プライベートブランドの第 2 段の目玉と勝手に思っている薪製造機ですが、ようやく完成したということは書いた通りなのですが、微妙なタイミングで K さんからの紹介で、問い合わせがありました。
まだ現物が届いていないので、品質等、一切合切未知なので、自信を持ってお薦めすることができないところなんです。
結構、色々なオプションがあって、self propelled というのですが、クローラ自走式もあるんですよ。
ただこれ、コンベアがつかない状態で、$5,000 もベースマシンでするのです。
要するに、自走部分が半分くらいの値段を占めているわけでして。。。
あと、個人的な事情ですが、販売するとなると、当然アフター問題が出てくるわけで、自走部分が増える分、壊れるリスクも増えるわけです。
商品のバリエーションも増えることになりますし。
これを言っては身もふたもないんですが、一番の理由は、自分が欲しくないってのがあります。
前は欲しかったんですが、かれこれ薪作りをしてきた中で、当初はヤードにリフトがなかったんですが、リフトがあればそれで移動できてしまうので、自走できる必要自体がないのです。
基本的に製造機を使うとなると、原木を大量に供給する必要が出てくるわけですから、リフトなり、グラップルなり、重機で供給することになるわけで、だから自走できる必要性というのはとても低いと思うんです。
その辺が薪割り機との決定的な違いでしょうかね。
太すぎて山から出せない、現場でちょっと割る、そういう使い方が薪割りならあるのかもしれませんから。
ただまあ、自走できて困ることってのは基本的にはないと思いますし、将来に敵にニーズがあれば、コストは別として面白いなと思います。
コストといっても、丸ごとで $5,000 ですし。
そんなこんなで早ければ今月末には届くと思います。
使い物になるのか、ならないのか、今から楽しみです。
注文の受付はやはり現物をしっかりとテストしてからにしたいと思います。
それはそうと、製造の問題が解決すると、今度はまた乾燥の方が問題になるわけでして、乾燥機については壊れるか動くか、という感じなので運的な部分が大きく、もっぱらチップの生産・輸送・保管が問題になるわけです。
結局のところ、チップのコストが高止まりしているので、次はここを改善する必要があるわけですが、この部分の根幹はやはり横持ちのコストだと思っています。
なので、チップ工場から園に直接輸送して、現場で容器を移し替えたりするような不毛なことを避けたいところです。
たぶん、ここだと思いますが、facebook でオガサワラ林業さんが、アームロールでチップを温泉に供給していて、箱をそのまま置いて帰るだけのようなのです。
コンテナ式燃料カートリッジと表現されています。
すぐには無理ですが、今のような馬鹿げた作業をいつまでも繰り返すわけにはいきません。
できることから取り組んでいこうと思います。