クスノキを焚くと…

いよいよ今年も残り僅か。
まだ、年賀状を書いてないのですが、ようやく年賀状自体は買ってきました。

2014-12-29 11.37.08この間、合間を見つけて薪割りをしておいたクスノキですが、神社からとりあえず回収してきました。

夏に割って、みかんカゴに詰めて積んであるものがあるんですが、ちゃんと仕舞ってあるし、ボブキャットを修理しないと動かすのも面倒くさいので、まあ、そっちはそのまま倉庫で乾燥させればいいかなと思っているんですが。

ちなみに、この間もっこで吊ってもって帰ったものもクスノキです。

後 2 本くらい伐らないといけないんですが、年が明けて、新年の大祭が終わったら、ご社殿の周りに足場を組んで、剪定と屋根の点検と合わせて、手入れをしたいと思います。

ところで、クスノキって本当に臭いがきついんですよね。

で、ヘビはクスノキの臭いが好きだそうで、クスノキの薪を炊くとヘビが湧いてくるとか。。。
嘘か本当か、でも、そういわれると、焚くことを躊躇しちゃいますね。
ちょっとググったんですが、そういう話はヒットしませんでした。

【広告】Ultra Black 煙突

かわはら薪ストーブ本舗の川原さんのブログでレポートされているのですが、今回、代行でストーブを 2 台ほど輸入しました。

http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-896.html

ストーブ本体だけではなく、カナダ ICC 社の煙突をセットで輸入し、日本のストーブの定価とほぼ同等の価格で、煙突までの一式を納入させて頂いています。低価格ですが、シングル部分は一切ありません。
厳密にいえば、ストーブ本体の定価は超過しているのですが、為替の影響と、DIY なので、予備の煙突を揃えたためです。

かわはらさんのブログをお読みになられた方はご存知だと思いますが、Hearth Stone の Heritage II (最新モデルです)を導入されたお客様は、普通の二階建てです。ですので、煙突も、平屋のコーナー部分に設置するのとは訳が違い、1F の天井(2F の床)を抜き、2F の天井を抜き、小屋裏を通り、そして、ストレートにチムニー部を通る、という構成になっていています。

通常、国産の断熱材の充填された二重煙突を使う場合、1m あたり 3 万円程度の費用が必要になります。
これに対して、カナダ ICC 社の煙突は、断熱材が充填された Excel 煙突で、1m あたり 1.5 万円、空気断熱の二重煙突 Ultra Black ですと、わずか 1 万円なのです。

なので、場合によっては薪ストーブ本体以上にコストが必要になることも珍しくない、煙突のコストを大きくセーブすることができ、価格と性能とのバランスを高い次元で保つことができます。

2014-12-27 14.38.01Ultra Black 煙突は、写真のように、二重構造になっていますが、断熱材はなく、空気層が設けられています。

ホンマにも、同じような煙突があるのですが、価格は 1m あたり 2 万円になります。
更に、空気断熱の二重煙突と、断熱材の充填された煙突とは、相互に接続できないようですから、この煙突を使う場合、屋外のようにより断熱性能が要求される部位にも、断熱性の高い煙突を使うことができないようですから、価格、構成の自由度の面で ICC 社製の煙突が優れています。

ICC 社の煙突は組み立て、固定にビスを用いる構造であるため、施工性が劣ります。無論、見た目も劣ります。もちろん、性能も劣ります。

しかし、同じストーブなら半額で導入できるわけで、逆にいえば、予算が同じなら、ワンランクもツーランクも上のストーブを導入し、薪割り機を買ってもお釣りが来る、ということもありえるわけです。

2014-12-27 14.41.00Hearth & Home では、ICC 社に準備のない金物類に関して、独自に日本国内で設計・製造しています。

写真は、壁や天井(床)の貫通部分で煙突を固定するための金物の試作品です。
見ての通り、高い精度で仕上げています。

一度試作したのですが、急いで作ったために、設計ミスがあり、今回 2 度めの試作と相成りました。

ガルバリウムのフラッシングも、ああいう品質ですが、価格が非常に安いものなんです。
特にまじまじと見つめるような箇所ではないんで、あんなもんで十分だとは思うんですが。。。

今回の案件については、サイズについて、やりとりに問題があった(こちらで提示した寸法と納められた寸法が違っていたらしい)のですが、一番の問題点は、元々、こちらの意図が伝わっていない(施工方法の提案が正しく理解されていなかった)のが原因ですね。

クレームになっているので、ステンレスで国内で製造し、今回は、それで解決し、今後は、ユーザさんに、価格が安いカナダ製か、サイズを指定したいなら、カナダ製のオーダーか、国内でのオーダーかを、チョイスしてもらおうと考えています。

2014-12-27 14.43.51化粧パネルもステンレスで作成してみました。塗装するとコストがかかるし、同じコストを掛けるなら、ステンレスのほうが、いいかなと思ったもので。

床(天井)の貫通部分を蓋するためのものなんですが、今は、特に換気用の穴などを設けていませんが、2F にストーブの暖気を送れるように、また、その量を調整できるような、そんな化粧パネルも作ってみたいと思っています。

興味がある方は、是非、お問い合わせください、といいたいところですが、ほとんど利益なしの代行のため、ストーブや煙突の見積もりについては、有償とさせて頂いております。
ストーブのリプレイスのような単純な案件以外は、DIY される方も、基本的には、コンサル経由でお願いしておりますので、ご理解をお願いいたします。

クヌギの試し切り

2014-12-27 16.12.53早速、クヌギの試し切りをしてみました。

わかったこととしては、最大処理径が 30cm ということになっているのですが、事実上、25cm 程度まででないと処理速度が大幅に落ちる、ということです。

まず、30cm だと、途中でノコ刃の速度が低下して、一度に切れません。尤も、樹種にもよるんでしょうが、たいていは、半分くらい切って、戻して、ノコ刃の速度が回復して、残りを切り直す、という感じになります。
次に、きっかり 30cm 程度しか切れないので、節や曲りのため膨らんでいる部位があると切れないのです。
そういう状態だと、チェンソーと大差がない、ということになりかねません。

それと、フォークリフトで持ち上げておいて、セットしてみたのですが、かなりこの部分で手間がかかりました。
ここを工夫しないと、チェンソーなら持ち上げる必要がないので、ここの時間のロスも無視できません。

2014-12-27 16.46.02玉切りして、とりあえず、メッシュパレットに片付けたんですが、思ったよりも量がない割には、30 分以上かかっているので、処理速度的には、かなり問題がある結果となりました。

以上のような結果から、30cm に近い太いもの、ではなくて、寧ろ 20cm に近い細いものを処理したほうが速度的には、玉切り部分ではメリットが大きそうです。

ただし、薪割りの速度は、太くても細くても、1 サイクルの時間が固定なので、その部分で生産性が落ちてしまいますね。
30cm に比べて、25cm だと 70%、20cm だと 40% に生産量が落ちます。

Screenshot-2014-12-28-12.40.49原木の供給方法が異なるんですが、ほぼ同じ処理能力の Spaltfix S-320 の能力グラフを見てみると、玉切りの速度よりも、薪割りの速度低下のほうが影響がクリティカルですね。

例えば、33cm の長さで作った場合、30cm だと毎時 16m3程度の生産量なのに、20cm だと、8m3程度と、40% には落ちないものの、ほぼ半分くらいに減ってしまいます。

今回の経験を踏まえると、25cm 程度の原木が玉切りと薪割りのバランスが取れて、最も生産性が上がりそうだ、そのように思いました。

追試の必要がありそうですし、曲がった部分や、節などの瘤になって膨らんだり、又になっている部分の処理についても、納品時に下処理しておいてもらえるのか否か、という部分まで含めて、再打ち合わせの必要がありそうです。

ユニックの補修塗装

2014-12-27 22.33.27タイタンから取り外した剪定用のカゴを取り付けるためのブラケットを取り付けて、プラサフだけ吹いて、ずっと放置していたんですが、この間、お宮を掃除していたら、ふそうの営業さんがやってきて、補修塗装用のスプレー缶をくれたんで、思い立って塗ることにしました。

傷だらけで、ところどころ錆びちゃったりしてるんで、もう一回、プラサフから吹こうかと思ったんですが、よく考えなくてもカゴを取り付けたら元の木阿弥なので、そのまま塗ることにして、まずは、シリコンオフで脱脂しました。

2014-12-27 22.38.04温めもせずにそのまま吹いたら、あたりまえだけど、綺麗に吹けませんでした。

グレーのままよりはマシってことで適当にやったら、垂れるし、でもまあ、誰も気にして見るようなところじゃないから、無問題。

ようやく肩の荷が下りたような、よく考えたら、まだ、3 ヶ月点検にも出さず、1 年経とうとしている今日このごろでした。

もっこが届いたので使ってみた

2014-12-27 15.31.34買ったよ、と書いたもっこが届いたので、早速使ってみました。

伐採したまま境内に放置していたクスノキ、お正月前に片付けたいので、もっこに載せてみます。
鳶でズルズル引っ張ったり転がしたり。ラクチンであります。

もっこのサイズですが、2.5m 角です。思ったより小さい。

シートなので、色々なゴミなんかの積み込みに便利そうですね。
ただ、硬くて尖ったもの、水分などを多く含んで水を切りたいもの、そういうものには、素材的に向かないと思うので、ベルトやワイヤーのタイプがいいと思います。(が、すごく高い)

2014-12-27 15.38.32で、ユニックで吊って積み込んでみたんですが、サイズ的に丁度でした。

これ以上シートのサイズを大きくすると、アオリを痛めそうだし、小さすぎず、大きすぎず、ベストマッチって感じ。スンバラシイ!

製品は思った以上にしっかとした作りで、かなりの回数繰り返して使えそうに感じます。

2 点吊りでも便利ですが、ユニックだけで使う場合、4 点吊りのほうが使いやすいかもしれません。

後、1 枚しかないと、積み込んだ後、シートをどうにかしないといけないわけですが、ユニックがついていても、荷台自体は、ただの平ボデーなので、もっこから荷物を下ろすのは得策じゃないと思うわけで、上手に積んだら、シートもう 1 枚分は載せられそうだから、複数持っておいたほうがよさ気。

まだ荷降ろしをしてないんだけど、うちのフォークは小型で爪が短すぎるので、もっことの相性はあまり良さそうにはないです。
ボブキャットのパンクを修理して使えるようになったら、フォークアタッチメントでの使い心地なども見てみようと思います。

いくらで売るのか、それが問題

原木の供給の目処も立ったわけだし、Balfor の丸鋸も届いて、生産性を上げることもできそうなんですが、ここに来て最大の問題は、いくらで売るのか、ということなんですよね。

実は、今年の春先(去年の今頃伐採したもの)に薪割りをしたものを、少し売ってみたのですが、結論からいえば、全く売れませんでした。

2014-04-04 15.40.16

写真のように、みかんカゴに丁度のサイズで作っているのですが、これを 500 円(税込)で売ってみました。
だいたい 30cm ですね。

乾燥後の中身が 10kg しか入っていないとしても、1kg あたり 50 円です。
実際には、未乾燥だと、20kg 以上、30kg 近く入っているんですけどね。

ちなみに、愛媛の場合、内子町森林組合が未乾燥の状態で販売していますが、1kg 33 円です。(税は不明)

値段的には特に問題があるとは思わないし、まあ、しいたけのホダ木にならない部分で作ってあるので、樹皮に傷があったり、矩が出てなかったり、節があったり、場合によっては、虫が食っている部位があったりもするんですが。

薪屋さんのページを見ていると、1kg 50円とか、60 円とかで、送料も別でも、売り切れゴメン状態のようです。

これをいうと身も蓋もないんですけど、乾燥しているかどうか、っていうことはかなりどうでもいいことのように思うわけで、少なくとも放置しておけば乾く、けど、木は放置しておいても、薪棚に生えてこないし、切られて割られた状態になることもない。
どうして、放置しておけばよいだけのことに、お金を払うのか、とんと理解できないのです。
明らかに未乾燥を安く買ったほうが得と思うんですが。。。

ということで、何が悪いのかはわかりませんけど、500 円(税込)では売れなかったので、500 円(税込・カゴ込)で売ってみようと思います。
カゴ付きだから、そのまま積んでおけば、それで乾いて、使う時もカゴのまま運ぶことができますし。