ニャンとも困った!

ニャンズの手が真っ黒です。

夕方、コンコン音がしていたので、鳥が入ったかなと思って煙突を外していたのですが、帰るとニャンズが大興奮して大暴れしているので何事かと思うと、スズメを捕まえて食べようとしていました。

スズメさんは ★ になってしまいました。。。

うちのトップは、ICC 社のデラックスレインキャップなんですが、これ、防鳥という視点でみると、かなりダメなトップですね。

また、防水性にもやや難ありで、瀬戸内のような穏やかな気候でも、台風の時等にごく少量ですが雨水の侵入があります。

オプションのウインドシールドを取り付けようと思っていて、その時に、防鳥対策をしようと先送りにしていたのですが、前倒ししないといけなさそうです。

実は、取り付けるときに、これじゃダメだろう、ということでステンレスの亀甲網を巻いてあったのですが、乾燥の甘い桧を焚いたら一発で詰まったので、その時に取り外し、以来放置プレイでした。

煙突を掃除したのが良くなかったんだと思います。

でもまあ、根本的に、鳥が入るようなトップがよくないといえばそうなんですが。

DIYer としては、ここは一つ、鳥が入らず、掃除のし易い、ステンレスカバーを作成してみたいと思います。

暑くてだれています。。。

今日は午前中は、新築の家の清祓式でした。

この時点ですでにヘロヘロ。
というのも、神主の格好って、夏でも冬でも基本的に同じなものでして、夏は暑くて、冬は寒いんです。

というわけで、昼ごはんも食べずにぐったり、と言いたいところですが、ニャンズのお世話はしないといけません。

最低限度のお世話をして、ニャンズと一緒にお昼寝。
くっついてきて、暑い、暑い。
オマケに 1 ニャンは、耳たぶを噛む癖が出てきて、寝ていると噛まれます。

そんなこんなで小一時間で目が覚めて、また、ニャンズのトイレ掃除をして、明日は燃えるゴミの日なので、トイレのゴミを捨てに行き、雑貨の出荷をしました。

そうこうしているうちに、大分日が傾いて過ごしやすくなってきたので、重い腰を上げて、薪割りスタートです。

ボブキャットを回送したんですが、適当に積んたら、鳥居との隙間が 1cm あるかないか、際どいところでした。
もともとそんなにギリギリには積んでないですが、ボブキャットの機械式ブレーキは、多少遊びがあるので、傾斜によって前後に 10cm 程度動くのです。
ちゃんと固縛すればいいんですが、横着しすぎたようです。

結局、ウッドバッグ一つ作って、ガス欠+チェンソークズが溜まりすぎて油圧が掛からないように安全装置が作動したので、小一時間で終了です。

チェンソークズを掃除しないかぎり、油圧がかからないので、薪割りができないのです。
チェンソークズの掃除をすればいいんですけど、全くやる気が出ません。

空調服で多少は楽なのですが、これまた横着をして、アンダーウェアを速乾性の長袖に着替えずに来たもので、袖の部分が汗で張り付いてしまいまして、嫌になってしまったわけです。
空調服は要洗濯であります。

まあ、たまにはそういう日があってもいいですよね?

明日は、朝一で、牽引の練習です。
ぼちぼちがんばります。

作動油管理の大切さを再認識

薪ミーティングで薪割り機の故障対策などが話題になりました。
その中で、作動油の管理、特に油温の管理が肝要である、という結論になったのですが、作動油管理全般についてまとめておきたいと思います。

まず、作動油とはなんぞや、というと、油圧式薪割り機は、作動油と呼ばれる流体を用い、これを油圧ポンプで昇圧して、油圧シリンダを伸縮させて薪を割ります。油圧ポンプを起動する動力源として、エンジンであったり、電気モータであったりを使うわけです。

作動油は、一般的には、ISO VG 32 か 48 が使われますが、たまにコマツのようにエンジンオイルを使うこともあります。
32 とか、48 というのは硬さで、数字が小さいほど柔らかくなりますが、外気温度が -15 — +15℃ の範囲にあるときは、32 番、-10 — +25℃ の範囲にあるときには 48 番というように理想は外気温度に合わせて選択する必要があります。

現実的には、夏と冬でオイルを交換することはまれでしょうから、メーカ推奨のものを入れておく、ということになるわけですが、柔らかいものほど最高使用温度が低くなりますので、夏場も作業をする場合は、48 番を使うほうがいいかもしれない、と個人的に思うところです。

ただ、じゃあ、48 番だから、70℃ でも大丈夫か、というと油圧ホースであるとか、シールであるとかそちらに影響があるので、作動油の限界の温度まで運転できないので、通常運転時にオイルの硬さが最適になるものをチョイスするということになるかと思います。

オイルの温度上昇というのは、外気温の影響を強く受けるのは言うまでもありませんが、意外と見落としがちなのがオイル自体の量です。

例えば、Brave の 往復式薪割り機 PCLS2013GC ですと、GC160、約 5HP のエンジンで、概ね 13GPM (50L)くらいの流量になるのですが、作動油の量は 3 ガロン(12L)くらいですので、非常にオイルの量が少ないです。

性能的にはほぼ同じですが、Iron & Ork の往復式薪割り機 BH2W2015GX ですと、作動油の量が 12 ガロン(45L)になります。

まあ、Brave は Consumer 用(一般ユーザ用)ということを明確に謳っていますので、業務で長時間運転するような場合には、オイルの管理を徹底してやらねばなりません。

オイルの量が少なければ、それだけ急速に熱の影響を受けて、油温が上昇しますし、汚れたり劣化したりする速度も早くなると思われます。

オイルの管理としては、

  • 規定の量が入っていること(多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ)
  • 適正な温度で使用すること
  • 不純物・ゴミ等が含まれないこと

が主な注意点になるわけです。

規定の量、という点についていえば、オイルが冷えている時に水平に置き、指定の姿勢を取った時の量ということになります。
まあ、そこまで厳密なものではないですが、多く入れるぎると溢れる原因になります。

適正な温度、これについては、機構の違いを考慮する必要があるという話になったのですが、海外製の場合、そもそも論として想定している運転環境の温度が異なり、日本よりも冷涼地での使用が前提であるため、極力作動油の温度を低く保つ必要がある、ということです。

実際の体験談として、T 屋さんの話ですと、油温の上昇によりポンプのギアが熱膨張し、クリアランスが保てなくなり異音が発生した事故が起こったそうです。

輸入品の場合、正規品であっても、在庫がないこともあるようで、上記のケースでは、修理に 2 ヶ月近くかかったということで、ビジネスで使っている場合、それほどのダウンタイムは受け入れがたいものとなるでしょう。

また、一度目は保証で無料だったそうですが、2 度目の修理は 20 万ほど費用もかかった(待たされたがきっちり取られた)ということですので、ポンプの破損は高額な修理でもあります。

一応、このことは書いておきますが、T 屋さんの薪割り機は乗用車 1 台ほどする、最高級の業務仕様ですので、ポンプも高額です。
Hearth & Home 暖炉家 がおすすめする Brave の 往復式薪割り機 PCLS2013GC の場合、ポンプ自体は、$150 程度(別途送料・代行手数料が必要)です。

そのため、作動油の温度は 35℃ 程度までに保つ、これが極めて重要というアドバイスを頂きました。

自然に放熱するのでは難しいため、扇風機等で冷却を行っているそうです。

Brave の 往復式薪割り機 PCLS2013GC の場合、絶対的な油の量が少ないため、もし、冷却が間に合わないようであれば、作動油のタンクを別に増設するなりの工夫が必要になるかもしれません。
タンク自体は、簡単に作成できるものですから、使用して、様子を見つつ、対策を考えたので良いかと思います。

最後の不純物ですが、これはフィルタの追加でかなり防ぐことができます。

Brave の 往復式薪割り機 PCLS2013GC の場合、デフォルトではフィルタが用意されていません。そのため、Hearth & Home 暖炉家 では、フィルタキット を用意しています。

お店もフィルタ部品を取り扱っていますが、3/4″ ホース用金物を使うことで、戻りホースの間にサンドイッチするだけでフィルタを追加できます。
きちんとしたブランドのフィルタです。(ZINGA 社製)

ヘッドにはフィルタが付属しませんので、ヘッド 1 点、フィルタ 1 点、ホース用金物 2 点が最低構成です。
一般的なサイズの薪割り機にジャストフィットします。

上記フィルタは、リターンライン(戻り側)専用のため、サクションライン(吸入側)に取り付けることはできません。

部品構成がわからない場合は、お問い合わせください。

Brave の 往復式薪割り機 PCLS2013GC 用のキットは受注発注となっております。
また、手元にフィルタを取り付ける形となりますが、ホースにサンドイッチする場合は、汎用品で対応できます。
手元にある場合、フィルタ表面の温度を手で触り、油温の確認が容易ですし、割った薪が落ちて当たる、ということもない位置のため、都合が良い場所かなと思っています。