだので、国内の価格よりも少し安い程度にしかなりませんでしたが、ある程度まとめると、結構安くできそうだとわかりました。

それで、次にクボタ用を取ってと K さんに頼まれたので、ちょっと調べてみました。
具体的な機種を聞くのを忘れてしまったんですが。。。
実物を見た時の記憶だと、4 — 5t クラスでした。
超小旋回ではなかったので、U40, U55, KX57 のどれか、ってところでしょうか。

千乃蔵 さんでざっとチェックしてみます。

機種 サイズ 枚数
U40 (3, 3S, 5, 6) 400mm幅 4本ボルトタイプ 78
U40-6E 350mm幅 4本ボルトタイプ 78
U55-6 400mm幅 4本ボルトタイプ 78
KX57-6 400mm幅 4本ボルトタイプ 78

ほぼ、400mm幅 4本ボルトタイプが 78 枚のようです。
価格はセットで 78 枚買った場合、114,950 円(税込)となっているので、1 枚あたりの価格は 1473.7 円(税込)ですね。

それで、問題は品質ということになるかと思います。
FBF の A さんにサンプルを送って比較してもらいました。
壁側(写真 1 枚目は左, 2 枚目は上)から、X, Y, Z とすると、

  • X サンプルで取り寄せた物(中国輸入品)
  • Y 千乃蔵 さんから A さんが購入した物
  • Z が中国から輸入し SV100 で使っている安い物

です。
見ての通りですが、Z が一番薄く、次に X、Y の千乃蔵さんのパッドが一番分厚く、全体的に一回り大きな印象ですね。
ただ、横から見たらわかると思いますが、薄いのは裏側なので、表の面が薄いわけではないんです。

結局のところ、Z が薄いのはわかっていたんですが、なぜ Z を注文したのかというと理由があります。
MonotaRO でテスト用に取り寄せたパッドは、X, Y と同じように裏側に小判型の穴(窪み)があるタイプだったんですが、これが取りつきませんでした。
シューをリンクに接続しているボルトの頭の幅が広くて干渉してしまったことが問題点その 1 です。

エンドミルで穴(窪み)を拡大して、その問題を解決したら、次は、グローサーの幅が中央のゴムの溝の幅よりも広く浮いてしまったのです。
それで結局取り付けることができなったため、どちらの問題もない Z をチョイスしたわけです。
ただ、Z は Z で突出している部分というか、窪んでいる部分というか、要するに高低差ですが、これがボルトの頭よりも数ミリ低いので、多少パッドが卯国とはわかっていましたし、実際、面倒臭いからそのまま取り付けて多少浮いている状態です。
蓋を開けてみたら、X が SV100 にはピッタリだったので、サンプルを取り寄せてから、注文すればよかったかなと少し思うところです。

以上の経験から、単にボルトの配置だけではなく、中央の溝(グローサーの幅と高さよりも大きな溝)、リンクのボルトの頭との干渉を避けるための穴(窪み)の位置、大きさ、深さ、これらも吟味する必要があります。

それと T さんのところの ViO55-6A, 林業仕様機も鉄クローラー + ゴムパッドでちょうど新しくしたばかりということでしたが、次は頼むかもと言ってもらっているの、適合を調べてみようと思います。

機種 サイズ 枚数
Vio55-6 400mm幅 4本ボルトタイプ 80

クボタと同じようです。
逆引きしてみると、

【適合機種】■コマツ
PC40-3.5(#6001〜)…(74)
PC40-3.5(〜#6000)…(70)
PC40-6…(74)
PC40-7.7.8…(76)
PC40MR-1…(76)
PC40MR-2…(78)
PC40R-7.8…(76)
PC45-1…(76)
PC45MR-1…(76)
PC45R-8…(76)
PC50FR-1…(76)
PC50MR-2…(78)
PC50UU-1…(74)
PC50UU-2.2E…(76)
PC50UU-3(〜#22300)…(76)
PC50UU-3(#22301〜)…(78)
PC55MR-3…(78)
PC58SF-1…(76)
PC58UU-3(〜#22300)…(76)
PC58UU-3(#22301〜)…(78)
PC58UU-5…(78)

■クボタ
K040.K040H…(76)
K045.K045H…(76)
KH040.045.055…(76)
KH130…(74)
KX040.045.046…(76)
KX57-6…(78)
RX502.503.505.510…(78)
U40.-3.3S.5.6…(78)
U45…(76)
U45-3…(78)
U50-3.3S.5.5S…(78)
U55-6…(78)

■日立
EX40-1.2…(76)
EX40U…(76)
EX40U-2…(78)
EX45-1.2…(76)
EX50U…(76)
EX50UR…(76)
EX55UR-1.2.3…(76)
EX58MU…(78)
HX99B.-2…(76)
UH02…(80)
ZX40U(〜#7000)…(76)
ZX40U(#7001〜)…(78)
ZX40U-2.3.5A…(78)
ZX48U-3…(78)
ZX50U(〜#7000)…(76)
ZX50U(#7001〜)…(78)
ZX50U-2.3.5A…(78)
ZX50UA…(78)
ZX52U-3…(78)
ZX55UR…(76)
ZX55UR-2.3…(78)

■住友
SH40JX…(76)
SH40UJ-2…(76)
SH45J…(76)
SH45UJ…(76)
SH55J-2…(78)
SH55U-2…(76)
SH55UJ.-2…(78)
SH55US…(76)
SH60U-2…(82)
SH65U-2…(82)
SH65US…(82)

■コベルコ
SK042-1…(76)
SK045-1.2…(76)
SK40SR-1.2.3…(72)
SK40SR-5…(76)
SK45SR-1.2…(76)
SK50SR-3.5…(76)
SK50UR-1.2.3.5.6…(76)

■三菱/CAT
050SR…(78)
304CCR…(80)
304CSR…(80)
304CR…(76)
305.5CR…(80)
305.5DCR…(80)
305CCR…(80)
305CSR…(80)
305CR…(76)
305DCR…(80)
305SR…(76)
MM40CR…(76)
MM40T…(76)
MM45.MM45B.MM45T…(76)
MM55SR.-2…(76)
MM57SR…(76)
MX45.MX45D…(74)
MX55…(76)

■ヤンマー
B50-1.2.2A…(74)
B5-2…(74)
B6U…(76)

■IHI/石川島
IS40JX…(76)
IS40VX…(78)
IS40VX-…3(76)
IS40VXL…(76)
IS45…(78)
IS45J.-2…(76)
IS45N…(76)
IS45NX.-2…(76)
IS45UJ.-2.3…(76)
IS45VX-3…(78)
IS50…(78)
IS50F-2…(78)
IS50GX.-2.3…(78)
IS50VX…(78)
IS50VZ…(78)
IS50Z…(78)
IS55J.-2…(78)
IS55N…(78)
IS55UJ.-2.3…(78)
IS55UX.-2…(78)
IS55VX-3…(78)

■北越工業/AIRMAN
AX40-1.2…(76)
AX40-5…(78)
AX40U…(76)
AX40U-3.4.5…(78)
AX45-1.2…(76)
AX50…(80)
AX50U…(76)
AX50U-4…(78)
AX50UR-5…(78)
AX58MU…(78)

■古河
FX040.-2…(76)
FX045.-2…(76)
FX052UR…(78)
FX55UR-2…(76)
UX45…(76)

■タケウチ
TB145…(76)
TB153FR…(76)

■アイチ
SR10A…(80)
SR12A…(80)
SR12B…(80)

■加藤
HD50UR…(78)
HD140…(76)
HD140SEV…(76)
HD180.HD180G…(78)
HD205UR…(78)
出典 千乃蔵

という具合にかなりのモデルに適合しますね。

あくまでも個人的なイメージですが、一番普及しているのは 3t クラスだと思うので、そちらもしれべてみると、300mm で 2 本のボルトで止めるようです。
寸法等を 千乃蔵 さんで調べたら、上の図のような感じみたいです。

300mm, 2 本ボルトタイプの適合機種は

【適合機種】
■コマツ
PC15-1.2.3…(80)
PC20-7…(80)
PC20-1.3.5.6…(86)
PC25-1…(86)
PC25R-8…(80)
PC27MR-1.2.3…(80)
PC27R-8…(80)
PC28UU-1.2.3…(80)
PC30-1.3.5.6.7…(86)
PC30FR-2…(86)
PC30MR-1…(86)
PC30MR-2.3…(88)
PC30R-7.8…(86)
PC30UU-2…(86)
PC30UU-3(〜#12900)…(86)
PC30UU-3(#12901〜)…(88)
PC30UU-5…(88)
PC35MR-1…(86)
PC35MR-2.3…(88)
PC35R-8…(86)
PC38UU-2.3(〜#9000)…(86)
PC38UU-3(#9001〜)…(88)
PC38UU-5…(88)

■クボタ
K025…(78)
K027.028.K028H…(82)
K030.-2.3…(82)
K035-3.5…(86)
KH024.026…(74)
KH027…(78)
KH11.14.15…(82)
KH50…(74)
KH60…(78)
KH70…(82)
KX024.026…(74)
KX027…(78)
KX030…(82)
RX302.303.305.306…(86)
RX401.403.405.406…(86)
U25.-3.3S.U25H…(82)
U30.3.3S.5.U30H…(86)
U30-6.U35.-3.3S.5.U35H…(86)

■日立
EX25-1.2…(78)
EX27U…(80)
EX30-1.2…(84)
EX30U…(84)
EX30UR-1.2…(78)
EX30UR-3.5…(84)
EX33U.EX33MU…(84)
EX35-1…(86)
EX35-2…(84)
EX35U…(88)
EX40UR-1.2…(86)
EX40UR-3…(88)
UH006…(74)
ZX27U.-2.3…(80)
ZX29U-3…(80)
ZX30U(#7001〜)…(88)
ZX30U(〜#7000)…(84)
ZX30U-2.3.5A…(88)
ZX30UR…(84)
ZX30UR-2.3…(88)
ZX33U-3…(88)
ZX35U.-2.3.5A…(88)
ZX38U-3…(88)
ZX40UR.-2.2D.3…(88)

■住友
S90FX3…(82)
SH28J…(76)
SH30J…(82)
SH30JX…(86)
SH30UJ.-2.3…(82)
SH32J…(82)
SH35J…(86)
SH35JX.-2…(92)
SH38UJ.-2…(92)
SH40UJ.-2…(82)

■コベルコ
CK30UR…(84)
SK024-1…(78)
SK025-1.2…(78)
SK027-1…(82)
SK030-1.2…(82)
SK25SR-1…(78)
SK30SR-1…(82)
SK30SR-2.3…(84)
SK30SR-5…(90)
SK30SRST-5…(90)
SK30UR-1.2…(82)
SK30UR-3.3E.5…(84)
SK35SR-2.3.5…(90)
SK38UR…(90)

■三菱/CAT
303.5…(86)
303.5CR…(76)
303.5DCR…(92)
303.5ECR…(92)
303.5CCR…(92)
303CCR…(92)
303CSR…(86)
303CR…(86)
303SR…(86)
304CSR…(92)
ME25…(76) 
ME30…(82)
MM20CR…(76)
MM25.MM25T…(80)
MM30.MM30B.MM30T…(82)
MM30CR-1.2.3…(82)
MM30SR-1.2.3…(82)
MM35.MM35B.MM35T…(86)
MM40CR-1.2.3…(86)
MM40SR-1.2.3…(86)
MS030…(86)
MS03M…(86)

■ヤンマー
B27-2A…(86)
B27-2B…(86)
B3Σ(B3-3.3A.5.6A)…(86)
B37-2B…(86)
B3U…(80)
B4U…(86)
Vio27-2.3.5…(82)
Vio30-1.2.3.5…(86)
Vio30-6…(88)
Vio35-1.2.3.5…(86)
Vio35-6…(88)

■IHI/石川島
IS24JX…(76)
IS25JX…(76)
IS25NX…(80)
IS25VX…(80)
IS27F…(76)
IS27G…(76)
IS27GX…(76)
IS28F…(76)
IS28G…(76)
IS28GX.-2.3…(76)
IS28J…(76)
IS28N…(80)
IS28UX…(82)
IS30F…(82)
IS30G.-2.3…(82)
IS30GX…(82)
IS30GX-1.2.…3(86)
IS30J…(82)
IS30JX…(86)
IS30NX…(86)
IS30UJ.-2…(82)
IS30VX.-3…(86)
IS30VZ…(86)
IS30Z…(82)
IS32J…(86)
IS35F…(82/86)
IS35GX.-2.3…(86)
IS35G.-2.3…(86)
IS35J…(86)
IS35JX…(92)
IS35N…(86)
IS35NX…(92)
IS35UJ…(92)
IS35VX.-3…(92)
IS38UJ.-2…(92)
IS40VZ…(86)
IS40Z…(92)

■北越工業/AIRMAN
AX25-1.2…(78)
AX27U.-3…(80)
AX30-1.2…(84)
AX30U…(84)
AX30U-4.5…(88)
AX30UR-1.2…(78)
AX30UR-3.…5(84)
AX33U…(84)
AX30MU…(84)
AX35-…1(86)
AX35-2…(84)
AX35U.-3.4…(88)
AX40UR-1.2…(86)
AX40UR-3.4.5…(88)

■古河
FX025.-2…(78)
FX027…(78)
FX028-2…(84)
FX030.-1.2…(82)
FX032UR…(86)
FX035.-2…(86)
FX042UR…(86)
FX33MU…(84)
FX33UR…(86)
UX30…(86)
UX35…(86)

■タケウチ
TB025…(78)
TB030…(82)
TB035…(86)
TB125…(78)
TB250…(76)
TB28FR…(82)
出典 千乃蔵

のようです。

前回の輸入では、品物が 142,800 円、元払い運賃が 59,325 円、着払い運賃が 28,355 円、総額 230,480 円でした。
消費税が 10% なので、厳密には非課税のものとかあるんですが、総額を 253,528 円とすると、商品そのものについては 56.3% ということになります。
1473.7 円の 56.3% は 830 円です。
流通や決済にかかる費用は経験則として 30% なので、581 円以下で仕入れないと赤字になることを意味します。
今の為替レートだと、$1 は 170 円程度なので、$3.4 ということになりますね。
これで 千乃蔵 さんと、同じ価格にできる、けど、うちの利益が全くない状態ですし、パッド自体は $4 — $5 程度はするので、やはりある程度の量を仕入れて、輸送費を圧縮することが必要かなと思います。
通関については自分でやっているし、そういう作業の手間や経費は無視していますが、パッドに関しては、やはり一度にせめて 10 セットくらいは輸入しないと難しいかもしれません。

あと、300mm, 3t クラス用に関しては、国内の価格がかなり安くて、ViO30-2 の場合、86 枚セット 59,620 円(税込)です。
1 枚あたり 693 円(税込)、ある程度のマージンは必要なので 6 割程度で仕入れなければなりませんが、415.8 円(税込)、ということになります。
これ、$2.5 くらいってことになるので、かなり厳しい数字かなと思います。
300mm に関してはやめておいた方がいいような気もします。

もう少ししっかりと調べたいと思います。

400mm, 450mm に関しては輸入する予定なので、興味がある方がいらっしゃったら、お問い合わせ ください。
可能な限りお安くします。

メッシュパレットの輸入代行案件が完了

今日はちょっとした野暮用ばかり片付けました。

朝一、メッシュパレットの輸入代行案件の運賃等の振込をして、事故品の対応を話し合いました。

溶接がイマイチだったり、曲がって取り付けてあったり、微妙に錆びていたり、の事故品がありました。
まあ、使えないわけではないんだろうけど、日本人の感覚からしたら不良品なわけです。
工場側と話して、$100 を次回の注文時に値引きしてもらうことで落ち着きました。
お客さんには、うちが建て替えて 20,000 円返金しようと思います。

それで、今回の案件の決算です。
青森県にコンテナで 152 枚納品でしたが、総額 2,256,310 円となりました。
よって、1 枚あたり 14,844 円という計算です。(税、送料込)
今の円安の状況下だと、15,000 円を切ることができているので、そこそこリーズナブルな金額じゃないでしょうか?
ただ、お客さんがデバン作業を行いましたので、誰でも、というわけにはいかないと思いますが、条件が整えば、コンテナでの納品にも対応いたします。

1 枚から、バラ売りもしています。
48 枚から、配達もしていますので、こちらもよろしくお願いいたします。

ずっと NPα を試したり、チップ作りのためお宮に持って帰っていた ViO30 ですが、園で太すぎるものを小割りしたいということで回送しました。

NPα でカプラ周りから漏れる症状が止まらないので、念のために新しいカプラを持っていったんですが、コーンスプリッタを繋いでみると、全く漏れません。
どうも米国製 x クタイセイケイツール(おそらく MADE IN CHINA)との相性問題かなと思いますが、ひどい時はダダ漏れなので、使い物にならないので、一旦お蔵入りにして、ゴムパッドと一緒に試験的に輸入したカプラに交換して試してみようと思います。

ついでに、チップダンプも回送しておきました。

帰りに運輸局に。
希望ナンバーの申し込みです。
今回は時間の制約があり、絵柄ではなく、普通のにしました。
「ひ」になりました。
プレート代は 2,310 円でした。

さらに西署に車庫証明を取りに行きました。
何度も行きたくないので、地図はその場で手書きしました。
こっちは 2,750 円でした。

15 時を回ってしまいましたが、お昼です。
久しぶりのてんやで、ホタルイカのかき揚げの初夏の海鮮天丼+初夏小鉢、1,180 円にしました。
お昼に 1,180 円も使ってしまいました。
昨日も、でんぷんで散財したのに。。。

てんやですが、なんかこのところ、潰れまくってるんですよね。
東野のお店がまず潰れて、古川も潰れて、行動範囲内だと、三津だけが生き残っている感じ。
東野はレディ薬局で用事がないし、古川はミョンドンヤになったみたいですけど、東温のフードコートで一度食べたけど、二度目はない(韓丼のほうがいい)ので、こっちも用事はないし。

しかし、てんやも 390 円のサンキュー天丼はやめましたの張り紙があって、ミツに行った時は、そのうち、海弁か、ラムーのパクパク、と言う選択になりそうな悪寒がします。

あと、昨日プライマーを使い切ってしまったので、DCM によって、シルバーとクリアと一緒に買っておきました。
もう一仕事できそうで、微妙にできなさそうな時間になってしまったので、少し早めに切り上げ、本日終了です。

今日は、メッシュパレットに入れたチップも運ぼうかと思ったんですが、ダンプに積んであるものを先に運びました。

こんな感じで、トタン板を置いて雨よけしているものの、風が吹いたら飛びそうだし、屋根の下に移動したいのです。
ただ、隙間だらけだから、そのまま積んで走ったら、チップを撒き散らすことになりそうです。

北海道で農業用に大コンや、メッシュパレットを使っていて、内側にネトロンのようなものを貼り付けているのは知っていたので調べてみました。
やはり、ネットを貼り付けていますね。
こういうものを用意してやれば、チップがこぼれ落ちることをかなり軽減できそうです。

あと、回転フォークに対応していないメッシュパレットを対応させるアタッチメントも作っているようです。
まあ、うちには回転フォークもないので、別のアタッチメントを開発する必要があるんですけど。

コンテナリフターというようですが、このような装置を北海道の農家では使っているようです。
随分と大掛かりですが、それだけ大量に作っている、ということなのでしょう。

これは大袈裟すぎるので、いろいろ 5 号と話していたんですが、ドラム缶の反転機(フォークリフトアタッチメント)のメッシュパレット用を作って欲しい、という話になりました。
ドラム缶の反転機はチェンを引っ張って操作するんですが、それもかったるいので、電動にして欲しいそうです。

それで思いついたんですが、ウインチを手で巻くのがかったるくて、ウォーム減速機になっているものを買って、WP36 に取り付けてあるんですが、電動ドリルで操作できるのです。

これらのアイデアを組み合わせると、フォークリフトのアタッチメントとして、比較的簡単に作れそうな気がしてきました。
薪の配達の際に、メッシュパレットから薪を取り出すのに、どのみち反転機は必要になるので、煮詰めてみたいと思います。

ゴムパッドが届きました

書類上の不備があったようで、今日にずれ込みましたが、取り寄せていたゴムパッドが届き、通関に出掛けてきました。
午前中に無事に許可になり、午後イチで引き取りました。

早速取り付けました。

実は SV100 の専用品ではないんです。
0.25 用のもので、ボルトのピッチ等は合わせてあるんですが、溝の形状などに違いがあり、MonotaRO で取り寄せたものは取り付かなかったんです。
念のため、細かく採寸してもらって、どちらも取り付くだろうとは思ったんですが、安い方は、少しボルトの頭が干渉することがわかっていました。
高い方は、当たるかもしれないと思って 1 枚だけ、フィッティングをテストするために取り寄せたんですが、そちらの方がしっくり馴染みました。
まあ、消耗品なんで、遅かれ早かれ交換することになると思うので、次回は高い方にしようと思います。

元々 SV100 用は数が出ないためかものすごく高くて 1 枚 5,720 円もするんですよ。
76 枚使ったので、437,760 円もかかることになります。
今回の輸入にかかった費用を計算したところ、12 万円弱だったので、1/4 くらいの計算です。
少量の輸入だったので、運賃がかなりの割合を占めています。
有名サイトだと、大体 13.5 万円程度(税・送料込)で販売されています。
少し安く買えたようです。

品物的には国内で普通に売られているものと比べると仕上げが雑に感じますけど、消耗品なので、個人的には問題を感じません。
ある程度数をまとめて輸入すると、運賃がかなり抑えられると思うので、有名サイトよりも安く販売できそうです。
しばらくは適合を調べつつ、新しい商品に加えていこうと思います。
重機部品屋さんの名前は有名店にあやかってチゃん乃蔵にしようかなと思います。

そうこういっていたら、早速 K さんからクボタ用の引き合いがありました。
0.25 用について、うちにサンプルがあるので、適合を調べるために貸し出すことができます。
興味がある方は お問合せ ください。

ボブキャットのタイヤなんかも国内で買っているので、これも直輸入した場合の値段を調べてみようと思います。

配達に出発

昨日の焼肉ですが、Y くんが途中で抜けて、少しお肉が残っていたので、二日連続焼肉です。。。

配達ですが、駐車場の車がなくならないとコンテナは出られないのです。
なので、夕方に出発することにして、注文をいただいたメッシュパレットの手配をしました。

Heart & Home 暖炉家(だんろや) では、薪の製造販売をしているのですが、その時に使用しているメッシュパレットも生産・販売しています。

今回は、まとまった枚数で、在庫分を全部という話になったのですが、トラックが全くチャーターできません。
仮にできたとしても、中国の工場から送るよりも高い始末。。。
恐るべし 2024 年問題です。

さらに追い打ちをかけるように円安が猛烈な勢いで進行していいます。
口約束ですが、ご注文をいただいたので、為替による損害を少しでも減らしたくて、契約金を早々に送金しました。
為替レートですが、報道されているレートよりも為替の手数料や保険、送金費用などで、随分と高くなり、今回は 160.89 でした。
確か、手数料は 3.5% だったと思うので、155.45 くらいで決済できたようです。

ちなみに、中国から送った場合の費用ですが、

Shanghai – Hachinohe via Busan
O/F: USD810/20GP (including FAF/LSS)
AFR: USD30/BL
Carrier: KMTC/SINOKOR
Frequency: Mon/Wed/Thu/Sat
T/T: 10days
Valid: 05/11

といったところです。
これに、工場から上海までのピック費用が前回は $600 かかりました。
なので、八戸に届くまでの費用は、810 + 30 + 600 = $1,440 くらいの見込みです。

日本の港でかかる経費が、

CYC: JPY33500/49800 per 20’/40′
DOC: JPY6000/BL
CRC: $50/100 per 20’/40′
DO : JPY5,000 PER BL

33,500 + 6,000 + 5,000 = 44,500 円と、$50 ですね。
ドル円の換算は船会社のレートなのですが、160 円と仮定すると、$1,490 x 160 = 238,400 円で、都合 282,900 円くらいになる感じです。
まあ、どんぶりで言うと 30 万くらいです。

じゃあ、この費用でチャーターできるかというとできませんでした。

これ以外に発生する費用としては、通関の費用、かなり高い確率で検査になると思うので検査費用、あとは、ドレーの費用でしょうか。
ドレーの費用もバカ高くて、

\48,500/2軸シャーシ/朝着前提/待機1時間
待機FREEが1時間、以降\5,000/30分となっております。

税別だと思うんですけど、待機が 1 時間 1 万円だそうで。。。
20ft なので 1 時間もかからず出せるとは思いますが、超過したらとんでもないことになりそうです。

あと、八戸港には大型 X 線検査装置がなく、キオスク端末もないそうです。
キオスクがないなら、紙出せばいいだけだし、個人的には紙を持っていくだけで、ほんの小一時間で 23,800 円ほどの手数料が節約になるので、そうしたほうがいいんじゃないかと思うんですが、過去に自力では無理で、頼った知り合いが乙仲に丸投げというオチがあったので、今回は通関は依頼するケースも想定しておこうと思います。

この部分が 10 — 20 万ぼったくられたとしても、今の為替レートだと、モノ自体が $9,000 程、150 万弱。
国際輸送が 30 万。
なので、うちの手数料と、税金抜きで MAX 200 万というところです。
うちの手数料は、全部うちがやって 20 万+税で 22 万。
今回は個人通関なので、消費税はモノの値段の 60% に消費税(実質 6%)だから、150 万なら 9 万です。
かなりどんぶりですが、235 万には届かないかなと思うところで、1 枚あたり 1.55 万円くらいに抑えられそうです。

ちなみにメッシュパレットですが、W 1,200 x D 1,000 x H 900 (くらい)のものですが、

といったところで、軒並み 2 万円を超えています。

Heart & Home 暖炉家(だんろや)のメッシュパレット は、内容物が薪の前提で強度等を最適化して、必要十分な実用性を確保した上で、軽量化(約 54kg)を達成し、販売価格を大幅に抑えています。
さらに大量注文で、15,000 円から16,000 円程度の価格も可能です。

他店で見積もりを取られた後にお問い合わせください。
圧倒的な安さで薪の生産現場を応援いたします。
円安が進んでいますので、待っても安くなる可能性は皆無に等しいと思います。
生産には一月程度かかかり、輸入にも一月程度かかります。
余裕を持って ご相談 ください。

で、そんなこんなで、配達に出発です。
無事故・無検挙でがんばります。