モンキータイプのトルクレンチ

今日は神社の祭日でした。
9 月は昔から「正五九月」といって、お参りが多い月ではあるんですが、月末+平日、特に前回 15, 16 日が連休でもあり、お参りはボチボチでした。
却ってボチボチの方が疲れるんですが、その分、ゆっくりとお参りの方と世間話などができました。
やはり話題は、お米ですかね。

さて、表題のモンキータイプのトルクレンチについてです。

実はこの間トレーラヘッドを点検整備に出した際に、車検の際に指摘されて修理をしていたブーツを交換する作業をしてもらって、ホイールの着脱があったんですが、早速ちょっと緩んでいるように思うので、増し締めをしたい訳です。
大型車のホイールナットの締め付けですが、大体 500 — 600Nm で行います。
つまり、1m の長さがある状態で、50 — 60kg の力をかけるということですから、要するに 5 号だと全体重をかけても規定のトルクで締められないということになります。

大抵は倍力装置を使いますけど、うちではトルクマルチプラやー、いわゆるギアレンチを使っています。
倍率は大体 50 — 60 倍なので、10N の力が 500 — 600N に増幅されるようになります。
この辺のことは 昔書いた んですが、その時は持っているトルクレンチでやればいい的な思いつきだったんですけど、写真の通りなんですが、入力側も出力側も 1sq (25.4)、しかもオスなんですよね。
なもんで、モンキータイプのトルクレンチでやった方が楽そう、と思い立った訳です。

あと、もう一点、最近気になっていることがあります。
最近、プライベートブランドの薪割機(薪製造機)、アタッチメント等を開発しているんですが、ホースの口金を東空・古河, JIS B8363, 管用平行めねじオスシート, 1005 に統一しています。
この口金はシート面で圧油を封止する構造のため、きっちり締めないと油が漏れますが、締めすぎると相手側の 1009 口金が損傷します。
なので、トルク管理が必要です。

ホースサイズ 6 9 12 19 25
ガスネジ 1/4 3/8 1/2 3/4 1
6角径 H19 H22 H27 H36 H41
締め付けトルク N・m 25 34 59 — 64 118 — 132 137 — 196

最近は TONE を使っているんですが、トラックのホイールの締め付け管理には、TMWM50:口開き範囲:10~27mm, 10~50N・m が必要ですが、これだと油圧ホースは 1/4″ と 3/8″ しか対応しませんね。
現実問題、圧油のホースはうちで扱うモデルの場合、主に 1/2″ で、それより太いものはリターンホースだったり、サクションホースだったりするので、強く締めすぎなければいいだけの気もするんですが、SV100 もあるんで、そうなると 1″ くらいまでは対応したいところです。
となると、もう一本 TMWM200:口開き範囲:27~48mm, 40~200N・m も必要になります。

かなり高額な工具なので、少しづつ揃えていきたいと思います。