美しい瓦屋根の情報を発信されている 未来考房/瓦人 ~gajin~ さんのエントリーです。
自分、実は熨斗瓦が積み上がっているあの姿が、あまり好きではないんです。
というよりも、嫌い。
あと、鬼も嫌い。
ゴテゴテしすぎでしょ。
お宮でも自分が普請するなら、そういう無駄な装飾は極力省きたいですね。
だって、そこにお金をかけるよりも、いまならバリアフリーであるとか、防災であるとか、力を入れるべき別の部分があると思うのですよ。
不易と流行。
変えるべきは変えて、新しい神社建築としてのありようというものも模索して、より良いものを生み出して行く、いま我々が歴史的と思っているものだって、その当時の最新の技術で生み出されていったもので、そもそもの原型は掘立柱の伊勢の神宮のような様式であろうと思いますから、八幡づくりなどは、明らかに後から出てきたものなわけです。
瓦にしたって、古いことは確かで、仏教伝来の時に伝えられということですが、神社・神道はそれ以前からありましたら、当然、往時には瓦なんてなかったわけです。
すっきりしていて、とても個性的ですね。
焼杉とのコントラストもまた美しく映えます。
トレイはこれで葺きたい気もしますが。。。
あ、そうそう、この前一文字軒の話をしたんですが、ちょうど高島屋に行ったとき、線路脇の和食屋さんの店の軒が腰葺きなんで、5 号に説明したんですよ。
いぶし瓦の先が銅板の一文字葺になっています。
あ、どうでもいいことですが、うちは切妻なのですが、妻壁の側のログ壁を守るため下屋を差し掛けてありますが、ここはガルバリウムですが、一文字葺です。
変なところに変なこだわりがありまして。
将来的には、ここもウッドデッキというかバルコニーを作る予定なので、半分は見えなくなるんですが。。。
話を戻して、トイレは普通の桟瓦で葺くとしても、何も考えずに万十軒、とかあまりに芸がないので、一文字軒にしないまでも、役物はある程度お金をかけた方がいいかなと思ったりしています。