ブレイブ往復タイプの薪割り機 PCLS2013GC の持病というか、長くヘビーに使うユーザさんでよく発生する不具合が作動油タンクからの油漏れです。
写真の個体はかなりひどい状態ですが、エンジンの振動や、ブラケット部をぶつけることにより、タンクをかけているフレーム溶接されたエンジンマウント部分にクラックが生じて、そこから油が漏れてしまうのです。
修理で預かったものですが、ずっと対応できずにいました。
というのも貸した工具が戻ってこなくて、同じものを買うのも憚られるので、戻ってきたらと思っていたんですが、流石にもう戻ってこないだろうと諦めて新しく買ったわけです。
80mm まで開口するのですが、これくらいワイドになると、いちいちウォームギアで開閉するのが面倒くさいので、ワンタッチタイプにしました。
普通のものが 1,739 円で買えるのに対して、2,136 円とちょっとお高いのです。
ワンタッチだからか、それともこの商品自体がそうなのか、バックラッシュが大きい気がします。
結構ガタガタしました。
なんだかんだで、早速オイルストレーナーを取り外して、洗浄しておきました。
このまま溶接してもまた剥がれるだけだと思うので、一枚厚いものを当てる等、補強をしてもらおうと思います。
それとちょっと気になることがあったんですが、オイルを抜く時に、赤いオイルが出てきたんです。
赤い作動油なんて今まで見たことなんだけど、パワステオイルですかね、赤だと。
ATF やパワステオイルもまあ作動油と言えば作動油なんでしょうけど、ちょっと柔らかいような気がしないでもない。
薪割り機に使って、たちまち害があるとも思えないし、ボルボのキャブチルトの油圧システムは、作動油の代わりにパワステオイルが指定されていたりもしますし、実際のところどうなんでしょう。
今度、K 興業さんに聞いてみよう。
カシメ機のマイクロメータの件なんですが、蓋を開けたら写真のような構造で、ノブを回すと反対側のボルトが前後する、プレス操作をすると赤いスイッチの頭が手前にスライドしてきて、ボルトにスイッチが当たってランプが光って知らせる、という極めて原始的な作りでした。
それで、0mm というのは MAX 締めた状態になるわけで、その状態で 0mm にセットしてランプが光るまでボルトをボタン側に進める、つまりネジを緩める作業をしたんですが、抜け落ちてしまったんです。
自分が何か誤解している可能性があるとは思うんですが、とりあえず 10mm と 20mm 長いボルトを買ってみて、20mm は長すぎたので 10mm 長いものを取り付けて調整してみました。
というわけで、早速ホースを作ってみることにしました。
ミキサーのホースですが、違う口金とカプラーで届いて使い物にならないので、R 1/2″ で作り直すことにして、いらないものを切り落としました。
本当は 40V Max の高速カッターが欲しかったのですが、道具ばかり揃えてもと思い、18V のグラインダーをスタンドに取り付けてて使うことにしました。
スタンドは結構ざっくりした作りですが、値段が値段(3,000 円弱)なので、まあこんなものかなと思います。
カシメ機は手動、グラインダーも充電式なので、この組み合わせならどこでも作業できます。
グラインダーは刃が小さいので、太いホースの切断はできないと思うので、いずれはちゃんとしたものを買わないといけなさそうに思います。
ホースの外径は約 22mm, 口金の厚みは 1mm くらいでした。
単純に考えると、仕上がりの外径は 24mm くらいかなと思います。
この場合、使うダイは 23mm, マイクロメーターは +1mm に合わせないといけないんですが。。。
22mm と勘違いして、19mm のダイをセットして、+3mm に合わせてしまいました。
そこまでは加締めることはできなくて、圧力が 30MPa になった時点で十分加締められたと判断しました。
それなりに仕上がっているような。。。
保護スリーブですが、一緒に加締めてみたんですが、いまいちうまくいかずしわになっています。
見た目がよろしくないのですが、どうやればもっと綺麗にできるか、工夫をしてみたいと思います。
ズレて戻ってこないようにクリップで固定するのと、ホースよりも少し短めにカットしたらと思うので、次回以降、試してみようと思います。
早速ボブキャットに繋いで試運転をしてみました。
無負荷での運転ではありますが、漏れることなく無事に動作しました。
ソレノイドについても、バッテリーを持っていって直接繋いでみたんですが、印加するとシリンダ側にバルブが切り替わり、油圧モータの回転・シリンダの伸縮、共に問題はありませんでした。
あとは間に合わなかったボブキャットへの取り付けブラケットを作成し、配線したら完成です。
早めに完成させて、駐車場の舗装作業に取り掛かりたいと思います。
夕方、明日の配達に備えて、コンテナシャーシを改装して、本日終了です。
お宮に戻ったら真っ暗で、日が暮れるのが早くなりました。
ホース修理ですが、現状ではとてもお金をいただける仕事はできないのですが、ちゃんとホースが作れるようになれば、薪割り機のホースを安く修理できるようになると思います。
ホース屋さんでは 1m だと、1 本 10,000 円くらいかかるので、その 1/5 くらいではできると思います。
ホース修理屋「ねこのしっぽ」、修行頑張ります。