STIHL の超硬チップ Duro の耐久性は圧倒的と再認識

この前 STIHL の Rapid Duro のチップが吹っ飛んでお陀仏になった、ということは書いたかと思いますが、その後、大して作業もしていなかったんですが、以来、一本 1,000 円ほどのチャイニーズのソーチェンを使っています。

値段でいうと、1/10 ですし、目立てに出しても 1,000 円くらいかかることも珍しくないので、まあ、コストパフォーマンスはなかなかいいといえばいいんですが、一流品でも輸入リールから作ったものも、良心的なショップさんだと 1,500 円くらい、北米でのリテール(ブリスターパック)のものが $18 くらいなので、圧倒的というほどではないんですが、チェンが伸びやすい以外、切れ味がとんでもなく悪いとか、そういうことは一切ないので、率直な感想としては「悪くない」という感じです。

ただ、精度がどうかとか、そういう部分は未知数なので、ある程度使ってくるとバーの磨耗が激しかったり、スプロケットが早く減ったり、という可能性もありますし、で、そういう部分が特殊なので、結果高い、ということもあるわけですから、得かどうか、という部分はある程度結果が出るのに時間がかかる気はします。

今回は、梅雨直前に山から出した原木をダンプで落としたままにしてあったため、砂が付着してしまい、チャイニーズソーチェンはあっという間に切れなくなりました。

写真でも、急速に切り屑がパウダー状に変化していっている様子が見て取れると思います。

Rapid Duro の場合、少々砂がついていようとも、物ともせず、10t 以上玉切りをしても、それなりに切れてくれました。

自分の場合、性格的な問題だと思いますが、イレギュラーな機械のメンテナンスのために作業を停止すると、急にテンションが下がってしまい、その後作業を再開しないことが多いため、こういうソーチェンの急速な摩耗だとか、そういう事象は避けられるだけ避けたい、そうすることでテンポよく作業ができるため、ソーチェンの価格以上に仕事が捗るかな、というのが今回得た感想です。

とはいえ、非常に高額なソーチェンなので、セールのタイミングで、今度は予備も含めて 2 本ほど買っておこうかなと思っています。

ちなみに、U さんにお世話になったダイヤモンドホイールは、お陀仏になったものの研ぎ直しには、研ぐチップ自体がないため、未だ活躍せず、です。
あれ、Duro 以外も研げるんでしょうかね。